CD 輸入盤

歌劇『魔笛』全曲 クレンペラー&フィルハーモニア管

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
5673852
組み枚数
:
2
レーベル
:
フォーマット
:
CD

商品説明

含蓄の多面的名演! クレンペラーの『魔笛』全曲

 1964年ステレオ録音。“魔笛”という作品の奥深さ・可能性を極限レベルで体感させる稀有な名演。舞台の無いレコードでは必要無いと、台詞を全部カットした結果、切れ目無くモーツァルトの音楽が連続することとなり、それぞれの曲が息抜きなしに聴き手に迫るのが実に魅力的。
 さらにそこで示されるクレンペラーの読みの深さには脱帽もので、通常コミカルな“フムフム...”といった曲でさえ、実に美しい響きと複合的な構造を持つことを如実に知らしめてくれるあたり、まさに比類がありません。
 歌手陣も粒揃いで、共にデビュー間もなかったルチア・ポップの美しい夜の女王にヤノヴィッツの透明なパミーナ、こわいほどの威厳に満ちたフリックのザラストロにゲッダによる端正なタミーノ、ベリーの愉快なパパゲーノ等々。侍女にまでシュワルツコップ、ルートヴィヒ、ヘフゲンというほとんど冗談のような豪華なキャスティングはまさに超ド級。
 余談ながら、このようなキャスティングとヘヴィーな演奏により、近年の演出でときおりみられる“夜の女王側=善”、“ザラストロ側=悪”という雰囲気が濃厚に感じられるのもこの演奏の大きな特徴といえ、複雑で多層的な意味合いを持つ“魔笛”の様々な面に接したい聴き手にとっては、これ以上ない名演と言えるのではないでしょうか。
 リマスターも成功で、立体的なクレンペラー・サウンドが心行くまで堪能できるのが嬉しいところです。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 歌劇「魔笛」 序曲
  • 02. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.1:序:助けてくれ!助けてくれ!
  • 03. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.2:リート:さても、おいらは鳥刺し稼業
  • 04. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.3:アリア:この絵姿の心奪う美しさは
  • 05. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.4:レチタティーヴォとアリア:おお、おそれてはならぬ、愛する若者よ
  • 06. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.5:五重唱:フム!フム!フム!
  • 07. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.6:三重唱:かわいい鳩ポッポちゃん・・・
  • 08. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.7:二重唱:恋をしるほどのお方なら
  • 09. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:この道を行けば御身はめざしたものに達します
  • 10. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:お前の魔法の調べはなんと力強いのだろう
  • 11. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:すばやい足が、機敏な勇気が
  • 12. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:心正しい人がみな
  • 13. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:ザラストロ万歳
  • 14. 歌劇「魔笛」 第1幕[ところどころ樹木でおおわれた岩だらけの土地] Nr.8:フィナーレ:おい、高慢ちきの若いの・・・

ディスク   2

  • 01. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.9:僧たちの行進
  • 02. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.10:合唱つきアリア:おお、イシスならびにオシリスよ
  • 03. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.11:二重唱:女性のたくらみに心すること
  • 04. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.12:五重唱:おや?おや?おや?
  • 05. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.13:アリア:誰だって知っているんだ、恋のよろこびは
  • 06. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.14:アリア:地獄の復讐の思いが私の心臓でたぎり立っている
  • 07. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.15:アリア:この神聖な殿堂の中では
  • 08. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.16:三重唱:私らは再びあなた方を
  • 09. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.17:アリア:ああ、わたしにも感じる、愛のしあわせが
  • 10. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.18:合唱:おおイシスとオシリスよ
  • 11. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.19:三重唱:いとしいお方、もうこれきりお目にかかれませんの?
  • 12. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.20:ひとり娘か、女房が、パパゲーノ用に欲しいもの
  • 13. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:まもなく暁の到来を告げて
  • 14. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:苦難を耐えてこの道を行く者は
  • 15. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:わたしのタミーノ
  • 16. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:パパゲーナ!パパゲーナ!
  • 17. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:パーパーパーパー
  • 18. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:さあ、静かに!静かに!静かに!
  • 19. 歌劇「魔笛」 第2幕[椰子の林] Nr.21:フィナーレ:太陽の光が夜を追い払った

総合評価

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クレンペラーのモーツァルト・オペラの中で...

投稿日:2017/12/21 (木)

クレンペラーのモーツァルト・オペラの中では、一番抵抗のない名演。やはりイタリア・ブッファよりドイツ・ジングシュピールの方が体質にあっているのだろう。魔笛は有名な割には十全な全曲盤が少なく、私は魔笛を聞きたくなると、クレンペラー盤かショルティ盤を聞いてきた。台詞が省略されているのも不満と言えば不満だが、カラヤン、ベームの旧盤もそうであったことを思えば1960年代にはまだ、こうした音楽以外のものは、レコードには不要と思われていたのだろう。ただ一流の歌手たちは、台詞を語っても一流ということが、他のレコードや実演などからわかっているので、省略されているのはやはり残念というしかない。コロラトゥーラから始めたポップの夜の女王はすばらしく、後宮のブロントヒェンとならぶこの分野の貴重な記録といえよう。この後、よりリリックなパミーナやスザンナ、さらには伯爵夫人やアラベラなどよりドラマチックな世界にひろがっていったのだ。他の歌手も綺羅星のごときすばらしさで、歌手のバランスのよさに関しては他のどんな全曲盤より優れているといえよう。録音後50年あまり過ぎても、少しもその生命と魅力を失わない貴重な録音と言える。

カラスの息子 さん | 島根県 | 不明

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LPもCDも持っているが、シングルレイヤーを...

投稿日:2017/06/28 (水)

LPもCDも持っているが、シングルレイヤーを買って良かった。音が柔らかいし、一つ一つの楽器がよく聴こえる。逆説的だが、数多くのスキャンダルにまみれたクレンペラーだから、無垢な音楽になるのだろうか。クレンペラーが指揮するマーラーの交響曲やスコットランド、ローエングリンに通じるものがある。確か、クレンペラーの80歳を記念して、当時のEMIが総力を結集して録音したものと思われる。そして、レッグが関わる最後となるもので、録音が始まるとレッグは一切口出しをさせてもらえず、締め出されたらしい。真のオペラファンはセリフなしを好まないのだろうが、真のクラシック音楽好きはセリフを好まない、と言えば反感を買うだろうか。歌詞はメロディのしもべであるならば、音楽のないセリフは要らない。解説の堀内氏は一流のオペラ評論家らしいが、本演奏のLP発売時、同じ曲のベーム盤の方を買って良かった、と自慢げに書いている。この人は一流のオペラ好きで、一流のクラシック音楽評論家ではない、と言いたい。堀内氏は当時の主流はカラヤンで、対抗がベームと書いている。笑止千万。

o.k. さん | 東京都 | 不明

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 素晴らしい名演。ややゆったり目のテンポ...

投稿日:2017/06/19 (月)

 素晴らしい名演。ややゆったり目のテンポで、微妙な呼吸のとりかた、細部の表現、バランス、見事としか言いようがない。歌手について夜の女王を歌うポップは聞いた中で随一の出来。タミーノ、パパゲーノ、パミーナを歌う、ゲッタ、ワルターベリー、ヤノヴィッツもいい。ザラストロはまあまあ。 気になる弱い箇所なし。台詞の省略も賛成。

プリン さん | 奈良県 | 不明

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人物・団体紹介

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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