モーツァルト(1756-1791)

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【中古:盤質A】 交響曲第35・36・38・39・40・41番 カラヤン&ベルリン・フィル

モーツァルト(1756-1791)

中古情報

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:
A
特記事項
:
2枚組み
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基本情報

ジャンル
カタログNo
453046
レーベル
Germany
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

カラヤン&ベルリン・フィル
モーツァルト:後期6大交響曲集

1975年から77年にかけてのステレオ録音。カラヤン&ベルリン・フィルは、1970年9月にEMIに同じモーツァルトの後期6大交響曲集を録音していたので、このDG盤がリリースされたときは驚きをもって迎えられたとのことですが、EMI盤が、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音、DG盤がフィルハーモニーザールでの録音ということで、サウンドの傾向には大きな違いが見られます。
 よく知られているように、ダーレム地区の騒音問題などもあって、カラヤンのベルリンでの録音拠点は、1973年からフィルハーモニーに移りますが、このモーツァルト後期交響曲集と、ブルックナーの第4番&第7番、チャイコフスキーの後期交響曲集に関しては、非常に短い期間で録音場所を違えて再録音をおこなっているのです。ブルックナーとチャイコフスキーについては、DG側の全集プロジェクトの一貫という事情もあったのでしょうが、このモーツァルトについては、単なる再録音ということになりますので、5年という短い期間にカラヤンの嗜好が変化したことを十分に窺わせます。
 1970年当時のカラヤンは、イエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗なサウンドを志向していましたが、1970年代なかばのカラヤンは、本拠地フィルハーモニーに展開する筋肉質なサウンドを志向するようになったということなのかもしれません。
 実際、ブルックナーでもチャイコフスキーでもDG盤の演奏はEMI盤に比して、引き締まった傾向にあり、特に、ブルックナーの第4番では使用楽譜まで変えての変貌ぶりが驚くばかりでした。そうした事情はこのモーツァルトの場合も同じですが、作品の声部がシンプルなことや、明晰なフォルムの問題もあって、タイトな響きのDG盤の方がより合奏の緊密さやソロの巧さ、レガートの美しさが印象的な結果となっています。
 カラヤン&ベルリン・フィル全盛期ならではの、輝かしく壮麗で、どこまでも美しいみごとなモーツァルト演奏と言えるでしょう。

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
・交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
 1976年5月25、26日、1977年10月18日
・交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
 1977年10月17、18日
・交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
 1977年2月21日、10月18日
・交響曲第39番変ホ長調 K.543
 1975年12月5日
・交響曲第40番ト短調 K.550
 1976年5月25日、1977年2月17日
・交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
 1976年5月10日、26日

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 1975〜77年、フィルハーモニーザール、ベルリン

総合評価

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流麗の極み、洗練され尽くしたモーツァルト...

投稿日:2021/02/25 (木)

流麗の極み、洗練され尽くしたモーツァルトである。 特に「ハフナー」は超快速で駆け抜ける。 「ジュピター」の美しさは、このディスクの右に出るものはないだろう。 カラヤン黄金時代のモーツァルト!

マンボウ さん | 兵庫県 | 不明

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レガート多用で彫の深さなどどこを探しても...

投稿日:2019/03/07 (木)

レガート多用で彫の深さなどどこを探してもない。ワルター、カザルス、シューリヒト等の往年の大指揮者との実力の差が如実に出ている。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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モーツァルトの個性の一つを「天衣無縫」と...

投稿日:2012/12/28 (金)

モーツァルトの個性の一つを「天衣無縫」という言葉で表現するなら、カラヤンの完全主義ほどその個性を際立たせる演奏は他に類例を見ない。カラヤンの嫌われる原因の一つに、作曲者を押しのけて指揮者が飛び出してしまった演奏をすることが挙げられると思う。確かに私も、カラヤンの指揮するベートーヴェンやチャイコフスキーは、まったく聴く気になれない。しかしこのCDで聴けるような傲慢なモーツァルトも、実際モーツァルトに確かに内在する個性の一つであり、それ(のみ?)を際立たせた特異なモーツァルト演奏として、非常に存在価値の高い録音だと思う。

司那夫金 さん | 所在地 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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