現代のヴィルトゥオーゾ、ヴィットリオ・フォルテによるアール・ワイルド編曲集!
19世紀型ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、アール・ワイルド[1915-2010]は過去の作曲家の名曲を数多くピアノ独奏用に編曲し自ら演奏していますが、このアルバムはその編曲作品を改めてヴィットリオ・フォルテが演奏、録音した1枚。ワイルド本人は2010年まで生き95歳の天寿を全う、88歳で録音したCDはグラミー賞を受賞するという充実したピアニスト人生を送りました。
いま改めて彼の編曲作品を若いピアニストによる優秀な録音で聴くと、編曲家、作曲家としてのアール・ワイルドの卓越した一面が見えてきます(因みにワイルドは作曲をエゴン・ペトリに師事しています)。最後に収められているのはヴィットリオ・フォルテ自身のC.P.E.バッハの主題による即興曲。真面目に聴くもよし、良質のムード音楽、BGMとして聴くとしても最良のディスク。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヘンデル/ワイルド編:『調子のよい鍛冶屋』によるアリアと変奏曲
● マルチェッロ/ワイルド編:オーボエ協奏曲ニ短調〜アダージョ
● ラフマニノフ/ワイルド編:歌曲集
夢
ここは素晴らしい場所
ミューズ
春の洪水
悲しまないで
春の悲しみ
まひわの死に寄せて
● チャイコフスキー/ワイルド編:4羽の白鳥の踊り
● チャイコフスキー/ワイルド編:舞踏会で Op.38-3
● ワイルド:ガーシュウィンのポップ・ソングによる7つのヴィルトゥオーゾ・エチュード
● ワイルド:即興曲〜ガーシュウィン『誰かが私を見ている』による主題と3つの変奏
● C.P.E.バッハ/フォルテ編:ソルフェジェット
ヴィットリオ・フォルテ(ピアノ)
録音時期:2020年10月20-25日
録音場所:イタリア、ザ・スフェアーズ、オドラデク・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
日本語オビ・解説付き
ヴィットリオ・フォルテによる、マルチェッロのオーボエ協奏曲やラフマニノフの歌曲、チャイコフスキーの「4羽の白鳥の踊り」など、アール・ワイルドのピアノ編曲作品を収録。ワイルドの卓越した作曲や編曲技巧が光る名盤だ。(CDジャーナル データベースより)