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リッチ・ブラッド

ロバート・ベイリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094073355
ISBN 10 : 4094073353
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

米南部リーガル・スリラー名手の新シリーズ

「事故った? GET RICH(リッチに電話を/一攫千金)」
アラバマからフロリダまでのハイウェイに看板を掲げ、交通事故案件を専門とし、いわば他人の不幸で財を成してきた通称「ビルボード弁護士」ジェイソン・リッチ。しかし彼は離婚と父親の死、さらに独善的な姉との関係に悩み、アルコール依存症に陥っていた。3か月間のリハビリを終えて退院した直後、突然疎遠だった姉からの電話が鳴る。姉は夫殺害の容疑で逮捕されており、ジェイソンに弁護を依頼したいという。ジェイソンは刑事事件の経験が無く、地域で疎まれていた姉にとっては不利な裁判となることは確定的で、ジェイソンは葛藤しつつも、父母を失った姪たちのために弁護を引き受ける。アルコールの誘惑と闘いながら姉の無罪を裏付ける証拠を探し続けるが、事件は想像以上に複雑で闇が深くーー
米国南部を舞台に「トム・マクマートリー」シリーズ、「ボーセフィス・ヘインズ」シリーズと、傑作リーガル・スリラーを生み出してきたリーガル・スリラーの名手ロバート・ベイリーが贈る昂奮の新シリーズ第1弾!

【編集担当からのおすすめ情報】
不屈の老弁護士トム・マクマートリー、魂の黒人弁護士ボーセフィス・ヘインズ。これまでアメリカ南部を舞台に、傑作リーガル・スリラーと魅力的な主人公たちを生み出してきた作家ロバート・ベイリー。
彼が新たな主人公に選んだのは、大きな顔写真とチャラいキャッチコピーの看板を広域のハイウェイに掲げ、交通事故訴訟で荒稼ぎしてきたバブリーな弁護士ジェイソン・リッチ。一見これまでのベイリー作品の主人公たちとのギャップを感じるかもしれませんが、本作の冒頭では依存症のリハビリを終え、復職を前に精神的にはかなり落ちていて、いわばマイナス状態からのスタートとなります。そんな彼が、無謀にも未経験の刑事事件に挑まざるを得ない状況に。しかも弁護するのは関係最悪であり、地域の嫌われ者でもある姉で、裁判が圧倒的不利にあることは誰が見ても明らか。
彼は果たして弁護士としてまともに機能するのか?
これまでの作品でも主人公たちに尋常でないプレッシャーをかけ続けて来た著者が、新たな主人公とその裁判をどう描くのか。
ぜひ手に取ってその目で確かめてください。


【著者紹介】
ロバート・ベイリー : 米国アラバマ州出身。アラバマ大ロースクール卒業後、弁護士として活躍し、2014年に『ザ・プロフェッサー』で作家デビュー

吉野弘人 : 英米文学翻訳家。山形大学人文学部経済学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タツ フカガワ

    整形外科医が殺され、まもなく外科医の家に出入りしていた便利屋が外科医の妻ジャナに依頼されて殺したと供述する。ジャナは弟ジェイソンに弁護を依頼するが、証拠も証言もジャナの有罪を示すものだった。そのジェイソンはアルコール依存症でリハビリ施設を退院したばかり。不仲な姉ではあったが、弁護を引き受けたものの、じつは民事専門のジェイソンにとってこれは初めての刑事裁判だった。登場人物のキャラも鮮やかで、最後に一発逆転あり。予想を超えて面白かった。全3部作のようで、次作も楽しみです。

  • stobe1904

    【ロバート・ベイリーの新シリーズ】新しいシリーズは高速道路に派手なビルボードを掲げた交通事故専門の弁護士ジェイソン・リッチが主人公。アルコール依存症を抱えたジェイソンはリハビリ直後、不仲だった姉が夫の殺害教唆で逮捕されてしまい、弁護を受けることになるが…。これまでのシリーズ同様、窮地に陥った主人公が家族や仲間たちと協力しながらトラブルを克服していく熱いストーリー健在。期待に応えてくれるリーガルミステリの新シリーズの誕生がファンとしてうれしい。次作がとても楽しみ。★★★★☆

  • しゃお

    新シリーズは「ビルボード弁護士」が主役。とはいっても刑事弁護どころか法廷にも立った事のない交通事故案件で荒稼ぎしている弁護士という設定が面白いです。そんな主人公ジェイソン・リッチが夫殺しの容疑者となった、疎遠だった姉の弁護を引き受ける事になるというストーリー。アルコール依存症でリハビリ施設を退院したばかりのジェイソンは、どうみても不利な状況で更に脅迫まで受ける中でどう逆転劇を見せるのか。R・ベイリーらしいドキドキするような展開と主人公の再生、そしてビターな物語は一気に読ませます。次作も楽しみです!

  • この作家さんの新シリーズ、三部作の一作目。楽しみました、続編が早く読みたいです。シェアードユニヴァースって単語、訳者さんのあとがきで知りました♪

  • 練りようかん

    新シリーズ1作目。昔から悪魔的存在だった姉に死刑の可能性が。弁護人を頼む際も口さがないやり取りが逆に爽快だ。主人公は民事専門で広告看板が社会的立場をわかりやすく表していい、その設定が後の裁判シーンで勝負感を高めた。口座から引き出した金額が同じなのはなぜ、麻薬王が脅してくるしアリバイもふにゃふにゃ。圧倒的に不利な状況だが、読み進めると医師である義兄の医療過誤事件が判明し、何に巻き込まれたんだ夫よと思うのが面白い。生育家族と生殖家族、そして第3の家族問題へと終わってみれば滑らかな運びだった。次も楽しみに待つ。

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