『サンライズ・オブ・ザ・プラネタリー・ドリーム・コレクター』　クロノス・クァルテット

テリー・ライリー：Sunrise of the Planetary Dream Collector
クロノス・クァルテット

結成当初から現代の音楽に特化した弦楽四重奏団として活躍してきたクロノス・クァルテットは、「現代」へのこだわりから、ミニマリズムを中心に、民俗音楽、映画音楽、ポピュラー音楽まで守備範囲を広げ、数多くの作曲家に積極的に委嘱をおこなうことで600を超えるオリジナル作品を演奏してきた実績があります。
　弦楽四重奏という伝統的なアンサンブル形態によりながら、実に40年にも渡ってその可能性を拡大してきた彼らの音楽への取り組みは質量共に圧倒的。特に初期メンバーによって探検・開拓されたレパートリーは心地よい刺激をもたらし、アルバム・セールスも絶好調、彼らの名前を一躍世界的なものにするのに大いに貢献していました。

　このアルバムは、同時発売予定のＣＤ５枚組記念ボックス『One Earth, One People, One Love』のディスク１にあたるもので、クロノス・クァルテットと特に関係の深い作曲家で、同じく民俗素材にもこだわり続けてきたテリー・ライリーの音楽で構成、新録音と未発表音源の約30分に、既発売アルバムからの約45分、計75分が収められています。（HMV）

【収録情報】
ライリー：『Sunrise of the Planetary Dream Collector』

1.　サンライズ・オブ・ザ・プラネタリー・ドリーム・コレクター (1980)[12:31]
2.　『太陽の環』より「ワン・アース、ワン・ピープル、ワン・ラヴ」 (2001)[09:00]
3.　クライ・オブ・ア・レイディ (1990)[05:09]
4.　G-ソング (1980)[09:39]
5.　ラクリモサ−ケヴィンを偲んで (1998)（未発表音源）[08:28]
6.　カデンツァ・オン・ザ・ナイト・プレイン (1983)[30:43]
　Introduction [2:19 ] 　Cadenza: Violin I [2:34 ]
　Where Was Wisdom When We Went West? [3:05]
　Cadenza: Viola [2:24]
　March of the Old Timers Reefer Division [2:19 ]
　Cadenza: Violin II [2:02]
　Tuning to Rolling Thunder [4:53]
　The Night Cry of Black Buffalo Woman [2:53]
　Cadenza: Cello [1:08 ]
　Gathering of the Spiral Clan [5:24 ]
　Captain Jack Has the Last Word [1:42]

　クロノス・クァルテット

　録音時期：2014年12月（1,2）、1990年3月（3）、1997年6月（4）、2002年8月（5）、1997年8月（6）