ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

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CD

ラフマニノフ:交響曲第2番、ユースシンフォニー エド・デ・ワールト&オランダ放送フィル

ラフマニノフ、セルゲイ(1873-1943)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OVCL00136
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

・ラフマニノフ:交響曲第2番、ユース・シンフォニー

演奏:エド・デ・ワールト(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団

録音:2001年11月27―29日(第2番)2003年5月8日(ユース)ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録

総合評価

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ワ―トさん、お得意のラフマニノフ、しかも...

投稿日:2017/02/13 (月)

ワ―トさん、お得意のラフマニノフ、しかも2番。じっくり、刻銘、叙情たっぷりにスケールも大きく、この曲に寄せる強い意志、愛情も感じさせる録音史上の中でも、屈指の盤。プレヴィン、ロンドン響、或いは、それ以上。ワ―トさんは、シドニー響でも、ミルウォ―キー響でもこの曲を録音されていますが、全くレベルが違う。流石、オランダ放送フィル&EXTON.ワ―トさんは香港フィルで指揮されていた事もありましたし、N響にも来られてましたが、現在は、ロイヤル・フランダースと、ニュージーランド響(!)の首席。ワ―トさんらしく正解だと、思う。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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デ・ワールトはラフマニノフの交響曲がまだ...

投稿日:2013/10/12 (土)

デ・ワールトはラフマニノフの交響曲がまだそんなに定着して取り上げられてはいなかった1970年代から・・・即ち彼がロッテルダムPO音楽監督に就任した頃から交響曲集の収録をして2001年には本盤演奏を含む二回目の全集をオランダ放送POと完成しております。何故か彼にはラフマニノフ作品との相性?が良いのか演奏会でも取り上げる機会が多かったと聞いております。さて、その交響曲集の中で抜群に人気のある第2番が本盤のメインで前述通り2001年ワールトが丁度60歳の頃での録音演奏(タイム@22’29A9’18B13’44C13’42)で2003年収録のユース・シンフォニー(同13’36)が余白に入っております(残念ながら私はこのユース・シンフォニーは未聴です)。ラフマニノフのこの交響曲(に限らずラフマニノフ作品全体何れも?)は寄せては返す波の如く間合い無く有るのか無いのかのメロディが哀愁感も込めて繰り返されそれにプラスする香辛料での味付け次第で辟易とする場合もあります、殊にこれは小生だけの感覚なのでしょうがロシア臭が前面に漂うとこの曲の持つ「甘さ」も人口甘味料になってマァ別世界の在り様になってしまう処です。ところがワールトの演奏は蕩々とBGM風の流れの中でそうしたロシア抒情を強調しない基調であります。第1楽章では適度な暗めの情念をゆっくり携えて進んで行きます。Vソロも切々さは程ほどでやがて最終コーナーではオーケストラ全奏を少し感情起伏を示して例のラフマニノフ・クロージングへ。第2楽章は草原を駆け抜ける様な軽快な感じでスタートしますが躍動感が好ましいですね、やがて又メロディアスな冗長な場面に移って行く楽章自体は演奏ではメリハリがついている様に思いました。この曲の象徴的な楽章・・・第3楽章は例の旋律を弦が掠めつつただひたすら儚げな世界、美しい世界を管が念押しして行きます。いよいよ最終楽章はこれまでの様々なテーマを引っ掛けて伸縮させドンブラ・コンブラと経緯しつつフィナーレはややテンポアップさせて大きくクライマックス〆に結び付けます。まあ、この交響曲自体に一般で言う交響曲的「起承転結」は求められないのかな・・・とは改めて感じ入った次第です。ワールトの一回目のロッテルダムPOとの1976年の演奏タイムは@18’31A9’07B13’53C13’13であり又彼には1996年シドニーSOとのライブ盤(タイム未確認)も残っているそうです。本盤は素晴らしいランクにさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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あらゆる音が存在を主張する!ラフマニノフの交響...

投稿日:2012/02/10 (金)

あらゆる音が存在を主張する!ラフマニノフの交響曲第2番は、第3楽章を初め、美旋律の宝庫として名高い。しかしそれ以上に、構成も非常に凝っているのである。序奏で示されるモットー動機が、全編に形を変えて現れるのだ。あの第3楽章の高潮部でさえ、さりげなく鳴らされるのである。エド・デ・ワールトは、この動機の扱いが完璧なのだ。例え分厚いメロディの影に隠れてしまうようなところでも、決して埋没させず、明瞭な分離を伴って浮かび上がらせるのである。この意味付けがあってこそ、曲が活きるのだ。今まで甘ったるいメロドラマのように捉えていたのが一変、眼から鱗の連続である。表現自体も、過度にロシア情緒に溺れる訳でも、逆に極端に洗練されている訳でもない。まさに中庸の美学。録音も極めて優秀であり、これは、プレヴィンに代わる21世紀の名盤と言えよう。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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