ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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SACD 輸入盤

ラフマニノフ:交響曲第2番 イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CCSSA21604
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管プロジェクト第1弾!
「奇跡のコンビ」が生み出すロシアン・レパートリー!

 イヴァン・フィッシャーは1951年1月20日生まれ。ブダペストで作曲を学んだ後、ウィーンで有名なハンス・スワロフスキーの指揮クラスを卒業、古楽とチェロはアーノンクールについて学びます。25歳の時にルパート財団主催指揮者コンクールで優勝し、イギリスのメジャー・オーケストラに招聘。82年にはロンドン交響楽団のワールド・ツアーを任されるなど、その時点ですでに指揮界のトップ・ランナーと目されるまでに成長。そして、今やフィッシャーは欧米で確固たる人気と地位を得ているのはご存じの通り。ロス・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ、ニューヨーク・フィル、イスラエル・フィル、クリーヴランド管、ボストン響などフィッシャーへのオファーは増える一方。しかし成功に安住しない彼は「型破りな行動人」としての側面も持ち合わせています。

 その気質が具現化したのが彼の手兵、ブダペスト祝祭管弦楽団だと言えるでしょう。1983年にフィッシャー自らの呼びかけで「ハンガリー国内でトップ、世界でもトップクラスのオーケストラ」を目指して設立し、思い通りの変革を進めていくことになります。楽員全員を2年契約とし、更新時には必ずオーディションを実施するという厳しい規則を制定、急速なレベルアップが実現。92年には常設のオーケストラとして定着、ショルティが名誉指揮者に就任し、さらなるレベルアップがはかられます。いまやフィッシャーの思惑通り、ハンガリー国内で最も優れたオーケストラと認められ、必ずチケットが売り切れるほどの人気ぶり。ツアーでも世界各地で熱狂的な称賛を集めています。The Independant紙はブダペスト祝祭管弦楽団を「スタイル、テクニック、サウンド、アタック、統一性、個性、パッション、ダイナミズム、総合的な姿勢 … すべての要素を勘案し、今や疑いなく世界のトップ5に数えられるオーケストラ! 」と評しました。フィッシャーとブダペスト祝祭管のコンビは2000年、2002年と2度にわたり日本でも公演、大成功を収め、旬のコンビであることを日本の聴衆にも強烈にアピールしたのです。

 ブダペスト祝祭管弦楽団はレコーディングにも積極的で、Hungaroton、Teldec、Deccaで活動した後、95年にはPhilipsと専属録音を結んでいます。バルトーク《中国の不思議な役人》のCDは、97年にディアパゾン・ドールを受賞、98年にはグラモフォン・アウォードを獲得。リスト《ファウスト交響曲》のレコーディングもグラモフォン・アウォードにノミネートされています。その他ツィンバロンなど民族楽器を挿入した《ハンガリー舞曲集》など、マニア好みの凝ったレコーディングも記憶に新しいところです。

 そのコンビがいよいよ今年から、Channel Classicsと新しいパートナー・シップを組んでレコーディング・プロジェクトをスタートさせることとなりました。第1弾はこのラフマニノフ。注目度高いレパートリーと言えるでしょう。
 
セルゲイ・ラフマニノフ(1873−1943)
■交響曲第2番ホ短調Op.27
■ヴォカリーズOp.34-14〔管弦楽版〕
イヴァン・フィッシャー(指揮)ブダペスト祝祭管弦楽団

収録曲   

  • 01. Symphony no 2 in E minor, Op. 27
  • 02. Symphony no 2 in E minor, Op. 27
  • 03. Symphony no 2 in E minor, Op. 27
  • 04. Symphony no 2 in E minor, Op. 27
  • 05. Songs (14), Op. 34: no 14, Vocalise

総合評価

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たいへんに美しく整った演奏。録音も直接音...

投稿日:2012/10/21 (日)

たいへんに美しく整った演奏。録音も直接音と間接音のブレンドが絶妙で聴き疲れしない。だけど何故か心に響いてくるものがない。。。セッション録音のようだが、ライブならもっと印象が違うのだろうか?

m326 さん | 新潟県 | 不明

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まあ、実に細やかに全編に神経を通わせた演...

投稿日:2012/01/23 (月)

まあ、実に細やかに全編に神経を通わせた演奏で、歌い方と楽器のバランス(重なりあい)にそれが顕著です。大変に立派な出来栄えですが、姿勢としては基本的にスリム&クールで、そこがまあ聴き手の好みと合うかどうか、ということでしょうか。濃厚なロマンとか、荒々しいまでの迫力とかは希薄ですから、で、私もそこの若干の不満はあります。オーケストラの音自体もいささか細く、もう少し量感はほしかったな。とはいえ、録音も含め、大変優秀な成果であることは疑いありません。このコンビ、マーラーにおいても繊細で抒情的な4番が大いに成功していましたので、そういう曲に相性がいいのでしょうね。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ラフマニノフの交響曲第2番は、今や最もポ...

投稿日:2010/07/11 (日)

ラフマニノフの交響曲第2番は、今や最もポピュラーな交響曲の一つだろう。有名な指揮者の殆どが、同曲の録音を遺している。その演奏の傾向は、私見ではあるが、大きく2つに分かれると考えている。一つは、ロシア音楽であることを重視し、ロシア風のあくの強い民族色豊かな演奏。もう一つは、20世紀初頭の音楽であることを意識した洗練された演奏。前者については、スヴェトラーノフやゲルギエフの新盤などに名演があり、後者には、デュトワの名演がある。そして、これらの中間に位置する折衷型の名演が、この交響曲を一躍有名にすることに大きく貢献したプレヴィンということになるのではなかろうか。本盤のフィッシャーの演奏は、この折衷型のプレヴィンの演奏の系統に連なる名演であると考える。第1楽章など、実に洗練した表情で開始されるが、ここぞという時の力強い迫力は、ロシアの悠久の大地を思わせる。第2楽章の終結部の金管楽器の響かせ方も初めて聴くような新鮮なものであるし、第3楽章の中間部のゲネラルパウゼも実に個性的だ。併録のヴォカリーズは、ラフマニノフならではの美しい旋律を更に磨き抜いた極上の美演。SACDマルチチャンネルによる極上の高音質は、本盤の名演の価値をより一層高めることに大きく貢献している。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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