デイヴィッド・ラング:歌劇『ルーザー(破滅者)』
バリトン歌手、ピアノ、アンサンブルのための1幕の歌劇『ルーザー(破滅者)』。ニューヨーク・タイムズ紙で「大胆、型破り」な作品として賞賛されました。この作品は、オーストリアの作家トーマス・ベルンハルトが1983年に発表した同名小説「Der Untergeher」に基づいており、登場するのは名前を持たない語り手のみ。各シーンのタイトル通り、物語の軸となるのはグレン・グールドの存在ですが、作曲家ラングは「この物語はグールド、ホロヴィッツ、そしてクラシック音楽に関するものではありません」と言い切っています。美を鑑賞し、同時に美から疎外されることについて学ぶ方法を探るというこの作品は2016年にブルックリン音楽アカデミーで初演され、その後、ロサンゼルス・オペラで西海岸での初演が行われました。(輸入元情報)
【収録情報】
● ラング:歌劇『ルーザー(破滅者)』全曲
1. Scene 1: Even Glenn Gould, Our Friend
2. Scene 2: Strangely Enough
3. Scene 3: It's Not My Way
4. Scene 4: Glenn is the Victor
5. Scene 5: Those Who Live in the Country
6. Scene 6: I'm the Survivor
7. Scene 7: Glenn Died at the Perfect Moment
8. Scene 8: The Loser was a Born Loser
ロッド(ロドニー)・ギルフリー(バリトン)
コンラッド・タオ(ピアノ)
バン・オン・ア・キャン・オペラ・アンサンブル
レスリー・レイトン(指揮)
録音時期:2018年6月〜2019年9月
録音場所:Sear Sound, New York, NY ; Lucy's Meat Market, Los Angeles, CA, United States
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)