奇跡の猫ビリー 自閉症の少年に寄り添って

ルイーズ・ブース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801905429
ISBN 10 : 4801905420
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
316p;20

内容詳細

ひとつの物事に病的なまでのこだわりを見せ、日々の約束事が少しでも崩れると際限なく泣きわめき続ける自閉症の少年フレイザー…この先、彼の症状の改善は望めず、普通の学校に通えることはないでしょう―絶望的な宣告を受けた母親でしたが、アニマルセラピーの可能性を感じた彼女は、一匹の猫ビリーをフレイザーに引き合わせます。すると、彼らのふれあいが確実にフレイザーの中に大きな変化をもたらしていき、遂には不可能と言われた普通の学校へも通えるようになったのです。それは、母の決して屈しない希望と、奇跡の出会いの物語。

目次 : フレイザー、猫のビリーと出会う。/ 息子は泣き叫ぶ赤ちゃんだった。/ 息子の育児で鬱になっていたわたし。/ 「普通の学校には行けない」と言われたこと。/ ビリーと遊ぶようになり“こだわりのひも”を捨てる。/ お風呂でのかんしゃくを、ビリーは濡れながら見守る。/ フレイザーが保育園の友だちにビリーのことを話す。/ 立場が逆転、汚れたビリーをお風呂で洗う。/ ビリー、階段上りのコーチをする。/ 四歳になり誕生日を喜ぶ気持ちが出てくる。/ 保育助手が辞めることで心が落ち着かなくなる。/ 新聞にビリーとフレイザーの特集記事が載る。/ ビリーがトイレトレーニングを応援する。/ フレイザーのいたずらもビリーは許してしまう。/ ハロウィーンで楽しく踊るまでに成長する。/ クリスマス、さらに大きな成長を見せる。/ ビリーがわたしの体の変兆を伝えようとする。/ ビリーのことで嫉妬をするフレイザー。/ ついに、普通の小学校に入学する。

【著者紹介】
ルイーズ・ブース : 家族とともにスコットランドにある女王のバルモラル・エステイトで暮らしている。夫のクリスはエステイトの電気技師

羽田詩津子 : 英米文学翻訳家。お茶の水女子大学英文科卒業。猫に関連する訳書が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいろ さん

    フルタイムの母親って言い回しが気に入た。パートタイムの母親もあるのかなー。図書館の返却された本の棚を眺めていたら、表紙の写真に心を奪われてしまった!で借りて正解っ。ビリーとフレイザーの相性と周囲の関わり方が良い感じ。全ての自閉症児が同じ方法で改善するとは思えないけど、フレイザーには彼と相棒の絆で乗り越えられることがたくさん。アニマルセラピーとかで、犬やイルカとの関わりは見知っていたけど猫は意外。マイペースイメージがあるから?

  • クララ さん

    この作品を読んで誤解してほしくないのは、解説にもあったが『他の自閉症児も猫を飼えばよくなる』というわけではないのだ。障害は病気ではないから治らない。あくまで改善なのだ。自閉症のフレイザーも、改善したのは猫だけではなく、回りの人々の関わり方も大きかったに違いない。また、普通の学校に通えるようになったことをゴールのように捉えているかもしれないが、普通がいいわけではない。本人が生活しやすい所で過ごすのがいいと、私は思う。

  • もも さん

    フレイザーと仲良くできる、大切なパートナーとなってくれるビリーという猫が、彼の目の前にいてくれて良かったと思います……!確かに奇跡だな、と。両親にも出来なかったことがたった一匹の猫に出来たなんてすごいです♪写真のフレイザーとビリーが微笑ましくて好き。

  • のりこ さん

    言葉が通じないからこそ分かり合える心があったのかもしれません。愛し愛される関係は自閉症児だけでなく、誰しも求めているものなのでは?

  • mick さん

    猫が人に影響を与える大きさについては身をもって知っているので、その点についての驚きはなかった。自閉症の子供の成長がどのようなものか、母親の気持ちがよく伝わってきた。本筋とは関係ないが、女王の住まいの電気技師家族の生活が垣間見れたのも興味深い。

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