CD 輸入盤

鍵盤楽器のための作品全集 ファン・オールト(fp)(14CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BRL93025
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

『後宮からの逃走』序曲など8つの世界初録音を含む、現在もっとも完全な、鍵盤楽器のための作品全集。オランダのフォルテピアノ奏者、バルト・ファン・オールトによる大傑作の登場です。
 なお、当セットは、Brilliant Classicsのグループ・レーベルであるColumnsからリリースされていたソナタ2枚、変奏曲2枚、4手ピアノ3枚の計7枚のアルバム(1997〜2002年録音)を母体に、7枚の新録音(2003〜2005年録音)を加えて完成したもので、変奏曲2枚と4手ピアノ3枚の録音については、Brilliantのモーツァルト・エディションでもリリースされていました。
 バルト・ファン・オールトは、アムステルダム王立音楽院でピアノを修了したのち、同音楽院で有名なスタンレイ・ホーフランドにフォルテピアノ奏法を師事、1986年にベルギーの「モーツァルト・フォルテピアノ・コンクール」に優勝して名声を得ますが、その後、名門コーネル大学で、マルコム・ビルソンのもと歴史的演奏実践における研究をこない、1993年に博士号を取得、高度な技術と豊かな学識の両面を備えたフォルテピアノ奏者&音楽学者として世界中で活躍することとなります。
 レコーディングでは、同じブリリアント・レーベルから発売されている、フィールド、ショパンほかの作品を時代楽器で再現した「ノクターンの世界」が隠れた人気作として注目を集めていたほか、彼が所属するファン・スヴィーテン・トリオのハイドン・ピアノ・トリオ全集や、ホーフランド、デュチュラー、小島芳子、福田理子らと分業で完成したハイドン:ピアノ・ソナタ全集、寺神戸亮、鈴木秀美と共演したベートーヴェン&フンメルのピアノ・トリオ集、テル・リンデン、フェルハーヘン、ルーロフスと共演したモーツァルトのピアノ四重奏曲集などがあります。
 今回のアルバムでのオールトの演奏は、抑揚大きく実に表情豊かなもので、随所で示される力感みなぎるホットな音楽や敏捷な走句の切れ味には驚くほかありません。フォルテピアノ演奏にありがちな脆弱さや朴訥な印象はここには微塵もなく、精力的な創作&演奏活動を展開していたとされるモーツァルトのパワフルな面が、実によくあらわされていると思います。
 写真・図版を数多く掲載した68ページに及ぶブックレット(英語)も充実しており、ケッヘル作品目録第8版の編者で、モーツァルト研究の権威としても知られるコーネル大学教授のニール・ザスラウによる“Mozart as a Pianist”という解説や、ボストン在住のフォルテピアノ奏者で音楽学者でもあるシルヴィア・ベリーによる長大な作品解説、それにオールト自身による解説が掲載されています。さらに14枚すべての絵柄が異なる紙ジャケットも楽しい仕上がりとなっているほか、厚さ5センチの外箱のデザインの良さ、コーティング具合の良さも大きなポイントと言えるでしょう。廉価盤とはとても思えない装丁です。

CD-1:
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.333
・幻想曲 ニ短調 K.397
・幻想曲 ハ短調 K.396
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ1995年製作)
 1997年9月、ローン、ヘルフォルムデ教会

CD-2:
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.570
・幻想曲 ハ短調 K.475
・ピアノ・ソナタ ハ短調 K.457
・ピアノ・ソナタ ロ短調 K.540
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ1995年製作)
 2000年4月、ユトレヒト、マリア・ミノール

CD-3:
・「リゾンは森で眠っていた」による9つの変奏曲 ハ長調 K. 264
・「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353
・「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調 K.354
・「愛の神」による8つの変奏曲 ヘ長調 K.352
・「主よ幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K.398
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2001年11月、デフェンター、レモンストランツェ教会
 1997年9月、ローン、ヘルフォルムデ教会(K.398)

CD-4:
・クラリネット五重奏の最後の主題による6つの変奏曲 K.Anh.137
・グルック『メッカの巡礼』の「愚民の思うは」による10の変奏曲ト長調 K. 455
・アレグレットの主題による12の変奏曲変ロ長調 K.500
・デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲ニ長調 K.573
・「女ほど素敵なものはない」による8つの変奏曲ヘ長調 K.613
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2001年12月〜2002年1月、デフェンター、レモンストランツェ教会

CD-5:
・ピアノ・ソナタ 変ホ長調 K.282
・ロンド ニ長調 K.485
・ピアノ・ソナタ ト長調 K.283
・ロンド イ短調 K.511
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1785年モデル(ヘラルド・トゥインマン2002年製作)
 2003年10&12月、2004年6&10月、ユトレヒト、マリア・ミノール

CD-6:
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.279
・フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲ハ長調 K.179
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.280
・サリエリ『ヴェネツィアの市』から「わが愛しのアドーネ」による6つの変奏曲ト長調 K.180
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 作者不詳、1785年ウィーン製
 2004年10月、シーダム、ウェストフェスト教会

CD-7
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.309
・サルティ『他人のけんかで得をする』の「仔羊のごとく」による2つの変奏曲イ長調 K.460
・ピアノ・ソナタ イ短調 K.310
・『ああ、お母さん、聞いて下さい』による12の変奏曲ハ長調 K.265
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.311
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2004年10月、2005年5月、シーダム、ウェストフェスト教会

CD-8:
・ピアノ・ソナタ イ長調 K.331
・8つのメヌエット K.315a
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.332
・6つのドイツ舞曲 K.509
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2005年5月、シーダム、ウェストフェスト教会

CD-9:
・前奏曲とフーガ ハ長調 K.394
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533
・組曲ハ長調 K.399
・アイネ・クライネ・ジーク K.574
・小葬送行進曲 ハ短調 K.453a
・前奏曲 ホ短調 K.Anh.32[世界初録音]
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
・2つの短いフーガ K.154a[世界初録音]
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1800年モデル(ヘラルド・トゥインマン2001年製作)
 2005年11月、ローン、ヘルフォルムデ教会

CD-10:
・歌劇『後宮からの逃走』序曲[鍵盤楽器版:世界初録音]
・アダ−ジョ ヘ長調 K.Anh.A65[世界初録音]
・前奏曲 K.624[世界初録音]
・アダージョ ハ長調 K.356
・6つの変奏曲 K.54
・行進曲 ハ長調 K.408/1
・メヌエット ニ長調 K.355
・自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
・コントルダンス ニ長調 K.534[世界初録音]
・カプリッチョ ハ長調 K.395
・鍵盤楽器のための3つの小品
 アレグロ ト短調 K.312
 アンダンテ 変ホ長調 K.236
 アレグロ 変ロ長調 K.400
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1800年モデル(ヘラルド・トゥインマン2001年製作)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000/2005年製作)
 (K.395・312・236・400のみ)  2005年10&11月、ローン、ヘルフォルムデ教会

CD 11
・グラーフのオランダ歌曲による8つの変奏曲 ト長調 K.24
・アンダンテ ハ長調 K.1a
・アレグロ ハ長調 K.1b
・アレグロ ヘ長調 K.1c
・メヌエット ヘ長調 K.1d
・メヌエットとトリオ ト長調 K.1e/f
・メヌエット ヘ長調 K.2
・アレグロ 変ロ長調 K.3
・メヌエット ヘ長調 K.4
・メヌエット ヘ長調 K.5
・アレグロ ハ長調 K.9a
・クラヴィーアのための小品 ヘ長調 K.33B
・メヌエット ニ長調 K. 61g
・クラヴィーアのための小品 変ロ長調 K.Deest (1768?)[世界初録音]
・ロンドンのスケッチブック K.15 (1765) 15 - 50
・9つのピアノ小品 K.Anh.207) [世界初録音]
・「ウィリアム・ファン・ナッソー」の主題による7つの変奏曲 K.25
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000/2005年製作)
 2005年11月、ローン、ヘルフォルムデ教会

CD-12:
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.381
・フーガ ト短調 K.401
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.497
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 ウルスラ・デュチュラー(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2001年7月、デフェンター、レモンストランツェ教会
 2001年12月、ユトレヒト、マリア・ミノール
 (K.381のみ)

CD-13:
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.19d
・自動オルガンのための幻想曲 ヘ短調 K.608
・アンダンテと変奏曲 ト長調 K.501
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.521
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 ウルスラ・デュチュラー(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 2001年7月、デフェンター、レモンストランツェ教会
 2001年12月、ユトレヒト、マリア・ミノール
 (K.521のみ)

CD-14:
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.358
・自動オルガンのためのアダージョとアレグレット ヘ短調 K.594
・二台のピアノのためのフーガ ハ短調 K.426
・二台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
 バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
 ウルスラ・デュチュラー(フォルテピアノ)
 アントン・ヴァルター1795年モデル(クリス・メーネ2000年製作)
 ヨハン・シャンツ・モデル(トマス&バルバラ・ヴォルフ1983年製作)
 2001年12月、ユトレヒト、マリア・ミノール
 2001年7月、デフェンター、レモンストランツェ教会
 (K.358のみ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Sonata in B flat major, KV. 333 Allegro 7:15
  • 02. Sonata in B flat major, KV. 333 Andante cantabile 7:23
  • 03. Sonata in B flat major, KV. 333 Allegretto grazioso 6:12
  • 04. Fantasy in D minor, KV. 397 5:14
  • 05. Fantasy in C minor, KV. 396 8:59
  • 06. Sonata in C major, KV. 330 Allegro moderato 6:19
  • 07. Sonata in C major, KV. 330 Andante cantabile 6:32
  • 08. Sonata in C major, KV. 330 Allegretto 5:33

ディスク   2

  • 01. Sonata in B flat major, KV. 570 Allegro 6:08
  • 02. Sonata in B flat major, KV. 570 Adagio 8:13
  • 03. Sonata in B flat major, KV. 570 Allegretto 3:57
  • 04. Fantasy in C minor, KV. 475 11:13
  • 05. Sonata in C minor, KV. 457 Molto allegro 5:26
  • 06. Sonata in C minor, KV. 457 Adagio 7:51
  • 07. Sonata in C minor, KV. 457 Allegro assai 4:48
  • 08. Adagio in B minor, KV. 540 6:52
  • 09. Sonata in D major, KV. 576 Allegro 5:35
  • 10. Sonata in D major, KV. 576 Adagio 5:04
  • 11. Sonata in D major, KV. 576 Allegretto 4:32

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総合評価

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資料的価値、演奏内容ともに第一級の出来だ...

投稿日:2007/04/12 (木)

資料的価値、演奏内容ともに第一級の出来だと思います。演奏面では思い切りの良いフォルテ、微妙な強弱の絶妙さ、低音域の充実などが特に素晴らしく、フォルテピアノの魅力を余すところなく表現しています。モーツァルトの鍵盤作品をフォルテピアノで、という方には是非ともおすすめしたいセットです。

K195 さん | 大阪 | 不明

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資料的価値に対する評価が 議論されますが...

投稿日:2006/10/18 (水)

資料的価値に対する評価が 議論されますが、演奏内容も すばらしいものだと思います。特にフォルテで弾かれる 部分の思い切りの良さからくる迫力は、モーツァルトの音楽に対するイメージを変えてしまうほど。軽く見られてしまいがちな「キラキラ星変奏曲」がこれほど凄い曲とは!

kiitan さん | 川西市 | 不明

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痒いところに手が届く

投稿日:2006/03/16 (木)

痒いところに手が届く

LR さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

人物・団体ページへ

モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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