リャトシンスキー、ボリス(1895-1968) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

9件
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  • ウクライナの作曲家、ボリス・リャトシンスキーが書い...

    投稿日:2023/05/25

    ウクライナの作曲家、ボリス・リャトシンスキーが書いた『交響曲第3番』と交響的バラード『グラジーナ』を収録したCDで、キリル・カラビツ指揮、ボーンマス交響楽団の演奏で収録されています。 リャトシンスキーの交響曲は5曲ありますが、その中では3番は人気があり、クチャル盤やムラヴィンスキー盤らの音源がCDになっているほか、CDにはなってないものの、トゥルチャク盤や作曲者の自作自演などもあります。 このカラビツ盤は現在最も新しい音源です。 3番の版については他のレビューアーさんが詳しいので省きます。 このカラビツ盤は、ボーンマス響のサウンドも手伝い、非常に丁寧にスコアを読んだ、バランスの良い演奏されています。 旧ソ連系の爆演タイプでもなかなか面白い演奏になるのではと思いますが、このカラビツの解釈も悪くはありません。 グラジーナの方も同じく丁寧な演奏で、クチャルぐらいしか比較は出来ませんが、こちらは初めて聴いても問題ないでしょう。 CD層でのみの試聴ですが、音はなかなか綺麗に録れています。

    レインボー さん

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  • ウクライナの国民的作曲家、ボリス・リャトシンスキー...

    投稿日:2023/05/09

    ウクライナの国民的作曲家、ボリス・リャトシンスキーは5つの交響曲を書いたが、本CDはその後期の交響曲、『交響曲第4番』とスラヴ風の副題を持つ『交響曲第5番』を収録している。 演奏は、ローランド・バーダー指揮、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。 リャトシンスキーの作品集といえばナクソスにクチャルが残した音源が有名であるが、このCDもほぼ同時期に録音されたもの。 同時期と言ってもこちらの方が新しく、この後録音はされてないと思うので4番、5番とも最新の録音という事になる。 指揮者のバーダーはドイツ出身で、日本にも来日、また大学で教えていた事もあるようだ。 結構録音を残しているのだが、ほとんどがマイナーなレーベルなためイマイチ知名度は低い。 クラクフ・フィルとは1980年代にシェフとなって以来このコンビでの録音が多い。 演奏は4番は、至って平凡な演奏だが、5番はなかなか良く、やはり同じスラヴ圏のオケだけあり、共鳴する部分があるのかもしれない。 1994年録音、音質良好。

    レインボー さん

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  • 交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版...

    投稿日:2022/05/15

    交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版)」とこの「クチャル&ウクライナ響盤(改訂版)」を聴くことができます。カラビッツもクチャルもウクライナゆかりの方。どちらの盤もとても良い音質と演奏力でリャトシンスキーの曲を存分に楽しませてくれます。私はソ連時代の旧メロディアからでていた「トルチャック&ウクライナ響盤(改訂版)」を愛聴していました。今回のクチャル盤はトルチャック盤と同じくリャトシンスキー馴染みのウクライナ国立交響楽団。さすがに節回しなど細かなニュアンス、バランスはお国ものだけにしっかり受け継がれているようです。主に4楽章ですが、検閲後の変更で初版と趣がすっかり変わっています。初めてリャトシンスキーの音楽を楽しむ方にはわかりやすいこちらの改訂版をおすすめいたします。フィナーレまでの流れがわかりやすくストレートに感動することでしょう。そしてウクライナの歴史と現在のロシアのウクライナ侵略とを頭に入れて初版カラビッツ盤を聴くとリャトシンスキーが「戦争を打ち負かし平和になる」と終楽章に込めた意味・曲想が理解できることと思います。「打ち負かす」だけでなく「平和になる」という願いが込められていることに気付かされます。とはいえ改訂版もリャトシンスキーの力量で全く芸術性は落ちていません。両版(盤)ともに多くの方に是非聴いていただきたいものです。

    TIKHON さん

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  • 交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版...

    投稿日:2022/05/15

    交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版)」とこの「クチャル&ウクライナ響盤(改訂版)」を聴くことができます。カラビッツもクチャルもウクライナゆかりの方。どちらの盤もとても良い音質と演奏力でリャトシンスキーの曲を存分に楽しませてくれます。私はソ連時代の旧メロディアからでていた「トルチャック&ウクライナ響盤(改訂版)」を愛聴していました。今回のクチャル盤はトルチャック盤と同じくリャトシンスキー馴染みのウクライナ国立交響楽団。さすがに節回しなど細かなニュアンス、バランスはお国ものだけにしっかり受け継がれているようです。主に4楽章ですが、検閲後の変更で初版と趣がすっかり変わっています。初めてリャトシンスキーの音楽を楽しむ方にはわかりやすいこちらの改訂版をおすすめいたします。フィナーレまでの流れがわかりやすくストレートに感動することでしょう。そしてウクライナの歴史と現在のロシアのウクライナ侵略とを頭に入れて初版カラビッツ盤を聴くとリャトシンスキーが「戦争を打ち負かし平和になる」と終楽章に込めた意味・曲想が理解できることと思います。「打ち負かす」だけでなく「平和になる」という願いが込められていることに気付かされます。とはいえ改訂版もリャトシンスキーの力量で全く芸術性は落ちていません。両版(盤)ともに多くの方に是非聴いていただきたいものです。

    TIKHON さん

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  • 全く知らない作曲家でしたが、大変聴きごたえがありま...

    投稿日:2020/07/24

    全く知らない作曲家でしたが、大変聴きごたえがありました。第2番は3楽章で短めなので、やや印象が薄いですが、第3番は4つの楽章共に充実していて何回でも聞き返しています。第1,4楽章ではコラール風な金管の旋律が延々と繰り返され、宗教的な雰囲気もあります。スコアが入手できれば、ぜひ眺めながら聞きたい曲です。

    yama3 さん |60代

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  • リャトシンスキー3番は旧ソ連圏内の作品で私の一番お...

    投稿日:2019/03/27

    リャトシンスキー3番は旧ソ連圏内の作品で私の一番お気に入り。メロディアのトルチャック盤を愛聴していました。それが1954年改訂版であることを再認識しました。こちらカラビッツ盤はあえて記載していないようですが「初稿」です。初稿終楽章は手の込んだ主題のかぶせ方等興味ひく所が多いのですが、コーダへの流れ込みを意識したような展開ではなく散らかったかんじの構成です。改訂版は流石当局の息がかかったものなので如何にもというくらいストレートに楽しめる言わば大衆路線化した内容です。第一主題と聖歌風主題がかけあって盛り上がっていくところは万人受け間違いなしです。つまるところ予備知識なしで聴く分には改訂版がおすすめです。次はクチャル盤(改訂版のはず)を聴いてみます。 とはいえカラビッツはシェラザードで大好きになった指揮者さん。旧ソ連ちっくに聖歌主題を爆音にせず(爆音の方が好きですが・・)こだわって綺麗に丁寧に仕上げているように思えました。聴きこめば次第に良さがわかってくるきがします。

    TIKHON さん |50代

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  • 20世紀中頃にかけて活躍したボリス・リャトシンスキー...

    投稿日:2015/07/20

    20世紀中頃にかけて活躍したボリス・リャトシンスキーの交響全集の一枚。 録音当時ナクソスに多数の録音を吹き込んだ、テオドレ・クチャル指揮、ウクライナ国立交響楽団のコンビによる演奏。 このCDは5曲あるリャトシンスキーの交響曲のうち、第2、第3の交響曲を収録した物。 演奏はこのコンビの中でも特に良いと言える物。 ちゃんと爆発する所では金管が吼えているし(下品な音にならないのがこのオケらしい)時にはハッとさせる美しい演奏を聴かせたりする。 作曲家への共感に満ち溢れた好演と言えるだろう。 録音も問題なし。

    レインボー さん

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  • ウクライナの作曲家、リャトシンスキーの交響曲第4、...

    投稿日:2011/12/07

    ウクライナの作曲家、リャトシンスキーの交響曲第4、第5番を収録したCDです。 収録曲は両曲とも晩年の作品で、ミャスコフスキーのような渋く晦渋路線の作品です。 スラブ風の副題を持った第5番は聴きやすいほうではないかと思います。 演奏はウクライナ国立交響楽団、指揮者はテオドレ・クチャル。 もうひとつのリャトシンスキーのCDでも名演奏を聴かせてくれたのですが、このCDでも熱のこもったそれでいて繊細な音楽を聴かせてくれます。 音質良好。

    レインボー さん

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  • リャトシンスキーはショスタコーヴィチより一回り上の...

    投稿日:2011/11/03

    リャトシンスキーはショスタコーヴィチより一回り上の世代のウクライナの作曲家。 このCDに収録されているのは交響曲第1番と交響的バラード『グラジヤーナ』です。 交響曲は作品番号が2という初期の作品のようで色々と先人の影響が感じられる作品なのですが、爽やかに仕上がっていてこれはこれで悪くありません。 交響的バラードのほうは、晩年の作品で、だいぶ渋くなり晦渋な印象を受けます。 演奏は作曲家地元のウクライナ国立交響楽団とテオドレ・クチャルの指揮。 このオケの全ての録音を聴いたわけではないですが、これはなかなかの演奏ではないでしょうか。 情熱的で作品への共感豊かに密度の濃い演奏を聴かせてくれます。 録音、音質ともに問題なく、ロシア音楽に興味のある人は1枚どうでしょうか?

    レインボー さん

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ありがとうございました

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