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ISBN 10 : 4771039666
Content Description
鼻で笑うのをやめる時が来た。なぜ私たちは鼻や嗅覚を恥ずかしく思ってきたのか。においや嗅覚が嗅覚美学の基礎となる事を初めて論証した書。科学や人文科学における嗅覚に関する最先端の研究と、哲学における芸術や美学の本質に関する最新の考え方を結びつける事に成功した画期的研究。
目次 : 第一部 鼻は何を知ることができるのか(においへの恐怖/ 嗅覚の神経科学と心理学1―鼻ができること/ 嗅覚の神経科学と心理学2―鼻ができないこと/ 嗅覚と感情と美学)/ 第二部 甦るにおい―言語と文化と記憶(消臭の弁証法―西洋史におけるにおい/ 言語と文化とにおい/ においを書く/ においと記憶とプルースト)/ 第三部 嗅覚アートの発見(総合芸術を目指して―演劇・映画・音楽のにおい/ 崇高な悪臭―コンテンポラリー嗅覚アート/ 美しい香水―香水はファインアートと呼べるか/ アートとデザインの間にある香水)/ 第四部 香りをつけることの美学と倫理(身体に香りをつけることの意味と道徳性/ 環境香と建築と都市/ 現代料理における香りによる風味の向上/ 発見への招待状)
【著者紹介】
ラリー・シャイナー : アメリカの哲学者。イリノイ大学名誉教授。専門は芸術哲学。その他にも芸術概念の歴史、芸術と工芸・デザインの関係、美術館建築の美学、嗅覚美学、歴史記述における文学形式の役割など、研究対象は多岐にわたる
楠尚子 : 東京都生まれ。京都芸術大学大学院芸術環境専攻超域プログラム制作学修了。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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