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【中古:盤質AB】 超絶技巧練習曲、リゴレット・パラフレーズ、軽やかさ ボリス・ギルトブルグ

リスト(1811-1886)

中古情報

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AB
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基本情報

ジャンル
カタログNo
8573981
レーベル
International
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

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ボリス・ギルトブルグ/リスト:超絶技巧練習曲集

19世紀における最も傑出したピアニストの一人、フランツ・リスト。彼が作曲した超絶技巧を駆使した一連のピアノ曲は同世代から後世の作曲家たちにも大きな影響を与えただけでなく、自身の演奏会でも聴衆(特に女性たち)の心を魅了しました。
 リストの優れたテクニックを象徴する曲集の一つが、この『超絶技巧練習曲』です。タイトルの通り「練習曲」でありながら、高い芸術性を持ち、完璧に弾きこなすことはリスト自身でさえ困難だったともいわれています。リストはこの曲集を何度も改訂しており、この1852年の現行版が一番整っているものとされ、華麗な演奏効果も期待できます。
 ギルトブルグはこの曲集に加え、やはり華麗な『リゴレット・パラフレーズ』と演奏会用練習曲『軽やかさ』を演奏。持ち前の高度なテクニックを存分に発揮し、リストが求める音楽を再現しています。いつものように解説もギルトブルグ自身の手によるもの(英語)です。(輸入元情報)

【収録情報】
リスト:

● リゴレット・パラフレーズ S434/R267(1859)
● 超絶技巧練習曲 S139/R2b
 第1番ハ長調『前奏曲』
 第2番イ短調
 第3番ヘ長調『風景』
 第4番ニ短調『マゼッパ』
 第5番変ロ長調『鬼火』
 第6番ト短調『幻影』
 第7番変ホ長調『英雄』
 第8番ハ短調『荒々しき狩』
 第9番変イ長調『回想』
 第10番ヘ短調
 第11番変ニ長調『夕べの調べ』
 第12番変ロ短調『雪あらし』
● 3つの演奏会用練習曲 S144/R5〜第2番『軽やかさ』

 ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)

 録音時期:2018年6月25-27日
 録音場所:UK、モンマス、ウィアストン・エステート、コンサート・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

  • 01. リゴレット・パラフレーズ S434/R267
  • 02. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第1番:ハ長調 「前奏曲」
  • 03. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第2番:イ短調
  • 04. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第3番:ヘ長調 「風景」
  • 05. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第4番:ニ短調 「マゼッパ」
  • 06. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第5番:変ロ長調 「鬼火」
  • 07. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第6番:ト短調 「幻影」
  • 08. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第7番:変ホ長調 「英雄」
  • 09. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第8番:ハ短調 「荒々しき狩」
  • 10. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第9番:変イ長調 「回想」
  • 11. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第10番:ヘ短調
  • 12. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第11番:変ニ長調 「夕べの調べ」
  • 13. 超絶技巧練習曲 S139/R2b 第12番:変ロ短調 「雪あらし」
  • 14. 3つの演奏会用練習曲 S144/R5- 第2番 「軽やかさ」

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リストの超絶技巧練習曲集は、リスト自身が...

投稿日:2021/07/07 (水)

リストの超絶技巧練習曲集は、リスト自身が習得したピアノ奏法や技術を駆使して紡がれる豪壮な音楽であり、その演奏も外に向かってエネルギーを開放していくものが多い。いわゆる爆演系の演奏だ。ただ、そのような演奏は面白い反面、表面的な印象も残る。リストの作品には、薄暗い内省的なものが多分に含まれていて、外向的なものと両立させることは難しい。ギルトブルグのこの演奏は、あきらかに「内省的なもの」を重視している。「前奏曲」にしても「イ短調」にしても、千切っては投げといった爆発的な燃焼を起こすことはせず、緊密な統制で全体としては静的なエネルギーがまずあって、そこに様々な感情が付随していく。バックのトーンが落ち着いているから、内省的でこまやかな機微が明瞭に読み取れるようになるし、ギルトブルグならではの語り口を感じさせる装飾性もある。それらは、これまでの彼の録音からも感じられる傾向であったが、このたびのリストは、その向きがさらに強調された感がある。ギルトブルグの高度なテクニックは、息の長いフレーズであっても、非常になめらかで、運動的な自然さを伴って提示してくれる。そして、多少の意匠をほどこした場合であっても、その自然さが端然としているのが好ましく、聴いていて齟齬がない。「回想」で聴かれる自発性豊かな情緒がその典型。ただ、その一方で、この曲集において一般的に求められる「熱さ」という点で、当盤はやや不足を感じさせるかもしれない。私は、当演奏の整然とした美しさに感嘆する一方で、ギルトブルグのこれまでの録音ではそこまで感じなかった「不足感」を同時に覚えるところが正直あった。どこをどうすればというわけではない。この演奏はとても完成度が高く、手入れするところなど思いつかないのであるが、どこか聴き手に飢えを残すものがある。少なくとも、私にはそう感じられる。とはいえ、ひたすら燃焼系の演奏より、当盤に芸術的なエスプリを感じることも確かである。リゴレット・パラフレーズ、夕べの調べのロマンティックな香りは、高貴なもので、聴き手が咽んでしまうようなものでは決してないだろう。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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