ロット、ハンス(1858-1884)

ロット、ハンス(1858-1884) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

47件
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  • 以前は、レイフ・セーゲルスタム/ノールショピング交...

    投稿日:2010/04/26

    以前は、レイフ・セーゲルスタム/ノールショピング交響楽団の演奏しかなかったが、近年、人口に膾炙してきたことは喜ばしい。演奏は、早めのテンポを採用。2楽章はさすがにちょっと早すぎるかなと思うが、総じて曲の魅力を最大限に引き出している。 ブルックナーとマーラーを合わせたような崇高な音楽はまさに感涙モノ。由貴香織里女史の「天使禁猟区」を読みながらどうぞ。

    こでらんに さん

    4
  • マーラーの交響曲(特に1の第3楽章)とよく似た部...

    投稿日:2018/04/13

    マーラーの交響曲(特に1の第3楽章)とよく似た部分があり、またブラームスの1の第4楽章の主題にも通じる部分があったり、この人の人生の重要な関係者の面影が出てくるのが興味深いです。マーラーはロットを高く評価していることから、むしろロットこそマーラーに影響を与えた側なのかもしれません。ブラームス先生の酷評が人生を変えてしまったのだと言われていますが、長生きしてほしかったですね。結局芸術家は才能も大事ですが、マーラーのような「打たれ強い」精神的タフネスが必要ということかもしれません。

    テリーヌ さん

    3
  • ハンス・ロット氏は、活躍していた頃はマーラーのライ...

    投稿日:2011/11/17

    ハンス・ロット氏は、活躍していた頃はマーラーのライバルだったそうな。 ただこの音楽だけを聴く限りにおいて、マーラー側からすれば、ハンス・ロットなんて個性の薄い、ありきたりな音楽だという評を受けても仕方ないだろう。ただ逆に、ハンス・ロット側からすれば、マーラーの音楽なんかは、一人よがりの空回りにしか聴こえない可能性もある。名曲なんてのは、有名になるという幸運に恵まれるだけで、向上した演奏技術が、ある程度曲の評価を押し上げるものだと思う。ハンス・ロットの音楽が、もし仮にマーラーと同じ回数だけ演奏されていたら、わかり易い分 軽くそして幅広く聴かれていたかもしれない。さてこの演奏だが、この演奏しか知らない私はエラソーな批評は出来ない。ただもう少し色彩感豊かな演奏が現れたら、この曲も価値を増すだろうと思う。ただこの演奏でも充分に満足した私的には、最高の評を付けたい。

    エーテルの風 さん

    3
  • 最初にロットの交響曲を聴いたのはヴァイグレ/ミュン...

    投稿日:2012/11/17

    最初にロットの交響曲を聴いたのはヴァイグレ/ミュンヘン放送管弦楽団のCDであった。詳細な資料がついており、たいへん価値のあるCDだが、音楽はなんとなく一貫性のない、支離滅裂なものに感じられ、正直あまりピンとこなかった。しかし、このP.ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団の演奏を聴いて驚いた。とにかく音楽が最初から最後まで美しく輝いている。(頻用されるトライアングルは音量を抑えて、あまり耳障りにならないよう考慮されている。)この演奏を聴いて、弱冠22歳でこれだけの作品を創り上げたロットが天才であったことが初めて理解できた気がする。完成されてはいないが、ひたすら霊感の赴くままに創り上げられた、極めて純粋無垢で貴重な作品だ。この交響曲がもっと広く演奏されるようになることを望む。

    m326 さん

    2
  • 当方、当曲の大ファンです。入手可能は演奏はできる限...

    投稿日:2012/09/02

    当方、当曲の大ファンです。入手可能は演奏はできる限り手に入れて聞いてきました。一般的にはヴァイグレ、セーゲルスタム盤の二種があれば、他の盤は様々な意味でマイナーなこともあり、まぁ十分だろうなとも高をくくっていました。が、この盤には大いに驚かされました。至るところで全く新しい曲を聴くかのような驚きです。曲の至らない部分、ベタな部分、意気込んでいる部分、そして何より未来を明るい物として期待に充ち満ちた部分、それらがなんの遠慮もなくそのまま赤裸々に発現されています。すごい・・・、やっぱりロットは天才だ・・・。その言葉しか浮かびません。足らないのは確かです。でも足らないところをいくら取り繕ったって、決してこのような世界を提示することはできないのではないでしょうか。また、付録曲ですがこちらも素敵な曲です。若いブルックナーが自信に満ちて小品を書くとこんな感じになるのじゃないかなぁ?(笑) *** P.ヤルヴィは全てのフレーズを確信を持って描いていきます。オケに周知徹底させるのはさぞかし大変だったのではないでしょうか。まぁ、フランクフルト放響は過去にも変わり種を大いに成功させてきた楽団ですから、慣れているのかもしれません。残念ながら父ヤルビィの演奏を耳にしたことが無い当方にとっては、当盤を父ヤルビィの演奏をさらに発展させたものとして思い込むしかございません(笑)。また、今思うとセーゲルスタムは大いに曲を聞きやすく補完していたのだと思わされました。良いおじいちゃんですね^^。ヴァイグレは確かに少々強さに欠ける。しかし日本語解説は未だロット解説の最善のものです。この三枚、どれも素晴らしい物です。

    みたけ さん |40代

    2
  • ネーメ・ヤルヴィ指揮/ベルリン・フィルの放送録音を...

    投稿日:2012/06/11

    ネーメ・ヤルヴィ指揮/ベルリン・フィルの放送録音を、この曲の最善の演奏として愛聴してきたが、ついに息子のパーヴォが決定盤を作ってくれた。 作者22歳の時の事実上の処女作、しかも作曲者はオーケストラで演奏されるのを一度も聴いていないわけだから、オーケストレーションに色々不備があるのは当然。にもかかわらず、作品の独創性もまた明らか。第2楽章末尾の強烈な不協和音は本当に19世紀末の音楽かと思うし、明るいスケルツォの曲調が一瞬にして陰るあたりも何とも魅力的だ。パーヴォの演奏にはオーケストレーションの単調さを可能な限りカバーしようという配慮がうかがえるし、CDではこれまでのベストだったセーゲルスタム指揮のBIS盤よりはテンポを速めにとって、音楽をだれさせないようにしている。

    村井 翔 さん |50代

    2
  • ロットの交響曲からは良く知られた作曲家の作風に似た...

    投稿日:2009/10/10

    ロットの交響曲からは良く知られた作曲家の作風に似たところが多く聴かれます。特にマーラーからの「真似?」と思えるところが散見されるのですが、実はこの曲の作曲年は1878〜80年なのです。マーラーの交響曲第一番は1883〜88年です。マーラーを10年も先取りしているわけです。 マーラーもブラームスもロットを強くライバル視し、自分の未来を映す鏡のようなロットを恐れ、無視したり徹底的に酷評したりし、ついにロットは発狂して自殺。 先に才能を発揮しすぎた天才の悲劇といえるかもしれません。 もし、マーラーとブラームスの「いじめ」にあわなかったら、どんなすごい作品群を残してくれただろうかとか、いろいろ思いを巡らせてしまいますが、そういうことを忘れて「マーラーのほうが後なのですよ」ということだけ頭の片隅に置いて曲を味わうのが健全かもしれません。 録音も新しく演奏も特に第一楽章がのびやかで聴きやすいものに仕上がっています。

    桐嶋屋勝造 さん |40代

    2
  • 再投稿:この曲は、あくまで発展途上の作曲家が書いた...

    投稿日:2007/12/15

    再投稿:この曲は、あくまで発展途上の作曲家が書いた野心作として聴かねばならないと思う。マーラーの真似ではなく、マーラーがロットの楽想からヒントを得ているのである。ワーグナー、ブラームス、ブルックナーの影響も顕著で、風呂敷を拡げすぎて曲想が纏まらないが、それでも、この作品に固有の魅力は十分にある。ブルックナーのように改訂を加えるチャンスがあれば、もっと凝縮された作品に仕上がったはずだから、彼が夭折したのは返す返すも残念である。

    七海耀 さん

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  • 自分は、開口一番第1楽章を聞いてマーラーではなくブ...

    投稿日:2006/05/04

    自分は、開口一番第1楽章を聞いてマーラーではなくブルックナー的と感じました。年代的に言えばブルックナーの交響曲5番直後ぐらいなんでしょうか。確かにブルックナーよりも洗練されたオーケストレーションで、そこがマーラー寄りなのかな?という印象です。しかし、第3、第4楽章は後にマーラーがパクったのか?と思ってしまうくらいマーラー的ですね。まさにハートのど真ん中を射られたような好みの音楽だったので、いい買い物をしたと満足です。

    たーこ さん

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  • CDショップで流れていたのを聴いて、「これ、誰の曲で...

    投稿日:2005/12/18

    CDショップで流れていたのを聴いて、「これ、誰の曲ですか?」と思わず店員さんに尋ねたのを思い出す。ワーグナー最晩年の未発表曲を発見、録音したのかと思った。この終楽章の果てしないコラール。一歩間違えば常軌を逸した駄作、別の見方をすれば新しい可能性を具体化した傑作。私は傑作と見る。ロットはウィーンのカリンニコフか。

    アントン・ミントン さん

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ありがとうございました

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