CD 輸入盤

オペラ・トランスクリプションズ〜リスト&タールベルク マルカンドレ・アムラン

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDA68320
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


アムランの超絶技巧アルバム! リストとタールベルクのライバル対決!

現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、マルカンドレ(マルク=アンドレ)・アムラン。ファン垂涎、待望の超絶技巧アルバムが登場!
 初期ロマン派を代表し、ライバル同士でもあった2人のコンポーザー=ピアニスト、フランツ・リストとジギスモント・タールベルク[1812-1871]による、華麗なるオペラ・トランスクリプション&ファンタジー集。2人の「ピアノ対決」の逸話でも知られる『ヘクサメロン』は、ベッリーニの主題を元に、タールベルク、ショパン、エルツ、チェルニー、ピクシスら当時の錚々たるヴィルトゥオーゾたちの作品も含めてリストがまとめた変奏曲集。そして、リストとタールベルクそれぞれのトランスクリプション作品を交互に配置し、当時のライバル対決の様子を現代のヴィルトゥオーゾ、アムランが表現します。(輸入元情報)

【収録情報】
● リスト:ヘクサメロン S.392(演奏会用小品『ベッリーニの『清教徒』の行進曲による華麗な大変奏曲』

 序奏、主題、変奏I(タールベルク作)
 変奏II、変奏III(ピクシス作) - リトルネッロ(リスト作)
 変奏IV(エルツ作)
 変奏V(チェルニー作 - リスト作)
 変奏VI(ショパン作 - リスト作)
 フィナーレ
● タールベルク:ドニゼッティの『ドン・パスクァーレ』よりドン・パスクァーレのモティーフによる大幻想曲 Op.67
● リスト:ヴェルディの『エルナーニ』より演奏会用パラフレーズ『エルナーニ』 S.432
● タールベルク:ロッシーニの『エジプトのモーゼ』よりモーゼの主題による幻想曲 Op.33
● リスト:ベルリーニの『ノルマ』より大幻想曲『ノルマの回想』 S.394


 マルカンドレ・アムラン(ピアノ)

 録音時期:2019年5月15-17日
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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興味の尽きない構成のアルバム。リストとタ...

投稿日:2021/03/12 (金)

興味の尽きない構成のアルバム。リストとタールベルクは、1800年代の半ば、パリで人気を2分したピアニスト。某資産家夫人の提案による「ピアノ対決」を経て、提案者が「タールベルクは世界で一番のピアニスト、リストは世界で唯一のピアニスト」というお茶を濁しごみの裁定(?)により、その裁定も含めて、より世にその名を轟かせたわけである。また、リストもタールベルクもコンポーザー・ピアニストであり、他者の作品の他、自作、あるいは他者の作品を自らピアノ独奏用に編曲し、コンサートでは、それらの作品を圧倒的なパフォーマンスで弾きこなし、聴衆を圧倒したわけである。当盤はそんな彼らの偉業とパリの興奮により残されたピアノ作品を集めている。前半の「ヘクサメロン」は、ベッリーニのオペラ「清教徒」の主題に基づき、リスト、タールベルクのほか、ピクシス、エルツ、チェルニー、ショパンが変奏を書き、リストがそれらの間のつなぎも含めて全体をまとめ上げたもの。ちなみにこの連作も、前述の資産家夫人の提案によりなされたらしい。そういうお祭り騒ぎにあまり興味のないショパンの変奏が、いかにも「落ち着いた」楽曲になっているのが皮肉めいていて面白い。そして、後半は、リストとタールベルクのピアノ対決を彷彿とさせるような、同時代の任期オペラの旋律を、両者がアレンジした作品が収められている。そして、これらの作品をまとめて弾いているのが、現代世界でも特に技巧に優れたピアニストの一人としてすっかり定着したアムラン。当然のことながら、並大抵の技巧では弾きこなすのは至難なこれらの楽曲を、鮮やかに弾きこなしていて、なかなか爽快。必要に応じて、情感を高め、興奮を煽るそのピアニズムは、これらの作品が生まれた背景を物語っている。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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