リチャード フォーティ

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生きた化石 生命40億年史 筑摩選書

リチャード フォーティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480015884
ISBN 10 : 4480015884
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地球上の生命は、40億年の歴史において五度の大量絶滅危機に見舞われた。大陸移動、隕石衝突に全球凍結、90%もの種が死に絶えた環境の激変をものともせず、太古の昔から姿も変えずいまなお生き残っている生物がいる!いったい彼らはいかにして生き延びたのか。絶滅する者と生き残った者、何がその運命を分けたのか。彼らが伝える古代の地球の姿とは―。「生きた化石」と呼ばれる彼らの驚異の進化・生存戦略から生命40億年の歴史をいきいきと蘇らせる。

目次 : 第1章 カブトガニと三葉虫/ 第2章 カギムシを探して/ 第3章 シアノバクテリアの造形/ 第4章 熱水泉での暮らし/ 第5章 ホネのないやつ/ 第6章 大地を緑に/ 第7章 ホネのあるやつ/ 第8章 保温性を手に入れる/ 第9章 島と氷/ 第10章 困難をくぐり抜けて生き残る

【著者紹介】
リチャード・フォーティ : 1946年生まれ。古生物学者。大英自然史博物館古無脊椎動物部門首席研究員を2006年に退任。英国古生物学会会長、ロンドン地質学会会長、ブリストル大学科学技術公衆理解担当客員教授などを歴任。ロイヤル・ソサエティ会員。マイケル・ファラデー賞など数々の学術賞を受賞。専門はオルドビス紀の三葉虫とフデイシ類の進化・生態・体系学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    2011年初出。 化石の世界もまた、 シュリーマンの古代への情熱って いうのがあるのかと思われる。 カブトガニ、 リムルス・ポリフェムスの血液に 凝固力がある。血の色は青(028頁)。 人間の血は赤だが、不思議である。 生きた化石と呼ばれる動物は、 過去の情報を現在に伝える現生種(038頁)。 ガメツク生き延びる術を、 地衣類に学ぶ。困難な生活環境を あえて楽しんでいるかのように(088頁)。 けっして自殺を選ばない生物に 学ぶべきことがあるような気がする。  

  • えも

    カブトガニ、カギムシ、ストロマトライト、ハリモグラなど、太古の昔から変わらない姿で生き続けている生物を紹介■地球の歴史と生物の進化が、とてもダイナミックでドラマチックだったってことがよくわかる。

  • ふ〜@豆板醤

    地球の歴史上何回かあった、生き物の大量絶滅。それを乗り越えて生き残ってきた「生きた化石」の秘密が描かれている。 例えば、カブトガニは現代まで生き残った一方で三葉虫は絶滅してしまった、その明暗を分けたのは‥というように対比してあって分かりやすい部分もあった。科学の読み物として興味深い内容ではあったけど、今回は辛うじて全体に目を通しただけかな(^_^;)「ゲノムレベルでの改変はひとときも休まず続いている。生き物に「不変」などということはない」「大量絶滅の度に敗者が出るのと同時に勝者が生まれ、生命史は前進する」

  • 袖崎いたる

    進化は存在しない、などと言えることができるらしいとエクランドの本で知る。その趣意とは生物は自然史の頂点を目掛けて形質を変容させているのではなく、ただその環境に適応することで生き延びているにすぎないので、進化は存在せず、あるのは適応のための変化のみ、というもの。本書でフォーティの主張を読んでも概ね妥当するようで。適者生存ではなく適所生存と言った方がいいなどと。というのも太古から生存する〈生きた化石〉な生物を取り扱う本書において重要なのは劇的な環境変化の生還者の共通点なのだ。生命の物語と時の避難所を想う作業。

  • 勝浩1958

    スケールが時間的にも空間的にも大きくて十分に私を魅了してくれました。「現時点で、イチョウ目に属する最古の化石は二億八000万年前ごろのペルム紀初期のものだ。つまり、イチョウは何度かの大量絶滅期を生き延びたことを意味している。それに比べれば、原爆や北京の大気汚染などたいしたことはないのかもしれない。」や「生物世界の豊かさは地球上で何にも替えがたく、一つひとつの「種の伝記」は、その種がどれほどつつましい存在であろうと、どれほど孤立した存在であろうと、すべて語るに値する。」このような表現がお気に入りです。

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