ロバート・ノージック

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アナーキー・国家・ユートピア 国家の正当性とその限界

ロバート・ノージック

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発行年月
1994年11月

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833221702
ISBN 10 : 4833221705
フォーマット
出版社
発行年月
1994年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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20cm,564,22p

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読書メーターレビュー

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  • ころこ さん

    「大きな物語」に統合することがポスト・モダンに必要なのか。リバタリアンがつくる「リベラル・ユートピア」をポスト・モダンに並列する「小さな物語」だと考えれば、テクノロジーに支えられて実現可能性の高まったリバタリアニズムは、単なる新自由主義とは異なる、新たな命脈として再考できそうです。しかし、本書はそんなに親切な本ではなく、読むのに3ヶ月は掛かってしまいました。その内の2ヶ月半は第1部に費やされ、誰しも一度は思いつく国家成立の起源としての「保護協会」の議論は、今さら著者が何にこだわっているかがつかめず難渋しま

  • CCC さん

    ゲーム理論を使った論の建て方など話の進め方が面白かった。ただ介護、育児、教育、医療、道路、障害者の扱いなどの身近な問題に結びつけようとすると、途端にわからなくなってくる。というかこの理屈の先にある自由に自由がある気がしてこない。ここで書かれている自由は肉体的にも社会的にも自立した大人を想定したもので、しがらみがないのが前提に思える。しかししがらみを持たず生きる人がどれだけいるのだろう。しがらみが負担なら捨てればいいと考えるべきかもしれないが、そうなると要求されるメンタルはニーチェ的超人に近づいてくる。

  • てれまこし さん

    ロールズの『正義論』と本書は米政治理論界隈では双璧の必読書なんだが、「論理」より「世界」に興味がある自分にはどちらもあまり楽しくない読書。そんなものをまた手に取ったのは、アイン・ランドの『アトラス』を読んで自分にもリバタリアン的思考があることに思い至ったから。プロテスタント倫理は社会民主主義にもリバタリアニズムにも傾きうる。これを反省の対象にする必要を感じた。具体的には、社会進歩の回路として創造と模倣の弁証法があって、過度の平等主義国家は創造的な人々を罰し、したがって進歩自体を絞め殺してしまいかねない。

  • roughfractus02 さん

    インターネットに自由を見出し、現実の格差に不満を募らせる人々は、自分の身体と労働は自分のものであると強く主張するリバタリアニズムの立場を採るという。この立場から個人の自由を確保するため、最小国家のビジョンを検討する本書は、福祉社会を実現する大きな国家を批判し(再配分への倫理的疑問)、国家の無化を主張するアナキズムが掲げるユートピアの不可能(一元的価値ではトップダウンになる)を主張する。背理法を行使するこれら思考実験で注目すべきは自己所有、権利とともに、危害を加える者と安全を謳う者が同一であるという主張だ。

  • 朝ですよね さん

    本書は道徳の検討から始まる。全ての人が人格と権利を尊重されるならば、各人の行為には道徳的な「付随制約」が求められるはずである。この付随制約に従えば暴力等の重大な越境は禁じられる。また、越境に賠償を求めることや、補償を前提とした予防的拘禁も正当化される。これらのことを保護協会に委託することも考えられる。保護協会は権利を独占しないが、手続きの正当性を要求する力があり支配的な組織になる。このような検討を経て、ロック的な自然権しか持たない各人は道徳的な侵害を伴わずとも最小国家を成立させる事ができると論じられる。

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人物・団体紹介

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ロバート・ノージック

1938‐2002年。アメリカの哲学者。コロンビア大学で学士号を、プリンストン大学で博士号を取得。ハーバード大学教授を務めた。『アナーキー・国家・ユートピア』で政治哲学者として注目を集める。その後は、政治哲学を離れ、認識論から価値論にわたる広範な問題について独創的な考察を行う

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