レイ・ブラッドベリ

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猫のパジャマ 河出文庫

レイ・ブラッドベリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467993
ISBN 10 : 4309467997
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
中村融 ,  
追加情報
:
352p;15

内容詳細

仔猫を拾った見知らぬ男女の極上のラブストーリー(「猫のパジャマ」)、賭けで合衆国を巻き上げられた大統領の最後の大勝負(「酋長万歳」)、素晴らしく知的で優しい異星人との恐怖の邂逅(「趣味の問題」)…。初期の傑作「さなぎ」をはじめ、人生のほろ苦い奇跡に満ちた巨匠による魅惑の二十一篇。絶筆となった自伝的エッセイを特別収録。

【著者紹介】
レイ・ブラッドベリ : 1920‐2012年。イリノイ州生まれ。アメリカ文学を代表する幻想作家。47年、初めての作品集『黒いカーニバル』を発表。50年に刊行した『火星年代記』は世界的な評価を受ける

中村融 : 1960年生まれ。翻訳家・アンソロジスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • えーた さん

    既発表作品と未発表新作を交互に織り交ぜた21篇収録のレイ・ブラッドベリ短編集。本作に関して言えばこの作家特有の幻想・怪奇趣味な作品は控えめで、内容もよく分からないもの、とても面白いものが半々、といった感じでした。「夜明け前」「マフィオーソ…」など、タイムトラベル物はどれもロマンとユーモアがあって良かったし、「さなぎ」「変身」は有色人種問題を孕んだアイロニーと告発のピリッとした佳品。そんな中、表題作よりも私が一番笑って気に入った逸品は人類のファースト・コンタクトを異星人の視点から描いた「趣味の問題」でした。

  • うなぎ さん

    引き続きプチブラッドベリブーム中。この翻訳者の訳が好みだから『万華鏡』も読みたい。表題作の猫のパジャマって題名からしてズルすぎる、こんなん気になるに決まってる。すごく短いけど、可愛い猫ちゃんが登場するほのぼのしたラブストーリーだった。他の短編もバラエティー豊かな内容。トップバッターの『さなぎ』が強烈な読後で、目がカッと見開いた感じ。前の『みずうみ』を読んだ後みたいに、これだけでも読めて良かった。なんかいいわぁ。

  • 阿部義彦 さん

    レイ・ブラッドベリが晩年に出した、未発表の若い頃に書いて忘れて自宅に打ち捨てて置かれた蔵出し作品を含む作品集。かと言っても半分は新作で2003年04年発表のものも有るという贅沢さです。昔に書かれたのに一編だけ読んだような記憶があるのがあったが訳者あとがきで納得。奥様を03年に亡くしても創作は衰えませんでした。心暖まる作品もよいが、私が好きなのは『十月は黄昏の国』のいびつで不気味な作品たち「こびと」や「つぎの番」⟵最高傑作だと思ってます。この本では『エピローグ〜』が良い、GKチェスタトン私も大好き。

  • NAOAMI さん

    凡そ米国の文化に詳しくないし、古き良き時代がどうで今に至るまでこうだとか、よく解らず読んでいるので、たぶんレイ・ブラッドベリの良さはほとんど伝わってこないってことか。しかし描かれた年代を改めて見直すと何でこんな発想に至るのか、それが彼の国の「自由」なのかと思うくらい奇想に満ちている。SFのようなファンタジーのような、それでいて背景にシニカルを感じさせる。強烈な会話の応酬、情景描写の全てが理解できたわけではないが、感じ入ることはできたかなと思う。比較的解り易い表題作、他数点お気に入りを見つけた。それが収穫。

  • ぷら さん

    21篇もの掌編が収まる贅沢な1冊。 SFや怪奇幻想の作家という印象があったのだけれど、不気味な気配が漂う作品がほとんどなくて気楽に読めた。とは言え読後に「この結末はつまり…」と一考したり振り返ったりと、余韻に浸りたくなるのは相変わらず。ブラッドベリの短編集は何冊か読んだけれど、これが一番好きかも。 …しかしこうして既読作品にも思いを馳せると、作品の幅が広い。掌編から長編までジャンルも様々。ひとりの生涯でこれ程とは、なんという作家だと改めて思う。

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レイ・ブラッドベリ

1920年、アメリカのイリノイ州に生まれ、1934年にカリフォルニア州へ移住。少年時代からSFを耽読し、1941年にヘンリー・ハースとの共作「振子」で商業誌デビュー。その後、独特の流麗な文体により“SFの叙情詩人”と呼ばれるまでになる。また1956年にはジョン・ヒューストン監督映画『白鯨』の脚本を担

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