ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ

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尼僧ヨアンナ 岩波文庫

ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003277713
ISBN 10 : 4003277716
フォーマット
出版社
発行年月
1997年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
274p;15

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読書メーターレビュー

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  • らぱん さん

    @傑作。情景描写がとても優れており聴覚や視覚に強く訴えてくる。映画にしたくなるのがよくわかる。 17世紀フランスの「ルーダンの悪魔憑き」が題材で、事件前半の教区司祭の火刑の後の後半部に絞り込んでいる。 祓魔師スーリンと院長ヨアンナを中心に据え、群像劇にしていることで物語は立体的になり、聖と俗が対比され、信仰や神学といった観念的なものの理解を助ける。 実質上の主人公はヨアンナよりはスーリンなのだが、それ以外の人物の造形が素晴らしく魅力的で、彼らの存在がスーリンの心情描写の役目になっている。A↓

  • 俊 さん

    ポーランドの辺境の修道院で悪魔憑き騒ぎが起きる。その解決のために主人公のスーリン神父が派遣されるが、一筋縄ではいかず…といった物語。最近の小説かと思うくらい読み易い文章で、田舎の寒村の泥臭い描写が秀逸。悪魔祓いと言ってもホラー要素は薄く、人間内部の様々な葛藤を神や悪魔、宗教を通して描くのがメイン。興業のように行われる悪魔祓いの異様さは、読んでいて気持ち悪かった。なんとも言えない不条理な結末が独特の後味を残す作品。

  • ホームズ さん

    物語としては前半少し単調な感じがしてしまった。後半になってくると面白くなってきた感じかな。ヨアンナに取りついた悪魔を祓うためにスーリン神父の行動は凄いな〜。浮かんでくるのは『薔薇の名前』の映画のイメージだった。暗黒の中世という言葉が似合う映画だったな〜(笑)

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    誰かを救おうとする行為すら揶揄される自己本位がむき出しの田舎と描写が俗悪的に描かれている分、ヨアンナを愛して救おうとしたために悪魔に身を渡した神父の苦悩と犯した罪が遣る瀬無いです。誰かを永遠に救うということは自分の救いを永遠に手放すことなのか?苦悩を与えて救わないのならば神は存在しうるのか?しかし、その思いは真ということに変わりはなかったことが何よりも尊く、思えます。オチが皮肉だからこそ、人は神という存在を考えずにはいられないのだろう。

  • 松本直哉 さん

    魂をコップに例えるブリム神父と、胡桃に例えるスーリン神父の対比が興味深い。コップのように単純な形ではなく、多くの襞や迷路があるゆえに、その襞の奥にたった一滴でも悪魔の魔性が残っていたら神の愛は台無しになると主張するスーリン神父の魂への深い洞察は他の誰にもないもので、だからこそ彼は誰も試みようとしなかった一対一で向き合っての悪魔祓いを、誤解と嘲笑にもかかわらず敢行したのだろう。ほとんど迷信のような悪魔憑きと、近代的な心理療法の話の奇妙な結合。その結末は悲惨だが神父はそれで満足だったのではなかろうか

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