ロジャー・ホッブズ

人物・団体ページへ

ゴーストマン 時限紙幣 文春文庫

ロジャー・ホッブズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167908225
ISBN 10 : 4167908220
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
448p;16

内容詳細

48時間後に爆発する120万ドルの紙幣。それを見つけ出し、爆発前に回収せよ―犯罪の後始末のプロ、ゴーストマンの孤独な戦い。5年前のクアラルンプールでの銀行襲撃作戦と、カジノの街での時限紙幣追跡をスタイリッシュに描き、世界のミステリ賞を総なめにした傑作!「このミステリーがすごい!」第3位。マルタの鷹協会ファルコン賞受賞。英国推理作家協会スティール・ダガー賞受賞。フィナンシャル・タイムズ紙ベスト・ミステリ。サンデー・タイムズ紙ベスト・スリラー。ガーディアン紙ベスト・クライム・スリラー。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞最終候補。バリー賞最優秀スリラー部門最終候補。

【著者紹介】
ロジャー・ホッブズ : 1988年、ボストン生まれ。大学在学中に執筆された『ゴーストマン 時限紙幣』が評価され、25歳で作家デビュー。2016年11月、28歳で死去

田口俊樹 : 1950(昭和25)年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • chiseiok さん

    うぅ~んむむ…^^;。悪くはないけれど、ちょっと期待過剰だったかなー。新刊時の評判がよかったので、この先きっと…と思いつつ結局最後まで読み切れたけれど、事前情報なしだったら、多分リタイアしたかも。牽引力の弱い若干眠たい展開、荒事シーンがあっても危機感が薄いんですね。ツイストペアケーブルのように過去と現在が交互に語られてゆく構成で、クライマックスでそれぞれのストーリーが鮮やかにしゃきーんと収束するのかなと思いきや、あれ?あそーなのって。作者の早逝は残念。この先があれば化けたかもしれないのですが…。

  • 本木英朗 さん

    「ゴーストマン」とは裏世界での職掌のひとつで、最大の任務は「姿を消すこと」である。語り手の「私」はメーキャップや演技によって、それぞれまったく別個の人格に変貌を遂げるプロだった。そんな彼の過去を知る数少ない人物からの依頼で、「私」は48時間以内にカジノから強奪された120万ドルの紙幣を回収することになる。期限が来るとその紙幣は爆発するのだ……。不思議な読後感。「私」の人物造形に魅力を感じないままの読書だったので、常に距離を置いての物語体験となった。結果として骨太なストーリーは客観的に楽しむことはできたが。

  • ち〜 さん

    一匹狼の銀行強盗の『私』は、何通りもの人間に変身し、自由に姿を消す『ゴーストマン』。5年前のしくじりで借りを作ったマフィアから、強盗に失敗し、120万ドルと共に姿を消した部下の捜索を強要される。期限は48時間。敵対するマフィアからも目をつけられ絶体絶命に陥っても、双方に決して主導権を渡さない『私』。5年前の失敗により、ゴーストマンとしての技をストイックに磨き上げた『私』が時折り見せる人間味が良かった。5年前のエピソードと交互に書かれているので、どのようにゴーストマンが完成されたかが分かる。

  • Small World さん

    「ゴーストマン」というタイトルの響きの軽さに、若干の不安を持ちながら読みはじめましたが、なかなか面白かったです。これはディテールを楽しむタイプの作品で、映画的に場面転換がスピーディーに進むので、どんどん読めました。現在の時間軸と平行して過去の事件が語られますが、次回作ではその続きが読めそうで楽しみです。

  • ネムル さん

    素晴らしい。この魅力は細部の集積と無駄を削ぎ落とした形式こそが一番美しい、というモダニズムの建築様式のようだ。不必要な自分語りをせず、殺人シーンも解剖台での観察のように適格に語り、そして不必要な殺人はせず黙々と仕事をこなす。クライムノベルの理想のようで、とにかくカッコいい。この様式美はフリッツ・ラングを、あるいは多少のご都合主義なんかも勢いでぐいぐい押し進める様はマイケル・マンを思わせもする。また、主人公に人間味をもたらすような破綻はギリギリにまで切り詰められた隠し味として。その完成度の凄みに驚いた。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ロジャー・ホッブズ

1988年、ボストン生まれ。大学在学中に執筆された『ゴーストマン 時限紙幣』が評価され、25歳で作家デビュー。2016年11月、28歳で死去

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品