ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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CD 輸入盤

交響曲第1番、幻想曲『岩』 キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OC440
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ラフマニノフ:幻想曲『岩』
キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団


交響曲第1番は、ラフマニノフが22歳の時に書かれたもので、グレゴリオ聖歌「怒りの日」を効果的に使用し、カッコイイ対位法の使い方や、ロシア風、スペイン風(?)、中東風(?)など様々な要素をごった煮的に盛り込んだ迫力満点の意欲作。終楽章には交響曲第2番を予告する部分もあらわれるなど実に面白い内容、最後の迫力も凄いです。
 チャイコフスキーから高く評価され、リムスキー=コルサコフに献呈されたという幻想曲『岩』は、交響曲第1番よりも前に書かれたラフマノノフ若き日の傑作。タイトルの印象と違って色彩豊かで華麗な作風で親しみやすく、チャイコフスキーやリムスキーっぽいところや、R.シュトラウスの『ドン・ファン』を思わせる部分もあります。そうした初期作品ならではの借り物的な要素と、ラフマニノフらしい重厚な楽想による圧倒的な盛り上がりの対比も非常に効果的。
 録音会場であるスタジオ・シュトルベルガー・シュトラーセの音響は、各パートのつながりの良い密度感の濃いもので、中低音のダイナミズムもなかなか強烈。両作品の意欲あふれるごった煮感を表現するのに最適な音響と言えるかもしれません。

【キタエンコ&ギュルツェニヒ管】
レニングラード包囲戦の前年、1940年にレニングラードに生まれたロシアの名指揮者ドミトリー・キタエンコは、生地のレニングラード音楽院を経てモスクワ音楽院で学び、さらにウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーに師事して指揮の腕を磨いた経歴の持ち主。
 その後、14年に渡ってモスクワ・フィルの音楽監督を務めたキタエンコは、やがて西側に拠点を移し、フランクフルト放送響の首席なども務め、各地のオーケストラを指揮して着実に名声を高めていきます。
 2010年にはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の名誉指揮者に指名されていますが、これは数多くの演奏会やレコーディングでの成功を受けてのもので、そのコンビネーションの素晴らしさはショスタコーヴィチやプロコフィエフ交響曲全集、チャイコフスキー交響曲全集でも明らかでした。
 キタエンコの芸風は、ロシア的な情感を無用に前面に出したりすることなく、作品に対してあくまでも誠実にアプローチするというものですが、このラフマニノフ・シリーズでは、そうした姿勢で一貫しながらもパワフルで豊かな表情を湛えた演奏に仕上がっているのがポイント。
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の暗めの音色を基調とした重厚なサウンドも作品の雰囲気に合致しており、優秀な録音とあわせてシリーズの魅力をさらに強化してくれています。(HMV)

【収録情報】
ラフマニノフ:
● 交響曲第1番ニ短調 Op.13
● 幻想曲『岩』 Op.7

 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 ドミトリー・キタエンコ(指揮)

 録音時期:2013年1月(交響曲)、5月(幻想曲)
 録音場所:ケルン、シュトルベルガー・シュトラーセ・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

内容詳細

これは聴き物だ。しなやかで優秀な機能を持つオーケストラを見事にたばね、芯のある力強い演奏を展開。交響曲も名演だが、「岩」はさらに素晴らしい。冒頭から雰囲気は非常に魅惑的で、ロシアの香りがむんむんする。色彩感も抜群で、この曲の代表盤だ。(白)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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