CD 輸入盤

ワーグナー・コレクション ショルティ(21CD) 

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
470600
組み枚数
:
22
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

商品説明

ショルティ生誕90周年記念盤。半世紀に及ぶショルティのデッカ録音史に燦然と輝くワーグナー・チクルスは、マイナー作品を除いた「ワーグナー全集」的なもので、すでに《ニーベルングの指環》は、リマスターされて大好評を得ていますが、今回、残りの6作品すべてが一挙にリマスタリングされて登場することとなりました。
 基本は分売で、ジャケット・デザインも一新(マイスタージンガー以外オリジナル・デザインを採用)、価格もフル・プライスとなっていますが、限定発売されるボックスセットには、ボーナスCDも付属し、価格もかなりお得になっていますので。ワーグナーのオペラに関心のある方は、この機会をご利用されることをお薦めします。
 演奏はすべて高水準。録音も優秀で、ウィーン・フィルとシカゴ響をバックに展開される有名歌手たちの饗宴が、贅沢きわまりない耳の歓びを与えてくれます。1337分(22時間17分)収録!

ボーナスCD 《オペラの誕生 〜 トリスタンとイゾルデより》
「トリスタンとイゾルデ」の初出LPに特典としてついたボーナスLPの初CD化(31:56)。リハーサルはもちろん、ピアノ・リハーサルや出演者のディスカッションも含むレア音源。プロデューサー、ジョン・カルショウのナレーション付き

《さまよえるオランダ人》全曲
シカゴ響の筋肉質な響きと作品のキャラがうまく適合しており、オーケストラ・パートの凄味は、この作品の録音中随一と言っても過言ではないでしょう。歌手も水準が高く、クレンペラーの《ヴォータンの告別》でノーブルな歌を聴かせていたノーマン・ベイリーのオランダ人、艶やかな美声が美しいルネ・コロのエリック、当時、ゼンタ役で名を馳せていたジャニス・マーティンの力強いゼンタ、包容力ある声が役柄にふさわしいタルヴェラのダーラントなどどれもみごと。

《タンホイザー》全曲
パリ版による最初の全曲版。コロの凛とした美声によるタンホイザー、濃やかな叙情が聴きもののデルネシュのエリーザベト、ほの暗い声で独特の官能を匂わせるルートヴィヒのヴェーヌスなど歌手はかなりの高水準。
 ウィーン・フィルの美しい響きもいつもながらで、序曲のホルンから見事としか言いようがありません。
 なお、《タンホイザー》では合唱が非常に重大な役割を担いますが、ここでは合唱指揮にバイロイトの重鎮、ヴィルヘルム・ピッツが招かれており、元々すごい国立歌劇場合唱団のパフォーマンスをさらにレベル・アップしているのが嬉しいところ。 最後のコラールなど本当に感動的です。

《ローエングリン》全曲
ショルティのワーグナー・チクルス最後を飾る演奏。白鳥の騎士にふさわしい美声と容姿ながらなぜか異色のキャスティングと言われたドミンゴのローエングリン役は、中音域が多いというワーグナーならではの地味な書法にもよく対応した輝かしい歌が聴きもの。ノーマンのエルザは際立った性格表現の巧みさがさすがで、ランドヴァー&ニムスゲルン・コンビのいかにも邪悪な夫婦役とのコントラストも明確。ゾーティンの威厳ある声による押し出しの良い国王役も優れており、軍令使にフィッシャー=ディースカウが出演しているのにも驚かされます。
 オーケストラのサウンドもショルティが指揮しているだけあって実に見事で、第二幕の壮麗な金管群も圧倒的な迫力。もちろん、弦楽セクションや木管セクションも優れており、第1幕前奏曲の明るく透明な美音には、どなたも魅了されることでしょう。

《トリスタンとイゾルデ》全曲
当時絶頂期にあったビルギット・ニルソンと、人気ヘルデン・テナーだったフリッツ・ウールの共演。
 ウィーン・フィルも若きショルティによって迫力あるサウンドを聴かせており、この作品のオーケストラ・パートとしては異例と言って差し支えない起伏の激しい音楽が今聴くと実に新鮮。42年前のウィーン・フィルの濃厚な音色も個性的で魅力十分です。

《ニュルンベルクのマイスタージンガー》全曲
前回の録音から20年ぶりとなる演奏で、ショルティのワーグナーでは初のライヴ録音となります。ライヴとはいっても演奏会形式なので、声が聴こえなくなったり、足音がどかどか入ったりというようなことは無いので、サウンド面ではまったく問題ありません。
 それよりもここではむしろ実演ならではの高揚感が嬉しいところで、特に終幕の大円団は、人間賛歌ともいうべき肯定精神の発露がダイナミックに表現されて、改めてショルティのすごさが実感されるところ。もちろん、それも歌手陣、オケ、コーラスのバランスよく高水準な技術力が背景にあるからこそ可能だったことですが。

《パルシファル》全曲
芸風に落ち着いた風格が出てきた時代のショルティによる名盤。主役たちに個性豊かな声の持ち主を揃え、花の乙女にまでルチア・ポップやキリ・テ・カナワを起用するという、まさに当時のデッカならではの贅沢な企画です。

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 シカゴ交響楽団
 ゲオルグ・ショルティ(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Der Fliegende Hollaender
  • 02. Wagner, Richard - Ouvertuere
  • 03. Wagner, Richard - Hojohe! Halloho! (erster Akt)
  • 04. Wagner, Richard - Mit Gewitter Und Sturm Aus Ferne
  • 05. Wagner, Richard - Die Frist Ist Um - Wie Oft In Me
  • 06. Wagner, Richard - He! Holla! Steuermann! (erster A
  • 07. Wagner, Richard - Durch Sturm Und Bosen Wind Versc
  • 08. Wagner, Richard - Wie? Hort' Ich Recht? - Suedwind
  • 09. Wagner, Richard - Mit Gewitter Und Sturm Aus Ferne
  • 10. Wagner, Richard - Summ Und Brumm, Du Gutes Raedche
  • 11. Wagner, Richard - Du Boses Kind (zweiter Akt)
  • 12. Wagner, Richard - Johohoe! Traft Ihr Das Schiff Im

ディスク   2

  • 01. Wagner, Richard - Ach! Wo Weilt Sie (zweiter Akt)
  • 02. Wagner, Richard - Senta! Senta! Willst Du Mich Ver
  • 03. Wagner, Richard - Bleib, Senta! Bleib Nur Einen Au
  • 04. Wagner, Richard - Mein Kind, Du Siehst Mich Auf De
  • 05. Wagner, Richard - Mogest Du, Mein Kind, Den Fremde
  • 06. Wagner, Richard - Wie Aus Der Ferne Laengst Vergan
  • 07. Wagner, Richard - Verzeiht! Mein Volk Haelt Drauss
  • 08. Wagner, Richard - Orchesterzwischenspiel (zweiter
  • 09. Wagner, Richard - Steuermann, Lass Die Wacht! (dri
  • 10. Wagner, Richard - Johohohe! Johohohoe! Hoe! Hoe! (
  • 11. Wagner, Richard - Was Musst' Ich Horen? (dritter A
  • 12. Wagner, Richard - Willst Jenes Tags Du Nicht Dich
  • 13. Wagner, Richard - Verloren! Ach, Verloren! (dritte
  • 14. Wagner, Richard - Erfahre Das Geschick, Vor Dem Ic
  • 15. Wagner, Richard - Du Kennst Mich Nicht, Du Ahnst N

すべての収録曲を見る >

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
4
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ショルティのワーグナー、最高です。

投稿日:2008/02/01 (金)

ショルティのワーグナー、最高です。

田吾作 さん | 市川市 | 不明

1
★
★
★
★
★
全てのオペラが最高のチョイスという訳では...

投稿日:2004/08/02 (月)

全てのオペラが最高のチョイスという訳ではないが、録音も含めて全体の平均点は高く、ワーグナーの楽劇入門として買うには良い。セット中、最も優れているのは「タンホイザー」で、ショルティは「リング」の時よりもさらに音を凝集させ、スピーディな演奏をきかせる。そしてなにより、若き日のコロのタンホイザーが空前絶後の名唱を行い、実に感動的だ。

フランキスト さん | アメリカ | 不明

2
★
★
★
★
★
レコード鑑賞を目的とした録音として考えた...

投稿日:2003/01/20 (月)

レコード鑑賞を目的とした録音として考えた場合、ここに取り上げられた録音は、究極の出来ではないかと思う。細部まで、聞き取れるようなテンポの設定。曲と曲との間の取り方。オケとのバランスの割には、随分聞き取りやすい発音。その他、リスニングルームを念頭に置いた。さまざまな気配り。一度目には、ちょっと違和感を覚える人もいるかも知れないが、この録音の真価は、2度、3度と聴いていくうちに明らかになってくる。それは、『指輪』の場合と同じである。

サルゲッチュ さん | 足立区 | 不明

3

ワーグナー(1813-1883)に関連するトピックス

オペラ に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド