モーツァルト(1756-1791)

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CD

“シークレット・モーツァルト”クラヴィコードのための作品集 ホグウッド

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BVCD34037
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ホグウッド/「シークレット・モーツァルト」

モーツァルトが愛奏し、『魔笛』や『レクイエム』の作曲に使ったクラヴィコードを弾いて、ホグウッドがモーツァルトの鍵盤作品の秘密に迫った録音です。
 クラヴィコードは、音量こそ小さいものの、打鍵の強さを変えることによって、確実に音量を変化させることができ、またヴィブラートをかけることの出来る唯一の鍵盤楽器でもあります。チェンバロやピアノの過度気的な楽器ではなく、一つの完成された楽器で、あらゆる鍵盤楽器の中で、微妙なニュアンスと色彩の変化に富み、表情豊かな(カンタービレな)演奏を可能にするという点で、クラヴィコードに比肩するものはない、といわれています。ピアノの大型化・大音量化の歴史のなかで埋もれ失われてしまった楽器ではありますが、19世紀末にアーノルド・ドルメッチによって復興され、最近の研究ではJ.S.バッハが息子(長男C.P.E.バッハはこの楽器の最大の擁護者)や弟子たちのために書いた『インヴェンションとシンフォニア』や『平均律クラヴィーア曲集』なども足鍵盤つきクラヴィコードを想定して作曲されたと考えられています。
 このアルバムはザルツブルクのモーツァルト生家(モーツァルト博物館)に保存されている、モーツァルトが愛用し、『魔笛』『皇帝ティートの慈悲』『レクイエム』などの作曲にも使用したと伝えられるクラヴィコードをはじめとして、その鍵盤作品をクラヴィコードで録音したもの。モーツァルトは公の場などでは音量の大きなチェンバロやフォルテピアノを弾いていましたが、自宅では若いときから晩年まで小型なクラヴィコードを常に弾いて、作曲にも使用してきたと考えられています。
 古楽のキーボーディストとして一流の演奏家であるホグウッドは、その卓越した技術と高い音楽性で、モーツァルトが弾いたであろう鍵盤作品の世界を現代に甦らせています。ホグウッド自身による解説(安田和信訳)も読みごたえがあります。
 METRONOMEレーベルから発売されている「ホグウッド/シークレット・シリーズ」の続編となります。

ホグウッド/「シークレット・モーツァルト」

モーツァルト(1756-1791):
(1)アレグロ(ソナタ楽章)ト短調 K.312(590d)
(2)4手のためのアンダンテ(主題)と5つの変奏曲ト長調 K.501
(3)メヌエット ニ長調 K.355(576b)
   [トリオ:マクシミリアン・シュタードラー]
(4)小葬送行進曲ハ短調 K(6).453a
(5)アンダンティーノ 変ホ長調 K.236(588b)
  [グルックのオペラ『アルチェステ』のアリア「狼狽しないで」による]
(6)クラヴィーア作品ヘ長調 K(6).33b
(7)グラス・ハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356(617a)
(8)フリーメイスン歌曲『われら手に手をとって』 K(6).623a
(9)ロンド ヘ長調 K.494
(10)主題と2つの変奏曲イ長調 K.460
(11)幻想曲ニ短調 K.397
(12)4手のためのソナタ ニ長調 K.381
(13)幻想曲ニ短調 K.397(コーダつき)

 クリストファー・ホグウッド(クラヴィコード)
 デレク・アドラム(クラヴィコード連弾、K.501,381)

【使用楽器】
(1-2) J.A.ハース製クラヴィコード(1761)[アンフレット/a’=392Hz]
(4-9) モーツァルト所有クラヴィコード(作者不詳)[アンフレット/a’=415Hz]
(10-13)J.C.G.シートマイヤー製クラヴィコード(1791)[アンフレット/a’=430Hz]

内容詳細

音量は小さく高域も低域も十分に響かない。住まいの中に置いてこそりとひそやかに楽しむ楽器クラヴィコード。その響きで聴くモーツァルトが、実に親密かつ多彩な表情をみせて新鮮だ。とりわけ生家に保存された楽器の簡素な音は、奥底のナニカを呼び覚ます。★(中)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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3台のクラヴィコードを使い分けての録音。...

投稿日:2013/09/18 (水)

3台のクラヴィコードを使い分けての録音。素人の耳からするとこのクラヴィコードの音は、やや濁ったリュートのような音色がし、素朴で、飾り気がない音ではある。選曲は地味目だが、個人的に好きなK33bとK494の曲が入っているのが嬉しい。音はとんでもなく小さいので音量を上げて聴きましょう。

akiapple さん | 大分県 | 不明

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何と言ってもモーツァルトが所有していたク...

投稿日:2009/02/25 (水)

何と言ってもモーツァルトが所有していたクラヴィコードを弾いての録音というのがこのCDの目玉であろう。サンプルを聴いて気に入ったらどうぞ。

おんがくか さん | てんごく | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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