モーツァルト(1756-1791)

人物・団体ページへ

CD

ピアノ・ソナタ全集 ファジル・サイ(6CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
AVCL25905
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ファジル・サイ/モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集(6CD)

ファジル・サイの最新録音は、驚愕のモーツァルト:ソナタ全集!
入念な解釈と演奏によってすべてが新鮮に響く。まさに「天才は天才を知る!」

「トルコ行進曲ジャズ」で一躍ブレイクした天才ピアニスト、ファジル・サイ、2年ぶりのソロ・アルバムは、なんとモーツァルトのピアノ・ソナタ全集6枚組!
 番号順に収録するのではなく、曲の性格(色合い)毎にディスクに分け、3年をかけてモーツァルトの故郷ザルツブルクで念入りに収録しました。各ディスクにはファジル・サイが作曲家=演奏家の視点から名付けたタイトルが付けられています。モーツァルトのピアノ・ソナタは、時にピアノ学習者の教材扱いされることもあり、ベートーヴェンのソナタに比べて深みが足りないとも言われますが、ファジル・サイならではの独創的かつ入念に練り上げられた演奏からは、思いがけない深みとドラマが浮かび上がって来ます。モーツァルトのピアノ・ソナタ演奏史において、まったく違ったアプローチながら、グレン・グールドに録音に匹敵する歴史的事件と言えましょう。(メーカー資料より)

【収録情報】
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集


Disc1
● 第11番イ長調 K.331
● 第9番イ短調K.310
Disc2
● 第10番ハ長調 K.330
● 第16番ハ長調 K.545
● 第7番ハ長調 K.309
● 第1番ハ長調 K.279
Disc3
● 第12番ヘ長調 K.332
● 第2番ヘ長調 K.280
● 第15番ヘ長調 K.533
Disc4
● 第18番ニ長調 K.576
● 第6番ニ長調 K.284
● 第8番ニ長調 K.311
Disc5
● 第13番変ロ長調 K.333
● 第3番変ロ長調 K.281
● 第17番変ロ長調 K.570
Disc6
● 幻想曲 ハ短調 K.475
● 第14番ハ短調 K.457
● 第4番変ホ長調 K.282
● 第5番ト長調 K.283

 ファジル・サイ(ピアノ)

 録音時期:2013年、2014年、2015年
 録音場所:ザルツブルク、モーツァルテウム
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【アーティストプロフィール】
こんにちの音楽界で最も独創的なピアニストにして作曲家。1970年トルコ生まれ。アンカラ国立音楽院でピアノと作曲を学んだ。17歳でデュッセルドルフのシューマン音楽院に留学。その後ベルリン音楽院で学び、1994年ヤング・コンサート・アーティスト国際オーディションで優勝。以来、ニューヨーク・フィル、イスラエル・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、サンクトペテルブルク・フィルをはじめとする世界一流のオーケストラと定期的に共演している。またルツェルン・フェスティバル、ザルツブルク音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、ボンのベートーヴェン音楽祭などに出演し、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン楽友協会、サントリーホール、カーネギーホール、ベルリン・フィルハーモニーなど数々の檜舞台で演奏している。
 作曲の才能にも恵まれ、16歳で作曲した「Black Hymns」はベルリン建都750周年記念行事で演奏された。近年の作品は、交響曲第1番「イスタンブール」、第2番「メソポタミア」、第3番「ユニバース」、ヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタなど多数。2016年11月に来日予定。(メーカー資料より)

内容詳細

サイのモーツァルトというと「トルコ行進曲」編曲版のイメージが強いが、ここではあくまでもモーツァルトの書いた音のみで「サイらしさ」を表現。テンポの揺らし、普段見逃されがちな音型のクローズアップなどによって作品のキャラクター性を強調する。楽しくドラマティックなモーツァルトが楽しめた。★(進)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331『トルコ行進曲付き』 第1楽章 Andante grazioso
  • 02. 第2楽章 Menuetto - Trio
  • 03. 第3楽章 Alla Turca - Allegretto
  • 04. ピアノ・ソナタ第9番イ短調 K.310 第1楽章 Allegro con spirito
  • 05. 第2楽章 Andante cantabile con espressione
  • 06. 第3楽章 Presto

ディスク   2

  • 01. ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330 第1楽章 Allegro moderato
  • 02. 第2楽章 Andante Cantabile
  • 03. 第3楽章 Allegretto
  • 04. ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545 第1楽章 Allegro
  • 05. 第2楽章 Andante
  • 06. 第3楽章 Rondo - Allegretto
  • 07. ピアノ・ソナタ第7番ハ長調 K.309 第1楽章 Allegro con spirito
  • 08. 第2楽章 Andante un poco adagio
  • 09. 第3楽章 Rondo - Allegretto grazioso
  • 10. ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279 第1楽章 Allegro
  • 11. 第2楽章 Andante
  • 12. 第3楽章 Allegro

すべての収録曲を見る >

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
近年のモーツァルト・ピアノソナタ全集では...

投稿日:2017/01/04 (水)

近年のモーツァルト・ピアノソナタ全集ではメジューエワの手堅いなかに細やかな気配りを盛り込んだ演奏、アムランの洒脱で明晰な演奏などが印象的だったが(後者はまだ未完結)、これは独創的な創意、周到さの両面で断然光る素晴らしい全集。政権そのものは世俗主義をとるものの民衆レベルではイスラム原理主義の圧力が強いトルコでクラシック音楽の作曲家・演奏家として暮らしてゆくのはなかなか大変なようだが、サイ自身にとってもこれまでの活動の集大成となるような録音だろう。1997年に世に出た彼の事実上のデビュー録音で弾かれていた3曲を比べてみると、前のように無闇に装飾音を入れることはなくなり、旋律装飾も穏健でセンスのよいものになったが、解釈の骨格は全く変わっていないとも言える。たとえばイ長調K.331の第1楽章では短調変奏(第3変奏)で突然速い、アクセントの強い演奏になると次の第4変奏では遅くなるという独特の譜読みを見せるが(譜面上ではテンポ変化の指示なし)、前回録音と同じだ。彼自身の代名詞とも言える「トルコ行進曲」も前回同様、打楽器的な表情を持つ快速演奏。 調別に6枚のCDに分け、すべての曲に演奏者自身がコメントとニックネームを付けているのもユニーク。安易なニックネーム付けは御免被りたいところだが、サイの場合は演奏もコメントも面白いので、許せてしまう。イ短調K.310はかなりテンポが速いが(終楽章はさほどでもない)、激烈というよりは静かな悲しみをたたえた音楽になっていて、サイのつけたニックネームは「シューベルト」。冒頭のアポジャトゥーラを重く扱わないのは近年の解釈通り。もちろんピリオド・スタイルは十分に参照されていて、各曲とも緩徐楽章はテンポ速めだが、ハ短調K.457は速めの緩徐楽章の両端が遅いアレグロで、すこぶる濃密な表情を見せる。ニックネームは「魔王」。ゲーテの詩の三人の登場人物、子供、父親、魔王がこのソナタの楽想で表現されているのだという。なお、このセットでは演奏者の鼻唄、あるいは唸り声がそれなりの音量で(グレン・グールド程度)録音されている。演奏雑音を気にされる方は注意されたい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

6

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

プロフィール詳細へ

モーツァルト(1756-1791)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品