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レハール(1870-1948)
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総合評価
5.0
投稿日:2010/08/07 (土)
スー・チョン役は韓国の人。ミーは我等が三谷結子さん。笑いを取る二人の宦官役に欧州人を当てているほかは、エキストラもきっちり前半は欧州人、後半は東洋人と使い分けて(ただでさえ舞台がだだっ広いのに)、吊り目と黒髪のドイツ人が東洋人と称したユニテル映画よりは、遥かにこだわった作りである。何だか往年の東宝俳優・小川安三さんに似た容姿で最初なじめなかったスー・チョンにも、なかなかの歌いっぷりで引き込まれていくし、三谷さんは中国服姿が実に可憐だ。ただし、湖上のひょうきんディレクターことバウエルンファイント(メルビッシュはもう何回目だろう)は、やっぱりリアリティを壊してみずにはいられない。クライマックスの血涙を絞るような場面で、バックの中国兵がなぜかみな兵馬俑ルックで、しかもゆるゆると太極拳を踊りだすのだ。これが、完全にぶち壊しになる一歩手前で見事に決まった。おもしろ悲しいともいうべき味で、殊勲賞ものの演出である。
Naka3 さん | 東京都 | 不明