モーツァルト(1756-1791)

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DVD 輸入盤

『ドン・ジョヴァンニ』全曲 カーセン演出、バレンボイム&スカラ座、マッティ、ネトレプコ、他(2011 ステレオ)(2DVD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
0735218
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

モーツァルト:『ドン・ジョヴァンニ』
音楽総監督に就任したバレンボイムのスカラ座開幕公演


バレンボイムがスカラ座の音楽監督に就任して初の開幕公演ということで、上演に先立ち全員が起立の上イタリア国歌が奏されるという、開幕前から祝祭的な気分が盛り上がった『ドン・ジョヴァンニ』。この作品を完全に掌握しているバレンボイムらしく、全く弛緩することのない引き締まった演奏を聴かせてくれます。
 注目の歌手を総動員したこの上演は、序曲が始まるやいなや、すぐに心をかき乱すものです。タイトル・ロールのマッティはスタイリッシュな外観はそのままに、声に深みを加えた理想的な悪役を演じ、ターフェルは相変わらずの芸達者。エルヴィラを歌うフリットリのしっとりした声と表現力もいつもの通りの素晴らしさ。そして、何より多くの人が注目しているネトレプコのドンナ・アンナは貫録たっぷりの歌声! 冒頭の絡みのシーンでも女の飽くなき業を感じさせるのはさすがです。キュートなプロハスカのツェルリーナも見どころの一つ。
 カーセンの演出は極めてシンプルなもので、装置も簡素であり、物語の理解を邪魔することは全くありません。斬新な地獄落ちの場面も「こういうやり方もあるのか」と納得です。また、時にはヌードも登場するなど、この物語が愛欲と復讐、死をテーマにしていることを改めて認識させてくれることでしょう。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
● モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』 K.527 全曲


 ペーター・マッティ(ドン・ジョヴァンニ)
 アンナ・ネトレプコ(ドンナ・アンナ)
 ブリン・ターフェル(レポレッロ)
 バルバラ・フリットリ(ドンナ・エルヴィラ)
 ジュゼッペ・フィリアノーティ(ドン・オッターヴィオ)
 アンナ・プロハスカ(ツェルリーナ)
 シュテファン・コツァン(マゼット)
 ヨン・クワンチュル(騎士長)
 ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 演出・照明:ロバート・カーセン
 収録時期:2011年12月
 収録場所:ミラノ、スカラ座(ライヴ)

 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo / DTS 5.1
 字幕:伊、英、独、仏、西、中、韓
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

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今になってこの録画がディスク化されること...

投稿日:2015/12/04 (金)

今になってこの録画がディスク化されることになったのは、ネトレプコ人気のせいかもしれないが、残念ながらここでの彼女はあまり冴えない。彼女の体重がピークだった頃の録画で、ドンナ・アンナはすでに手の内に入った役だから、歌は大過なく歌えているけれども、演技の方はいかにも体が重そうだ。しかし、他のキャストはきわめて充実。マッテイはセックス・アピール満載の「肉食系」な男ではないが、知的で、現代の誘惑者らしく孤独の影を漂わせるところが魅力的。レポレッロに「出戻り」したターフェルは硬軟自在の演唱でデモーニッシュですらある。きわめて情の深いフリットリ(最近の彼女はこのぐらい声域の低い役の方が良いようだ)、若いプロハスカも魅惑的だ。 この演出の舞台はオペラハウスそのもの。つまりカーセン演出定番の劇中劇仕様で、ドン・ジョヴァンニは劇場の中で女漁りをするという趣向なのだが・・・『メフィストーフェレ』の「古代のワルプルギスの夜」のように、カーセンが劇中劇を使う場合、その理由がよく分かることが多いのだが、今回に限っては、最後まで「無理無理感」を払拭できなかった。第1幕なら「カタログの歌」(普通は見ているだけのドンナ・エルヴィーラが積極的にからむ)、四重唱(騎士長の葬儀という設定は秀逸)、第2幕なら「薬屋の歌」(ツェルリーナのサディストぶりは見もの)、六重唱(ドン・ジョヴァンニは舞台上の「客席」から一切を見ている)など個々の場面の作り方に関しては、見るべきものが多いのだが、全体としてはこの天才演出家らしからぬハズレ演出と言わざるをえないだろう。このように演出がコケてしまうと、バレンボイムの指揮はつまらないことが多いが、今回は例外。やはり彼にとってもスカラ座のシェフとして初めて迎える開幕公演は特別だったのだろう。もちろんピリオド・スタイルなど一顧だにしない旧世代様式のモーツァルトだが、緩急のアゴーギグを駆使した、劇的なくまどりの濃い指揮は大いに聴き応えがある。 

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

4

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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