CD

Comp.piano Sonatas: Uchida

Mozart (1756-1791)

User Review :4.5

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
PHCP2229
Number of Discs
:
6
Label
:
Format
:
CD

Product Description

83年10月から87年7月まで4年間に亘って録音された全曲を番号順に集めた全集である。その演奏については既に多くが語られてきた。今はただ美しいK.485のロンドを聴きながら彼女に対する深い敬意をもってモーツァルトを楽しむことにしよう。(も)(CDジャーナル データベースより)

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Comprehensive Evaluation

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日本人なので応援したいがどうも音がくすん...

投稿日:2024/04/05 (金)

日本人なので応援したいがどうも音がくすんでいるように聞こえる。ピリスの全集と比べると美しさでは圧倒的にピリスが上だ。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

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陰影の付け方が素晴らしいです。テクニック...

投稿日:2010/08/28 (土)

陰影の付け方が素晴らしいです。テクニック的には、お手本のような演奏。

静流 さん | 福岡県 | 不明

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昨年英国DBEを受賞した内田光子が30歳代の1...

投稿日:2010/01/10 (日)

昨年英国DBEを受賞した内田光子が30歳代の1983年から1987年にかけて毎年分納収録して大成したモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集(18曲のソナタ以外に幻想曲、ロンド等を含む)であります。内田は周知の如く1970年ショパン・コンクール二位入賞の実績を有しこれを日本人として越えた者は今日現在いません。1980年頃からモーツァルト演奏を公開し出して本盤1983年収録の第11番K331「トルコ行進曲」(タイムは@13’49A6’38B3’31とせっつかない印象タイム)では翌年エジソン賞やレコード・アカデミー賞が与えられている程の名演なのであります。確かに第3楽章など単に弾き進むのではなく微妙な変化をつけておりエンドの辺りは段差を強調するなどの個性が光った演奏であります。大半の曲を聴き終えてこの「個性・・・情と知の捻ったぶつかり合い」がモーツァルトの曲にピッタリ感があるかどうかは聴く側の好みにも寄ってくるのでありそこは様々な印象を持ったことは事実であります。さきほど「せっつかない印象」と書いたのですがサンプリングで他の曲でのタイムをメモしますと第8番K310(1985年録音)が@8’04A10’42B2’48、第12番K332(1983年録音)@6’57A5’01B6’35といった具合でタイムだけでもおわかりになると思います(勿論演奏そのものもであることは言を待たないのでありましょう)。私の聴いた全集アルバムには内田の「全曲録音を終えて」というメモがついており少し引用させていただきますと「モーツァルトのピアノ・ソナタの全曲演奏、そして録音をふり返ってみると、1曲1曲の美しさ、楽しさ、特殊性がまず有るが、それを越えた全体の流れを知る面白さが最大の発見であったと言えよう。彼の一生の大きな波をたった18曲のうちに垣間見ることができる。そしてオペラやピアノ協奏曲の華やかさやヴァラエティ、規模の大きさがないかわり、限られた素材と形の中で他の作品にはない世界が展開される・・・(以下各曲の演奏ポイントに触れています)」・・・大きな仕事を完遂した者だけが言える言葉と思います。確かにモーツァルトが18歳の1774年第1番K279から1789年の第17番K576(前年第18番K533がK494と合体完成?)までの過程で彼の短い生涯、様々な走馬灯が走るのを内田は視ていたのでしょう。この解説書にはあの指揮者イッセル・シュテットの息子で音楽学者、フィリップスプロデュサーのエリック・スミスの各曲説明もついております。又、彼女はいつか再録するのかも知れませんがこの時の全曲盤は貴重なやや大袈裟に申せば我々日本人にとっての素晴らしい金字塔でもあると思っております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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