アメリカ死にかけ物語

リン・ディン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309227511
ISBN 10 : 4309227511
フォーマット
出版社
発行年月
2018年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
339p;20

内容詳細

見過ごされた底辺の人々の声を鮮やかに描いた、アメリカ崩壊の記録。それでも俺らが生きてる理由。川上未映子氏特別エッセイ収録。

目次 : シャイアンでキレる―ワイオミング州 2013年4月11日/ 長距離バスの地獄―ミズーリ州 2013年4月16日/ ホームレスだらけのロサンゼルス―カリフォルニア州 2013年4月19日/ オークランドの狂気―カリフォルニア州 2013年4月24日/ サンノゼの輝き―カリフォルニア州 2013年5月11日/ カムデンで夢中歩行―ニュージャージー州 2013年6月27日/ シャットダウンしたチェスター―ペンシルベニア州 2013年8月1日/ トレントンの神様―ニュージャージー州 2013年8月29日/ ノリスタウンで危機一髪―ペンシルベニア州 2013年10月6日/ マーカス・フックで軍隊に敬礼―ペンシルベニア州 2013年12月26日〔ほか〕

【著者紹介】
リン・ディン : 1963年、ベトナム、サイゴン生まれ。詩人、小説家、翻訳家。ベトナム戦争末期の75年、アメリカに居住。各地を転々とした後、フィラデルフィアに定住する。事務員やペンキ職人など様々な職業に就く一方で、詩や小説の執筆、朗読活動に取り組む。2007年、詩集『Borderless Bodies』(未邦訳)でAsian American Literary Award受賞。2018年、計36年住んだアメリカを離れ、ベトナムに戻った

小澤身和子 : 東京大学大学院人文社会系研究科修士号取得、博士課程満期修了(英語英米文学)。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン修士号取得(英文学)。海外のニュース記事を集めた雑誌『クーリエ・ジャポン』(講談社)の編集者を務めた後、日英バイリンガル誌の編集や、取材コーディネーター及び通訳として海外メディアの日本取材に携わる。『アメリカ死にかけ物語』が初の翻訳書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    ベトナム生まれ。1975年12歳でアメリカに逃れ、2018年にベトナムに帰国。詩人。この作品は彼のブログ「Postcards from the end of America」に掲載されたエッセイからの抜粋した翻訳。この訳は、失礼ながら訳題からしてあまり良いと思えず、ブログを見に行ったら、英語は読みやすく写真付きでとても詩的だったので、冒頭の「日本の読者へ」と最後の章の「トーキョードリーミング」以外はブログがおすすめ。写真があると彼のシニカルさが詩的になり、ノスタルジックでとてもいい。リンクはコメントに。

  • 星落秋風五丈原 さん

    文体的には石田衣良さんが書きそうな文章だなぁと。ただ日本では石田さんにこういう題材は依頼しないだろうな。

  • かふ さん

    アメリカの紀行文学というとケルアック『路上』だけれども、これもアメリカの「底辺(トランプを支持した貧困層)」を描いたエッセイだがケルアックが若者のカウンターカルチャーとなったのに対して、すでにカルチャーも死にかけの定年間際の飲んだくれたちの絶望した話が主体。各都市の絵葉書的なブログで紹介した文章なので書籍でまとめて読むよりはブログで読んだほうがいろいろ考えることがあるのかもしれない。実際にブログを見てみるとけっこう写真が刺激的で面白い。文章だけだと面白さも半減するかもしれない。

  • ヨータン さん

    アメリカのいろんな町で出会った底辺階層の人たちについて書いた本。そこには、将来の希望や夢もなく、死んだように生きている人たち。アメリカって、アメリカンドリームを夢見ることができる国ではなかったの?途中で、読むのが辛くなってやめてしまいました。

  • はる さん

    死にかけているすべてのものの生きている部分、あるいは死にかけてはいるがまだ死んではいないその理由を照らす。俺が20代初めの頃、毎日ほぼ一日中同じバーに居座っていた年寄りの男を面白さと同情が入り混じった気持ちで見ていた。俺にはその男は退屈で、負け犬のように思えた。でも歳をとるにつれ、そうした男たちは幸運だったということに気付いた。なぜなら少なくとも、彼らには毎朝よたよたと家を出てバーに来るだけの十分な金と健康があったからだ。俺たちはたわいもないことを言いながら生き続ける。

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