ルビンシテイン、アントン(1829-1894) レビュー一覧
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投稿日:2014/03/29
これは貴重な録音だ。 1974年に録音されたボリス・ハイキン指揮、ルビンシテインの歌劇『悪魔』が初CD化された! 全編魅力的な音楽に溢れている。知られざる傑作だ。 レールモントフの詩『悪魔』をもとにオペラ化した作品。ちなみにレールモントフの詩の日本語訳は岩波文庫から出ている。 メロディアに録音されたロシア&ソヴィエトのオペラが全て再生産、商品化されますように!
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2014/07/26
このような美しいヴァイオリン・ソナタが第一線で活躍するヴァイオリンニストたちのレパートリーに入っていないのが残念でならない。 忘れられていたこれらのヴァイオリン・ソナタがコンサートのプログラムに入ってくるの日を期待したい。 ヴァイオリンという楽器にふさわしい美しく、切ないメロディーに溢れたソナタだ。 ソナタ第1番を聴いていたら、『パリのサロンでショパンがピアノを弾いている。』そんな情景が浮かんできた。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2020/02/06
19世期ロシアで活躍したアントン・ルビンシテインの交響曲第5番とファウストとドミートリー・ドンスコイ序曲を収録したアルバム。 マルコポーロが活動初期に発売したルビンシテイン交響曲全集の1枚。 ルビンシテインは西洋派の作曲家と知られ、1〜4番の交響曲はいずれもドイツ的とも言える重厚な作風であり、無骨な保守的なその曲はロシア5人組やチャイコフスキーのような親しみやすさもなく、とっつきにくさがあった。 一方、このCDに収録された第5番は同じ作曲家とは思えない程、ロシア的な親しみのある旋律に溢れており、西洋派らしく構成が同世代の作曲家より厳格な事もあり、なかなか良い作品だと思います。 (記載はありませんがこの第5番、ロシア的という副題があるとの事) 2つのオーケストラ曲もロシア風味に溢れており、劇的(4番)大洋(2番)と言った有名曲から聴くよりはこちらから入った方がルビンシテイン入門は良いかも知れません。 演奏は、ホリア・アンドレースク指揮、ジョルジュ・エネスコ・フィルハーモニー管弦楽団です。 ブカレストに活動拠点を置くオケで、ここではアンドレースクのタクトの下、共感に満ちた熱い演奏を聴かせてくれます。 録音はデジタルですが初期ナクソスらしく、ちょっと音がイマイチな所があります。 といっても、値段を考えれば許容範囲でしょう。
レインボー さん
投稿日:2018/12/11
個人的にルビンシテインの交響曲や管弦楽曲など規模の大きい作品にあまり興味をひかれなかったが、美しいメロディーを生み出す才能に恵まれていたと感じていた。 このような声楽作品ではルビンシテインの最も良い面が現れているように思う。 『12の歌op.78』ではメゾ・ソプラノとバリトンの二重唄曲になっていて、オペラの場面のようなドラマティックな音楽だ。 ところで、この『歌曲集』第1巻が発売されてからだいぶ時間がたったが、一向に第2巻が発売されない。ルビンシテインの歌曲全集が完成されることを望む。(このシリーズでは選集となっていて全集とは銘打っていないが。)
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2013/12/19
チャイコフスキーの師匠として著名なルビンシテインの代表作の一つがこのCDに収録された交響曲第4番。 劇的という標題の通り、曲想はドラマチックではあるが、正直結構長く、このあたり、あまり演奏されないのもなんとなく分かる。 このCDは、スロヴァキア第2の都市、コシツェのオケ、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団と、ロベルト・スタンコフスキーの指揮で1990年3月25〜30日、コシツェ芸術家の家にて録音された物で、もともとはマルコポーロでルビンシテイン交響曲全集の1つとして録音された物。 演奏はあっさりとしており、繰り返し聴くにはちょっと物足りないが、作品を知るには不足のない演奏になっていると思う。 録音は問題なし。 価格や入手のしやすさを考えれば4つ星レベルと言って良いのではないだろうか。
レインボー さん
投稿日:2007/10/19
チャイコフキーより先人のルビンシテイン。けどチャイコフスキー交響曲4番と似たフレーズが出ていたりしてニヤっとしてしまう。けど面白い点を差し引いてもダルイ。言いたい事はわかるんだが・・。延々と海のモチーフだけでは聞く楽しみも散漫になる。調べたら短縮版も存在しており、それなら聞いてみたい気もする。
オランダ船のリゴレット さん
投稿日:2005/06/21
ルビンシテインのP協奏曲の中で最も長大でピアノヴィルトゥオーソの秀作!当CDの演奏水準も高く、切れがいい澄んだ音質に深みもある一篇。
saca さん
投稿日:2020/02/21
マルコポーロが発売したルビンシテイン交響曲全集の第6弾。 交響曲第6番と管弦楽のためのドンキホーテを収録した物。 オリジナルのマルコポーロ盤は交響曲のみの収録なのだが、今回のナクソスへの移行に際し、別のアルバムよりドンキホーテがカップリングされている。 交響曲は、ギルバート・ヴェルガ指揮、フィルハーモニア・フンガリカの演奏。 ドイツ的な構成と5番で聴かせたようなロシア風味をまぶしたような作品で、19世紀ロシア交響曲の佳作の一つ。 今は懐かしいフィルハーモニア・フンガリカの演奏は、多少荒れた所もあるが、作品を知るには十分な演奏。 ドンキホーテは、ミヒャエル・ハラース指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、こちらはスロヴァキア・フィルらしい弦楽器のサウンドの美しさが特徴の演奏である。 録音は1年遅い交響曲の方が昔のナクソスにあった、自然な音で、スロヴァキア録音の方が優秀とは行かないがホールを意識したような録音でこちらの方がよい。
レインボー さん
投稿日:2017/11/22
ドイツ・オーストリア音楽の伝統を引き継ぐような王道を行く交響曲。 嵐の海を描いたような第2楽章の音楽はとても意欲的だ。 どことなくメンデルスゾーンのような第3楽章がとても美しい。 第6楽章スケルツォからはベートーベンの影響が色濃く感じられる。 ベートーベンの交響曲第6番『田園』を大洋に置き換えたような作品だ。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2016/10/09
ロシア音楽ファンとロマン派の室内楽が好きな方にオススメの1枚。 秋の夜長にもピッタリの1枚。
ユローヂィヴィ さん
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ありがとうございました
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