CD 輸入盤

2台ピアノ編曲集〜ファウスト交響曲、ダンテ交響曲、ベートーヴェン:交響曲第9番、他 レスリー・ハワード、マッティア・オメット(3CD)

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL95749
組み枚数
:
3
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ラコッツィー行進曲は8手版!

リスト:2台ピアノ編曲集〜ファウスト交響曲、ダンテ交響曲、ベートーヴェン第9、他(3CD)
レスリー・ハワード、マッティア・オメット(ピアノ)、他


リストのスペシャリスト、レスリー・ハワードが、2台ピアノ用の編曲アルバムを制作。シリーズCD100枚に達するリスト全集の偉業によって知られるハワードは、4手ピアノ演奏にも長けており、ここではマッティア・オメットと組んで、2台ピアノならではの音数の多さの魅力を万全の演奏で伝えています。
  「ファウスト交響曲」と「ダンテ交響曲」では別稿のコーダも収録し、リストがこだわりまくっていた「ラコッツィー行進曲」では8手版を選んでいます。また、独奏版と較べて格段に音数の増えた「第9」では、遅いテンポを選んで巨大なピアノ曲として楽しませてくれます。

ファウスト交響曲 S.647
演奏時間約65分。1854年8月から10月にかけて作曲していったん完成。細部の改訂を進めながら、1857年になると「終末の合唱」を追加して9月に初演。さらに改訂したうえで1861年に出版。翌1862年にはリストは2台ピアノのための編曲もおこなって出版し、オプションで「終末の合唱」を演奏することも可能としていました。
  今回の演奏ではオプション無しで演奏されており、すっきりしたピアノ・ヴァージョンにふさわしい響きとなっています(CD1 トラック3 16:43〜)。
  また、リストは晩年の1880年に「終末の合唱」に代わる簡素な終結部を作曲していますが、ここではその2台ピアノ版も収録しています(CD1 トラック4)。
  「ファウスト交響曲」は、くどいとかわかりにくいとか言われたりしますが、リスト本来の楽器であるピアノ版で聴くと声部が効果的に整理され、作品の姿が把握しやすくなるというメリットもあります。特に「グレートヒェン」の美しさは印象的です。

ダンテ交響曲 S.648
演奏時間約39分。1855年から1856年にかけて作曲し、2台ピアノ版は1857年に完成。ともに1859年に出版。
  ダイナミックな「地獄(インフェルノ)」の面白さ、浄化の様子が美しい「煉獄(プルガトリオ)」、そして神聖な「マニフィカト」という構成で、三部形式的な構成や対位法的な要素などが親しみやすく、ピアノ版ではさらにわかりやすくなり、「煉獄」前半が後年の「パルジファル」にどこか似ていることも意識させてくれます。
  なお、リストは「マニフィカト」を力強く終わらせる別なコーダをピアノ版も含めて用意していたので、ここでも紹介されています。

ラコッツィー行進曲 S.652b
おなじみのハンガリーの旋律をもとに、リストは長短いくつものピアノ・ヴァージョンやスケッチを遺していますが、ここに収録されたのは2台のピアノを4人で弾く8手版で、10分45秒の長さです。
  ハワードはハイペリオンの全集シリーズで、8種類に及ぶラコッツィー行進曲をすべてレコーディングしていたので、以下、演奏時間、録音年と共にサール番号順に載せておきます。ちなみにリストはフランス語とドイツ語の話者で、ハンガリー語はほとんど使えなかったのと、当時の表記も考慮して、ここでは「ラーコーツィ」ではなく「ラコッツィー」とします。

● S.164f 00:17 (1998)
● S.242  06:20 (1993)
● S.242a 04:39 (1993)
● S.244a 05:57 (1998)
● S.244b 10:43 (1998)
● S.244c 03:49 (1994)
● S.692d 10:48 (1993)
● S.695b 05:33 (2001)

ベートーヴェン:交響曲第9番 S.657
ハワードはハイペリオンの全集シリーズで、第9のピアノ独奏用編曲を1992年にレコーディングしていたので、参考までに演奏時間を載せておきます(第2楽章の反復パターンは同じ)。

1992: 15:34 + 13:49 + 13:58 + 23:29 = 66:50
2023: 17:52 + 17:12 + 15:15 + 25:05 = 75:24

平均すると1割強テンポが遅くなっており、2台ピアノ版の特徴である音数の多さを細部に至るまで楽しめるようになっています。

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 演奏者情報

レスリー・ハワード(ピアノ)
1948年、メルボルンに誕生。ピアノとオーボエを学び、5歳で人前でピアノを演奏するようになって「ザ・ヘラルド」や「フォックス・ムーヴィートーン・ニュース」で紹介され、9歳でABC(オーストラリア放送協会)のテレビに出演。13歳の時にはラフマニノフのピアノ協奏曲第2番も演奏。その後、イタリアのシエナとイギリスで学び、1972年、24歳からはロンドンを拠点とし、1974年にウィグモア・ホールに初登場。以後、イギリスとオーストラリアを中心にソロと室内楽の両方で活動。
   最初のレコーディングは、1976年7月にABCで収録を開始したパーシー・グレインジャー作品集(豪 EMI、英 World Record Club)ですが、発売は1976年12月のウィグモア・ホールでのグラズノフのライヴ録音(英 Pearl)が先でした。グラズノフは好評で続編制作の運びとなり、1978年12月にウィグモア・ホールで第2弾をライヴ録音(英 Pearl)。そして1980年9月にはアバド指揮ロンドン響の「ペトルーシュカ」録音に参加してもいます(独 DG)。
  1980年10月にhyperionレーベルが新設されると声がかかり、12月にアントン・ルビンシテイン作品集を録音し翌1981年に発売。同年10月には「レア・ピアノ・アンコール集」を録音して1984年に発売。1985年10月にはリストのワルツ集を録音し1986年に発売。
   1986年はリスト没後100年にあたり、ハワードはウィグモア・ホールで全10回のリスト・シリーズ公演を開催。この成功とワルツ集の好調により、1988年からリストのシリーズが継続的に録音されるようになり、2009年にかけてCD99枚から成るリスト全集シリーズを制作し、2017年の「新発見のリスト Vol.4」で計100枚としています。
  CDは、hyperion、Brilliant Classics、Melba Recordings、Pearl、HMV、ABC Classics、Cavendish Music、Compendium Recordings、Deutsche Grammophon、Heritage、Merlin Classics、Musical Heritage Society、Naxos、Nimbusなどから発売。


マッティア・オメット(ピアノ)
1982年、パドヴァに誕生。ヴェネツィア音楽院でアンナ・バルッティに師事。パリではチッコリーニに師事し、その後アメリカの名手アール・ワイルドにも師事。以後世界各国で演奏しているほか、ウーディネのJ.トマディーニ音楽院とパドヴァのC.ポリーニ音楽院、ヴェネツィアのB.マルチェッロ音楽院で教えてもいます。CDは、Piano Classics、Brilliant Classics、Melba Recordings、Da Vinci Classicsなどから発売。



 トラックリスト (収録作品と演奏者)

フランツ・リスト [1811-1886]

CD1
◆ ファウスト交響曲(4手・2台ピアノ版) S.647 (1854) 64:48 + 01:00
1. 第1楽章「ファウスト」 25:56
2. 第2楽章「グレートヒェン」 16:50
3. 第3楽章「メフィストフェレス」 22:02
4. 第3楽章の別な終結 1:00

CD2
◆ ダンテの神曲による交響曲(4手・2台ピアノ版) S.648 (1855-56) 39:04 + 0:48
1. 「地獄」 19:21
2. 「煉獄」 14:18
3. 「マニフィカト」 5:25
4. 「マニフィカト」の別な終結 0:48

◆ ラコッツィー行進曲(8手・2台ピアノ版) (1839)
5.  10:45

CD3
◆ ベートーヴェン:交響曲第9番(4手・2台ピアノ版) S.657 75:24
1. 第1楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 17:52
2. 第2楽章 モルト・ヴィヴァーチェ 17:12
3. 第3楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ 15:15
4. 第4楽章 プレスト – アレグロ・マ・ノン・トロッポ 25:05

レスリー・ハワード(ピアノ)
マッティア・オメット(ピアノ)
レオノーラ・アルメッリーニ(ピアノ/ラコッツィー行進曲)
イーゴル・ローマ(ピアノ/ラコッツィー行進曲)
録音:2019年4月30日〜5月1日、イタリア、パドヴァ、アウディトリウム・ポリーニ(CD1、CD2 tr.1-4)、2023年1月12〜14日、イタリア、カンポノガーラ、ザンタ・ショウルーム(CD2 tr.5、CD3)
 Track list

Franz Liszt 1811-1886
Faust Symphony · Dante Symphony · Beethoven Symphony No.9
In Liszt's own versions for two pianofortes

CD1 66:00
Eine Faust-Symphonie in drei Charakterbildern (nach Goethe) S647 (1854)
1. I. Faust 25:56
2. II. Gretchen 16:50
3. III. Mephistopheles und Schlußchor 22:02
4. IV. Zweiter Schluß 1:00

CD2 50:47
Eine Symphonie zu Dantes Divina Commedia S648 (1855-56)
1. I. Inferno 19:21
2. II. Purgatorio — 14:18
3. III. Magnificat — 5:25
4. Zweiter Schluß 0:48

5. Rákóczi-Marsch S652b (1839) 10:45
version for two pianofortes, eight hands with Leonora Armellini and Igor Roma

CD3 75:33
Beethovens 9te. Sinfonie Op.125
für 2 Pianoforte gesetzt von F. Liszt, S657
1. I. Allegro ma non troppo un poco maestoso 17:52
2. II. Molto vivace – Presto 17:12
3. III. Adagio molto e cantabile 15:15
4. IV. Presto – Allegro ma non troppo 25:05

Leslie Howard · Mattia Ometto 2 pianos

Recording: 30 April-1 May 2019, Auditorium Pollini, Padova, Italy (CD1, CD2 tr.1-4); 12-14 January 2023, Zanta Showroom, Camponogara (VE), Italy (CD2 tr.5, CD3)

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