モンテヴェルディ(1567-1643)

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CD 輸入盤

聖母マリアの夕べの祈り フィリップ・ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(2017)(2CD)

モンテヴェルディ(1567-1643)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LPH029
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り
フィリップ・ヘレヴェッヘ&コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(2017年録音)


モンテヴェルディが初めて作曲した宗教音楽『聖母マリアの夕べの祈り』。この作品は彼がマントヴァ宮廷の楽長をしていた時代、有名な歌劇『オルフェオ』が初演された後に作曲され、1610年に出版。ローマ教皇パウルス5世に捧げられましたが、作曲の動機はわかっておらず、現代でも学者たちが議論を重ねています。16世紀後半はトレント公会議以降,反プロテスタントの立場からマリア信仰が高まりを見せていたこともあり、その様式に従ったとも言われています。
 グレゴリオ聖歌の定旋律とルネサンス様式のポリフォニーを用いられたこの作品は、モンテヴェルディが提唱したセコンダ・プラティカ(言葉の意味に沿った自由な表現を目指す)の粋が集められており、壮大なマニフィカトで締めくくられています。
 ヘレヴェッヘにとって1986年以来の、30年にわたる経験をへたひとつの回答としての新録音。旧録音はコレギウム・ヴォカーレの合唱に加えシャペル・ロワイヤルのフランス勢、器楽合奏にもトゥールーズのサックブーティエ(単独でもERATOに録音、その他マルゴワールなどとも共演するフランスの古楽金管勢)を加え、「Harmonia Mundi France」からリリースされました。今回はヘレヴェッヘの熟考とコレギウム・ヴォカーレの信頼できるパートナーたちとの協力のもとで、いわば満を持してヘレヴェッヘ自身のペースで録音に臨んだ企画といえます。そのほか演奏陣では、コルネットのブルース・ディッキーやテオルボのマティアス・シュペーターらのヴェテランの名手たち、チェンバロのローラン・ステヴァールや首席弦のヴェロニカ・スクプリク(ラルペッジャータのヴァイオリニスト)など、後続世代の著名な奏者たちの名前が見受けられます。(輸入元情報)


【収録情報】
● モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り (1610)


Disc1
・第1曲 序唱 - 6声の合唱「Domine ad adiuvandum(主よ、早く私を助けに)」
・アンティフォン「Dum esset rex(王がその席に)」
・第2曲 賛歌 - 6声の合唱「Dixit Dominus(主は言われた)」
・第3曲 テノール独唱「Nigra sum(私は黒いが美しい)」
・アンティフォン「Virgo prudentissima(おお、いと聡明なる乙女)」
・第4曲 賛歌 - 8声の合唱「Laudate pueri Dominum(主を讃えよ、しもべたちよ)」
・第5曲 ソプラノ2重唱「Pulchra es(お前は美しい)」
・アンティフォン「Sicut lilium(ゆりの花が)」
・第6曲 賛歌 - 6声の合唱「Laetatus sum(私は喜んだ)」
・第7曲 テノール二重唱「Duo Seraphim(二人のセラフィムが)」
・アンティフォン「Veniat dilectus meus(愛する者よ、来たれ)」
・第8曲 賛歌 - 10声の合唱「Nisi Dominus(主が家を建てられたのでなければ)」
・第9曲 テノール独唱「Audi coelum(天よ聞いてください)」

Disc2
・アンティフォン「Nigra sum(私は黒いが美しい)」
・第10曲 賛歌 - 7声の合唱「Lauda Jerusalem(エルサレムよ、主を讃えよ)」
・第11曲 ソナタ「Sancta Maria(聖マリアよ)」
・第12曲 賛歌 - 8声の合唱「Ave maris stella(めでたし海の星)」
・アンティフォン「Virgo prudentissima(おお、いと聡明なる乙女)」

・マニフィカト:
 1. Magnificat(私の魂は主を崇め)
 2. Et exultavit spiritus meus(私の霊は救い主である神のもと)
 3. Quia respexit humilitatem(この卑しい端女 はしために目を留めてくださいました)
 4. Quia fecit mihi magna(力ある方、神聖な名を持つ方が)
 5. Et misericordia eius(その憐れみは世々に限りなく)
 6. Fecit potentiam in brachio suo(御腕を以って傲慢な者を追い散らし)
 7. Deposuit potentes de sede(権力者を引き下ろし、身分の低い者を引き上げ)
 8. Esurientes implevit bonis(飢える者を良いもので満たし、富める者を貧しく去らせます)
 9. Suscepit Israel puerum suum(憐れみをお忘れにならず)
 10. Sicut locutus est(私たちの祖先、アブラハムとその子孫たちに約束してくださったように)
 11. Gloria Patri(父と子と聖霊に栄えあれ)
 12. Sicut erat in principio(はじめにそうであったように、今も、いつも)

・Plainsong(聖歌)「Benedicamus Domino(主をほめたたえよ)」

 ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 バルボラ・カバートコヴァー(ソプラノ)
 ベネディクト・ハイマス(テノール)
 ウィリアム・ナイト(テノール)
 レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
 サムエル・ボーデン(テノール)
 ペーター・コーイ(バス)
 ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バス)
 コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱、アンサンブル)
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音時期:2017年8月12-14日
 録音場所:イタリア、Chiesa di San Francesco, Asciano
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

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Philippe Herreweghe: Collegium Vocale G...

投稿日:2021/03/08 (月)

Philippe Herreweghe: Collegium Vocale GentによるMonteverdi/Vespro della Beata Vergineの再録音で、前回1986年録音から30年ぶり。Philippe Herrewegheという指揮者は古学演奏家のなかで、疑いなく現在では最古参、大御所の一人で、彼とCollegium Vocale Gentによる組み合わせは、ルネサンス・バロック音楽を聴くに当たり最も素晴らしい選択肢と思うのですが、私見によればかなり作品への適合性の問題があり、Herrewegheのデビュー時よりその傾向ははっきりあったと思います。彼らのVespro della Beata Vergineの初録音は、それほど強烈な印象を残すものではないながら、ふくらみのある暖かい演奏で、Herrewegheのこの作品に対する適合性のよさをうかがわせるものでした。今回の再録音、前回同様に他の数多あるMonteverdi/Vesproに比較して、特に新しい訳でなく、G.Malletto盤やS.Kuijiken盤のような音楽史的に徹底的に光を当て直したような学術的な特徴はありません。ただ、聴き出してしばらくすると明らかにそれと判る、Philippe Herreweghe: Collegium Vocale Gentの特徴が刻印されている。J.S.Bachの受難曲やLassusの名演で聴かれる、精妙ながらどこまでも柔らかで暖かな音楽であり、Monteverdi/Vesproでこれだけ刺激的でなく、聴きやすい演奏はPhilippe Herrewegheしかないかも知れません。しかもその聴きやすさは、決して勢いに任せて流したものと対極の、遅めのテンポでじっくりと歌い込まれた演奏によるものであり、こういった勢い重視(の演奏はMonteverdi/Vesproでは昔から決して少なくない。G.Mallettoが批判しているように)でない演奏で、これだけ聴きやすいのは、ひとえにPhilippe Herrewegheと演奏者がこの曲を細部にいたるまで研究し尽くし、それだけでなく、細部にいたるまで共感し心から愛して自分のものとしているからであると思われます。前回の録音と比較して方向性・解釈は全く変わっていないながら、演奏全体の精妙さ・ふくらみ・暖かさは比較にならない程増しており、これは演奏者全体の様々な意味での熟成によるものとみて間違いないでしょう。最近のヨハネ受難曲の新録音などを聴くと、旧録音に比して、特に音楽の構造的表出・厳格さの面で、ややある種の緩みが感じられ、どうしてもHerrewegheの「老い」というものを意識してしまうこともありますが、このMonteverdiではそういった緩みを感じる瞬間は(決して皆無ではありませんが)そう無く、最近の彼らの大曲録音では好演と言えるのではないでしょうか。決してMonteverdi/Vesproの歴史に残るような革新性はありませんが、暖かなVesproとして、古学ファンには一聴をお薦めしたいですね。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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