モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ集 レイグラフ(p)(5CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DBCD108
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
Sweden
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

レイグラフ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

シュナーベル直系の大家とされるスウェーデン出身のレイグラフは、日本人でも伊藤恵や若林顕を教えた、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院の教授としても知られています。モーツァルトはレイグラフのライフワーク。このボックスセットに収められているのは、すべて教授が60代の頃の演奏ですが、天衣無縫で無垢なモーツァルトのソナタを聴かせてくれます。既発売の5CDが「モーツァルト・イヤー」にセット化です。
 それぞれの曲にたいする深い理解と造詣、ゆるぎないテクニックに裏打ちされた正統派の演奏です。トルコ行進曲も、奇を衒ったところは一切なく、それでいて絶妙なアクセントのつけかたはとても魅力的です。

【収録情報】
CD1:
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.279
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.332
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.570
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.311

CD2:
・ピアノ・ソナタ 変ホ長調 K.282
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.330
・幻想曲ハ短調 K.475
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.457

CD3:
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545
・ピアノ・ソナタ イ短調 K.310

CD4:
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.280
・ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.333
・ピアノ・ソナタ ト長調 K.283
・ピアノ・ソナタ ニ長調 K.284

CD5:
・ピアノ・ソナタ ハ長調 K.309
・ピアノ・ソナタ イ長調 K.331
・ピアノ・ソナタ ヘ長調 K.533/494

 ハンス・レイグラフ(p)

 録音:1982,84年

総合評価

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5.0

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レイグラフはスウェーデン20年生まれ。72年...

投稿日:2011/07/22 (金)

レイグラフはスウェーデン20年生まれ。72年からモーツァルテウム音楽院の教授として指導にあたり、名教師として著名、数々のピアニストを育て上げています(日本人の弟子も多数)。かのシュナーベル直系であり、孫弟子。そのキャリアに比して(ミケランジェリと同年!)、華やかな演奏活動や録音活動を展開しているわけではないので、一般には知られていないピアニストかと思われます。逆にその筋、つまりピアニストや“愛鍵家”にあっては周知の人物のようですね。当盤は、教授が60代にスウェーデンで録音したもの。きわめて瑞々しい演奏。ジャケット写真を見るとかなり無骨で短い手なのですが、奏でられる音は何とも繊細。スタインウェイの鍵盤からこんな音色を醸し出すピアニストなんて、そうそういないのではないでしょうか。私にとっての唯一の瑕疵は、リピートを“まったく”実施していないところ。近年の演奏(それも録音)で、提示部反復無視はかなり珍しいですが、全曲にわたって徹底しているので、思うところあっての所為なのでしょうね。『論語』の憲問篇に「君子は其の言の、其の行ひに過ぐるを恥づ」、つまり「おのれの言葉が、その実践以上になることを恥じる」とあります。ピアニストにとっての言葉とは、その演奏にほかなりません。自分の技量以上の演奏を行わんとするとき、奏者はおうおうテンポの変化や装飾に頼り、手練手管を繰り出して切りぬけがちですが、そんなもので聴く者の耳を籠絡せずとも、相応の人物が相応の曲を相応に演奏すれば、ただそれだけでじゅうぶんに美しいのですね。名教師がモーツァルト演奏の手本を示した、といったら四角四面で干物のごときそれを想像するかも知れませんが、まったく違います。清冽でまろやかな水がこんこんと涌き出でてやまぬ、そんなモーツァルトをお聴きください。

銀蛇亭 さん | 福島県 | 不明

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演奏家たちの教科書となる演奏がある。例え...

投稿日:2006/05/03 (水)

演奏家たちの教科書となる演奏がある。例えばグールドはその著書などで、平均律やモーツァルトはEフィッシャー、ベートーヴェンはシュナーベルを勉強したことなどを正直に告白している。それを自分の語法に昇華し、独自の世界を切り開くところはさすがプロだ。さてレイグラフの演奏だが、いろいろな演奏と比較することを薦めます。面白いよお。この録音を参考にしているプロは結構いるはず。大いに参考にして結構。しかしプロならば自分の語法に消化してから披露してほしいものです。

ひのき饅頭 さん | 愛媛県 | 不明

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メジャーレーベルのスターピアニストの演奏...

投稿日:2006/05/01 (月)

メジャーレーベルのスターピアニストの演奏より遥かに多くのことを教えてくれる。テキストの読み方をしっかりと聴かせてくれ、参考になる。実は一部のピアニストのネタ本のような存在と思われる。いくつかの録音でその影響を確認できる。素晴らしい演奏ですが、モーツァルトの音楽に物語やレッテルを求める人には薦めない。でもモーツァルト年に相応しいリリースだと思う。これを逃したら手に入る機会はおそらくもう無いだろう。

ひのき饅頭 さん | 愛媛県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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