総特集・魔法少女まどか☆マギカ 魔法少女に花束を

ユリイカ編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791702299
ISBN 10 : 4791702298
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;23

商品説明

TVアニメ 『魔法少女まどか☆マギカ』、待望の総特集。
子ども向けアニメの枠組を大きく逸脱する、シビアな世界観、巧緻極まる物語、スタイリッシュな映像などが話題となり、大きな人気を集めることになった。
震災により、正式な日程で放映できなかったことによる飢餓感と、そのラストに描かれた 「希望」 とがさらに注目を集めることとなった。

★ラインナップ
【友‐愛を超えて】
この世でひとつだけの、かけがえのない絆 / 悠木碧×斎藤千和 [司会・構成=上田麻由子]

【『まどか☆マギカ』 へ至る道】
この世界に希望がある理由 / 虚淵玄×田中ロミオ [司会・構成=村上裕一]

【カラー口絵】
〜わたしたちの魔法少女 トリビュート・イラストギャラリー〜
志村貴子 今日マチ子 吾妻ひでお 尾崎智美 篠房六郎 西島大介 道満晴明 前田浩孝
『魔法少女まどか☆マギカ』 全話解説 / 中田健太郎

【まどかとは何か?】
まどか☆エチカ、あるいはキャラの倫理 / 斎藤環
少女たちの祈り 崇高さの起源について / 村上裕一

【虚淵玄という男】
eternal return 虚淵玄論 / 飯田一史

【新しい映像原理のために】
螺旋の理に導かれて / 中田健太郎×長岡司英

【美術のフレームから見る 『まどか☆マギカ』】
魔法少女たちの舞台装置 / 石岡良治

【魔法少女の可能性】
更新される「魔法少女もの」 アニメ史における 『まどか☆マギカ』 / 小川びい×泉信行
魔法少女と緋牡丹博徒 / 石田美紀

【音楽という魔法】
ClariSが触れたセカイと現実、梶浦由記が包んだ情景 『まどか☆マギカ』の音楽 / 冨田明宏

【『まどか☆マギカ』 の時代と未来】
メディアにおける/としての『魔法少女まどか☆マギカ』
オタク/サブカルの終わりと一〇年代 / さやわか×ばるぼら
2011年版オタク vs サブカル大戦争
『魔法少女まどか☆マギカ』が『SWITCH』 の表紙になるまで / 加野瀬未友

【資料】
魔法少女まどか☆マギカ事典 / 飯田一史
『魔法少女まどか☆マギカ』 キャスト・スタッフリスト

内容詳細

「魔法少女まどか☆マギカ」を総力特集。悠木碧×斎藤千和、虚淵玄×田中ロミオなどの対談他、全話解説、「まどかとは何か?」など多数の論考を掲載。魔法少女まどか☆マギカ事典、キャスト・スタッフリストも掲載。

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読書メーターレビュー

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  • マウリツィウス さん

    【魔法少女と遺産】古典依拠とされる「ワルプルギスWALPULGIS」を中世魔女狩りの中核と込めた評論選。ゲーテ『ファウスト』構成言語=ウルガタ/ラテン語系譜を参照したドイツ語表記を改変する《主要マギカ言語》と称すべき(※苦笑)韻律主体の台詞を構想だと定義する。『マギカ』の実態は起源者としてのゲーテを悪夢理論、つまり魔術高価値を見出した幻想浮遊論に示す。現代思想発展系としてのアニメ分野の予見を先に求めた『エヴァ』を別形式で本作は模倣した。この趣旨と明利が記号/絵画/音楽/映像様式の四重奏の紡ぎ出す調和だと。

  • oz さん

    初読。ほむらの望みはふたりでいること、まどかの願いはひとつになること。そういう話。

  • またの名 さん

    周回遅れで視聴した人間にもエヴァ超えが取り沙汰されたのが理解できるヒット作の、ユリイカ渾身の特集号。かつてオタクとサブカルが対立項だった頃に煙たがられた「語りたがる」サブカル批評の悪癖を遺憾なく発揮し、背景画の構図に物語と呼応する螺旋構造を見出したり現代思想の文脈に引き込んだりと、一次情報よりメタな二次情報を満載して濃厚。ラカン理論からキャラがキャラとしての存在根拠を賭して体現した倫理までを論じる斎藤氏の考察ともなると、メタな評論根性が一周してむしろ素朴に見える。声優、脚本の対談など貴重な一次情報も収録。

  • ミヒャエル・安吾 さん

    ブームになった当初に買って、積読状態にあった本書を遂に読了。まどマギを愛し、まどマギに愛された者たちへの雑誌である。読んでて思った事は、全く関係ないけどプリヤの美遊とイリヤの関係って、ほむほむとまどかの関係に大体似てるよねって事かな。囚われた者と解放する者。叛逆でほむほむは「愛の権化」と化したけど、美遊も1期ラストでその兆候見せてたしね(美遊は『孵化』しなかったけど)。本書にもあるけどFateは虚淵絡んでるし、親和性が高いのかもしれない。あと、おいさん可愛い。

  • ブナ太郎 さん

    魔法少女まどかマギカのための評論集。まず冒頭にまどか役とほむら役の声優さんの対談があり、これが結構独特で面白かった。自分なりに解釈して、身を削りながら演じるのは大変だったろうなと思う。ほかにも中身の濃い評論が揃っており、このアニメが人々に与えた衝撃は相当大きかったのだろう。エロゲー的物語の法則が、アニメ界に上陸し、アニメの暗黙のお決まりやタブーをよく練られたプロットで巧妙にぶち壊すところが、この作品の魅力であり、面白さだと改めて感じた。

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