モーツァルト(1756-1791)

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CD

Sym.40, 41: Kubelik / Bavarian Rso (1985 Live)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
KKCC4258
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

大きなオーケストラで再現するモーツァルトの理想的な姿がここにある。力感、構築力も申し分なく、推進力すら感じさせる名演奏だ。アンサンブルの乱れる部分もあるが、これはライヴのご愛敬。ヴァイオリンの対向配置が作曲者の音の遊びの再現にふさわしい。★(純)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. 交響曲第40番ト短調
  • 02. ジュピター*交響曲第41番ハ長調

総合評価

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まさにJupiterがこれ以上を想像するのが難...

投稿日:2012/05/13 (日)

まさにJupiterがこれ以上を想像するのが難しいくらい素晴しい。 出だしこそちょっと乗り切れていないが、1楽章提示部の反復のあたりから見る見る生気を取り戻し、くっきりと見通しのいい安定感のある隙のない造形美からどこもかしこも充実した音楽美に満たされており豊潤な音楽が泉のように滾々と溢れ出し、フィナ−レには圧倒的な神々しい輝きを放つ。71年のウィ−ンpo盤よりク−ベリックの個性が最良の形で結実した貴重なライブ演奏の記録。

no music no life さん | 奈良県 | 不明

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80年のスタジオ盤はこの2曲セットの代表盤...

投稿日:2012/03/03 (土)

80年のスタジオ盤はこの2曲セットの代表盤といえるものだが、当時の若かりし僕は、整っているけれど個性的なところは1つもない、つまらない演奏に感じていた。クーベリックを見限っていたのだが、気まぐれからこの85年ライヴ盤を聞いて、頭をガツンと殴られたような衝撃を感じた。白熱と均整の絶妙のバランス或いはせめぎ合い、澱みと清らかさの同居、軽みと厚みの二面性。迫力がすごいのに、均整がとれ、(残念ながら完全に制御しきれているわけではないが)強力に統率された音楽は、まさに最高神の神殿への階段に臨んで、遥か彼方の下界と明瞭だが遠望する至高の社殿を交互に見ているような現実離れした気分にさせられる。言っておくが僕はアンチカラヤンで、親ベーム、親C.デイヴィス派だ。その僕が、特に41番の2トップの片手にこの盤を推す。モーツァルト当時の楽器編成では不可能な音だが、この可能性が大作曲家の名曲というものだろう。ピリオドスタイルも好きだが、この高みは何物にも代えがたい。

river さん | 愛知県 | 不明

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クーベリックが手兵バイエルン放送交響楽団...

投稿日:2011/07/04 (月)

クーベリックが手兵バイエルン放送交響楽団とともに1980年にスタジオ録音したモーツァルトの後期6大交響曲集は、往年のワルターやベームの名演にも匹敵する素晴らしい名演である。したがって、クーベリックによるモーツァルトの交響曲録音の代表盤としては、1982年のレコード・アカデミー賞も受賞した当該スタジオ録音を掲げるのが一般的であり、私としてもそれに異論を差し挟むつもりはない。しかしながら、本盤におさめられたモーツァルトの交響曲第40番及び第41番は1985年のライヴ録音であり、前述のスタジオ録音に比較すると一般的にはあまり知られていない音源であると言えるが、演奏自体ははるかに本演奏の方が上であり、知る人ぞ知る至高の超名演と高く評価したい。本演奏が前述のスタジオ録音と大きく異なるのは、深沈たる奥行きの深さと圧倒的な高揚感と言えるのではないか。クーベリックは実演でこそ本領を発揮する指揮者であり、本演奏においてもその真骨頂が存在していると言える。前述のスタジオ録音においてもシンフォニックで優美な演奏に仕上がっていたが、本演奏では悠揚迫らぬインテンポで曲想を堂々と描き出していくとともに、楽曲の頂点に向けて畳み掛けていくような気迫や高揚感が満ち溢れており、スタジオ録音以上に力強い気迫や生命力、そして奥行きのある演奏に仕上がっていると言える。とりわけ第41番の終楽章はヴァイオリン両翼型の配置による立体的な響きが、本演奏の類稀なる高揚感に一躍買っている点を忘れてはならない。また、スタジオ録音では基本的に反復を省略していたが、本演奏ではすべての反復を実施している。その結果、両曲で約75分(第40番は約35分、そして第41番は何と約40分)という長大な演奏となっているが、いささかも冗長さを感じさせることもなく、むしろ音楽が濃密で、なおかつスケールが極めて雄大なものとなっているのも本名演に大きく貢献していると言える。いずれにしても、1985年当時はクーベリックもコンサートの回数を限定して、引退をも念頭に置いていた時期に相当するが、それだけにクーベリックの本演奏にかける、燃えるような渾身の情熱を感じることが可能であり、いい意味での知情兼備の彫の深い至高の超名演に仕上がっていると高く評価したいと考える。録音は、低音を絞り気味にすることで悪名高いオルフェオレーベルであり完全に満足できる音質とは言い難いが、それでも楽曲がモーツァルトの交響曲であること、そして1985年のライヴ録音ということに鑑みれば文句は言えないレベルの音質に仕上がっていると言っても過言ではあるまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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