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われらの子ども 米国における機会格差の拡大

Robert D. Putnam

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784422360010
ISBN 10 : 4422360019
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“夢なき社会”を生んだ米国の貧困を、子どもの物語と社会調査で活写した、全米ベストセラー!!

目次 : 第1章 アメリカンドリーム―その神話と現実/ 第2章 家族/ 第3章 育児/ 第4章 学校教育/ 第5章 コミュニティ/ 第6章 何をすべきか

【著者紹介】
ロバート・D・パットナム : 1941年米国ニューヨーク州ロチェスター生まれ。1970年にイェール大学で学位取得。ミシガン大学を経て、現在ハーバード大学教授。この間ハーバード大学ケネディ行政大学院学長、米国政治学会会長等を歴任、またヨハン・スクデ政治学賞や米国人文科学メダルを受賞した

柴内康文 : 1970年千葉市生まれ。1994年東京大学文学部卒、1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。同志社大学社会学部准教授を経て、東京経済大学教授。専門はメディア論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ミカママ

    【原書】公立教育(職場)において貧富の差を目にすることはあれど、正直どこか他人事だと思っていた、これを読むまでは。そうではないんだわ。貧困家庭子弟の可能性の芽を摘むことは、そのままイコールアメリカDGPのロスであり、犯罪率の増加であり、保険料・医療費の負担に繋がる...。アッパーミドルと貧困家庭の子育ての現状(各地域、各階層、各人種)を、数字を使って示されたのもスゴかった。解決策にあまり新鮮味がないのが、残念と言えば残念。子育て中のあなた、開眼・必読の書です。

  • Shintaro

    学歴は遺伝する、と書くと正しくはない。正しくは、親の学歴と子の学歴は正の相関がある。そして相関係数は年々高まっている、が事実。著者は貧しい子どもは幼少から就職まであらゆる段階で機会が奪われていることをケーススタディと社会学的手法で明らかにした。貧困が機会の剥奪に及ぼすパスは様々であり一筋縄ではいかない。家庭、学校、コミュニティそれぞれが崩壊している。アメリカン・ドリームは崩壊しつつある。米国人はこの状況を許すのか。彼らはトランプ政権を選んだ。お手並み拝見である。しかしその姿は数年後の日本の姿なのだ。

  • Koichiro Minematsu

    著者パットナムの子供時代の1950年代にも貧富の差は確かに存在していたが、貧富と機会はある程度切り離されていたので、まだ「アメリカンドリーム」は存在していたが、半世紀以上経過した現在、貧富の差と機会の差の連結性が非常に強くなったと家族・育児・教育・コミュニティのあらゆる面で懸念されると述べる。自分の子どもの未来を考える上で非常に参考になる。

  • きいち

    この分断、そうなのだろう、でも、それにしても、厳しすぎる…数字はあくまで後景に置かれ、個人名(仮名だが)によるライフヒストリーが前面にでているだけに、身につまされ方はハンパない。すでに経済格差は住むところを分け、コミュニティの質も社会関係の豊かさも個々の家庭での育児の質も個人個人の健康もはっきりと異なるものとなってしまった。◇人種の違いではなくなってることは希望。◇日本にはまだ、可能性はある。でもそのためには、自分たちの注力が求められるはず。他責にしたまま消費者のままで居続けるのなら、それこそ自己責任だ。

  • 樋口佳之

    数字から何かを学ぶ者もいるが、ストーリーから学ぶ者はより多い。本書の中心の目的は、「もう半分の人々の暮らし」に敏感な意識あるアメリカ人の数を広げることにあるので、金持ちの子どもと貧しい子どものライフストーリーを最重要のものとして置いた。/直接のテーマでは無いけど、銃が身近にあふれている事が与える破壊力大きい。大きな困難を抱えた家族や学校に銃が普通に存在する。ここは日本では想像出来ない事。

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