ヨルン・リーエル・ホルスト

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警部ヴィスティング 鍵穴

ヨルン・リーエル・ホルスト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094066555
ISBN 10 : 4094066551
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

閣僚を歴任してきた大物政治家バーナール・クラウセンが心臓発作で急逝した。直後、ラルヴィク警察の主任警部ヴィスティングは検事総長に呼び出される。クラウセンの臨終に立ち会った労働党幹事長が、機密文書の有無を確認するため故人の別荘を訪ねた際、大金のつまった段ボール箱が積まれているのを発見したのだという。クラウセンは外務大臣を四年務め、議会の防衛委員会の重鎮でもあった。見つかったのは巨額の外国紙幣であり、汚職につながる可能性があった。ヴィスティングは捜査チームに切れ者の鑑識員エスペン・モルテンセンを加え、極秘で捜査を始めた。

【著者紹介】
ヨルン・リーエル・ホルスト : 1970年、ノルウェー・テレマルク生まれ。ノルウェー警察元上級調査官。「Nokkelvitnet」で2004年にデビュー。2012年に発表したヴィスティング・シリーズ8作目「Jakthundene(邦題『猟犬』)」で、「ガラスの鍵」賞など三冠を受賞した

中谷友紀子 : 神奈川県生まれ。京都大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    死亡した政治家の別荘から発見された多額の紙幣。またも、親子+アマリアで取り組む未解決事件。アマリアもバブーからふすんでそれなりに貢献。迷宮となった昔をほじくろうとすると、必ずそれを阻もうとしたり、待っていたと動き出すものたちがいるのが、このヴィスティングシリーズだな。相変わらず読みやすく、ハラハラは相変わらず娘まわりで、ただそこだけですんで、よかった。

  • buchipanda3

    ノルウェーの警察ミステリ。前作が良かったので、その続編も手に取ってみた。その魅力はやはり主人公のヴィスティング警部。手堅くも的を外さない捜査で、事件の朧気な部分を小気味良く明らかにしていく手腕が良い。今作も序盤から政治家が残した大金の謎と繋がる事実が次々と浮かび上がる流れにグイグイと引っ張られて読んだ。さらに前作同様にクセ者のスティレルの剛腕ぶりと警部の娘リーネの探求心で本筋と絡まった未解決事件を揺さぶる。それを切っ掛けにクリティカルな展開となり一気に動き出したのが印象的。また彼ら彼女の活躍を読みたい。

  • のぶ

    前2作同様にヴィスティングの活躍が楽しめて嬉しかった。作者の個性はあるだろうが、同じ北欧ミステリーでも、スウェーデン産のものと比べ地味だが、猟奇的な部分が少なく、別の面白さがある気がする。本作は大物政治家バーナール・クラウセンが心臓発作で急逝するところから始まる。ヴィスティングは検事総長に呼び出され捜査にあたるが、別荘にあった大金、クラウセンの別荘の放火、過去に起きた、ある若者の失踪事件等、いろんな要素が絡まって物語は進行する。帯にある通り動機は切なく何とも言えない余韻を残した一冊だった。

  • Panzer Leader

    ヴィスティング警部は急死した元大物政治家の別荘より発見された大金の謎を極秘に捜査せよと検事総長から直々に指名される。前二作と同様ハデハデしい展開は無いものの地道な捜査・調査の繰り返しで安定感のある読みごたえ。元雑誌記者である娘のリーネも捜査陣営に加わるが、身体的な危機に陥るのは彼女が主でちょいと可哀想。また前作ちょっと嫌な奴だった捜査官スティレルも登場し今回は優秀な手腕を見せる。地味な持ち味ながらまた次も読みたいと思わせる良シリーズ。

  • stobe1904

    【警部ヴィスティングシリーズ】ノルウェイが舞台にした警部ヴィスティングシリーズ。亡くなった政治家の別荘で見つかった多額の現金について検事総長から極秘捜査を依頼されたヴィスティング警部。娘のリーネも加えて極秘捜査チームを結成したヴィスティングが着実に事件の真相に迫っていく…。前作の『カタリナコード』と同様、地道な捜査と地味な展開が続くが、ヴィスティングを含めた魅力的な登場人物たちとテンポの良さがこの作品でも良かった。孫とパズルで戯れるヴィスティングに心が和む。★★★☆☆

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