CD 輸入盤

ヴェーゼンドンク歌曲集、『ジークフリート』第3幕最終場面 アイリーン・ファーレル、セット・スヴァンホルム、ストコフスキー指揮、ラインスドルフ指揮

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT1415
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アイリーン・ファーレル、ワーグナーを歌う
オペラ・ハウスでは歌わなかったワーグナー歌手、ファーレルの遺産。
ワグネリアンにこそ御一聴頂きたい隠れたワーグナー名盤です。

アイリーン・ファーレル(1920-2002)は、アメリカで活躍したドラマティック・ソプラノ。ヴォードヴィル・シンガーの両親の下に生まれ、1942年に行ったデビュー・コンサートがCBSラジオで放送されて注目を集め、戦後の1947年から翌年にかけて行ったアメリカ・ツアーでクラシックの歌手としての評価を決定的にしました。トスカニーニも1952年のベートーヴェン第9の録音に招き、この演奏がトスカニーニ自身「生涯でもっとも満足のゆく第9の録音」と認めるものとなりました。
 ファーレルは劇場での舞台上演よりもコンサートやラジオ放送への出演を好んだといわれます。ワーグナー歌手に相応しい力強い声を持っていたにもかかわらず、またバーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルをはじめ、コンサートでしばしばワーグナーを歌っていたにもかかわらず、ファーレルがワーグナー作品の舞台上演に出演した記録は一つもありません。ファーレル自身は、オペラ・ハウスでワーグナー・ソプラノを歌うことが歌手生命を縮める可能性があることを知っていたようです。
 若き日のファーレルにいち早くワーグナー歌手としての素質を見出したのがストコフスキーで、ラジオ放送でファーレルの声を耳にした彼は、「ヴェーゼンドンク歌曲集を録音するなら彼女しかない!」と閃き、曲を知らなかったファーレルに対して4ヶ月にも及ぶレッスンを行いました。この録音は発売されるや評判となり、この曲の定番としての評価を獲得しました。ファーレルは後に「ヴェーゼンドンク歌曲集」をバーンスタインとステレオで再録音し、これが1962年にグラミー賞を獲得したため、モノラルのストコフスキー盤は埋もれていましたが、ここにようやく復活します。
 ラインスドルフ指揮で録音された「ジークフリート」の最後の場面は、ファーレル演じるブリュンヒルデと当代きってのヘルデンテナーの1人、セット・スヴァンホルムとの愛の二重唱を中心としており、これを聴くにつけ、ファーレルがワーグナーでメトの舞台に立たなかったことがあらためて惜しまれてなりません。(ユニバーサルIMS)

ワーグナー:
・ヴェーゼンドンク歌曲集(全5曲)
 アイリーン・ファーレル(ソプラノ)
 ヒズ・シンフォニー・オーケストラ
 レオポルト・ストコフスキー(指揮)
 録音:1947年12月30日(モノラル)

・『ジークフリート』第3幕より最終場面
 アイリーン・ファーレル(ソプラノ:ブリュンヒルデ)
 セット・スヴァンホルム(テノール:ジークフリート)
 ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団
 エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
 録音:1949年4月9日(モノラル)

収録曲   

  • 01. Wagner: Wesendonck-Lieder: I. Der Engel [03:56]
  • 02. II. Stehe Still [04:24]
  • 03. III. Im Treibhaus [06:39]
  • 04. IV. Schmerzen [03:26]
  • 05. V. Traume [04:58]
  • 06. Siegfried, Act III, scene 3: Introduktion (Orchestra) [2:59]
  • 07. Selige Ode auf sonniger Hoh’ (Siegfried) [05:34]
  • 08. Das ist kein Mann! (Siegfried) [06:58]
  • 09. Heil dir, Sonne! (Brunnhilde / Siegfried) [04:33]
  • 10. O Siegfried! Siegfried! Seliger Held (Brunnhilde / Siegfried) [05:30]
  • 11. Dort seh’ ich Grane (Brunnhilde / Siegfried) [06:57]
  • 12. Ewig war ich, ewig bin ich (Brunnhilde / Siegfried) [10:49]

ユーザーレビュー

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ファーレルという人は初めて聴いたがソプラ...

投稿日:2008/07/27 (日)

ファーレルという人は初めて聴いたがソプラノというには大変骨太で、それでいて表現力の広い歌手という印象を持った。高音も全く無理をせずに出せて、この曲はこれ1枚あれば充分でないかと思うような出来の録音である。モノラルながら録音も非常によくストコフスキーの雰囲気豊かな音楽の世界にどっぷり浸れた。「ジークフリート」のスヴァンホルムはファーレルとはちょっと性格が異なる声という感じで物足りなかった。オーケストラはすばらしい。

フランツ さん | 宮崎県 | 不明

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