モンテヴェルディ(1567-1643)

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CD 輸入盤

『倫理的・宗教的な森』 コルボ&ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル(6CD)

モンテヴェルディ(1567-1643)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564.671474
組み枚数
:
6
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


モンテヴェルディ:『倫理的・宗教的な森』(6CD)
コルボ&ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル


しぶい曲名とは裏腹に、冒頭から壮麗な美しさで聴き手を虜にする傑作『倫理的・宗教的な森』は、クラウディオ・モンテヴェルディ[1567-1643]を代表する宗教音楽の傑作のひとつ。
 マントヴァで22年を過ごし、『オルフェオ』や『聖母マリアの夕べの祈り』といった傑作を書いてその実力を高く評価されたモンテヴェルディは、1613年、46歳の時には、ヴェネツィアのサン・マルコ寺院の楽長に就任、以来、亡くなるまで30年に渡って同地で旺盛な活動を展開、宗教音楽からマドリガルやオペラまで音楽史に残る傑作を数多く書き上げることとなります。
 晩年に出版された『倫理的・宗教的な森』は、そうしたモンテヴェルディによる宗教音楽の集大成ともいえる作品集で、全40曲のモテットとミサから構成されています。敬虔な美しさだけでなく、ときに劇的な効果や転調の面白さなども盛り込んだ作風は変化に富む多彩なものです。
 モンテヴェルディ作品の演奏に尽力してきた名指揮者、ミシェル・コルボの演奏は、この曲集初の本格的な録音というばかりでなく、作品の真価を初めて世に知らしめた優秀な演奏としても有名なもので、長年に渡って『倫理的・宗教的な森』の決定盤とされてきたものです。
 ローザンヌ声楽アンサンブルを結成して精力的な活動をおこなっていた当時のコルボはまだ30代なかばの若さ。モンテヴェルディについて「最も共感できる作曲家」と語り、その音楽にかける情熱は、同時代のドイツにおけるカール・リヒターのバッハへの傾倒にも喩えられたほどでした。
 生誕400年を期に取り組まれたこの『倫理的・宗教的な森』の録音でも、独特の魅力を持つ美しい演奏により、モンテヴェルディ普及に大きな役割を果たすこととなります。(HMV)

【収録情報】
モンテヴェルディ:『倫理的・宗教的な森』
〜サン・マルコ寺院のための宗教的作品集
Disc1
・われ、よろこびに満てり
・主が建て給わずは
・しもべらよ、讃めたたえよ
・聖母のための連祷
・人々よ馳せ来たれ
・おお、めでたき道
・グローリア
・めでたし元后

Disc2
・もろもろの国よ、主よ讃めたたえよ第1番
・われ主に感謝せん第2番
・マニフィカト第1番
・主、わが主にのたもう第2番
・おお、盲いたひとよ
・わたくしの嘆息をきくあなたがた
・かくて、ふたたび
・おお神よ、真心をつくして戦った
・主を讃めたたえよ
・マニフィカト第1巻

Disc3
・おおわが魂よ、逃れゆけ
・われらは主をあがめ
・われは眠りたれども
・来たれ、汝ら渇ける者よ
・われ主に感謝せん第3番
・そのとき日がのぼり
・わたしに恋をのぞむ人は
・いざ、ほまれたかき殉教者たち
・主を畏るる者はさいわいなり第2番
・しもべらよ、讃めたたえよ第2番
・歓びの声をあげよ
・その憂いを心にとめ給え
・モテト「われ永遠より立てられ」

Disc4
・主が建て給わずば
・われ主に感謝せん
・主、わが主にのたもう
・もろもろの国よ、主を讃めたたえよ
・主にむかいてうたえ
・キリストよ、われらは主をあがめ
・めでたし元后
・主よ、われらを懲しめ給うなかれ
・聖母マリアよ
・エルサレムよ、主を讃めたたえよ
・主、わが主にたのもう第1番
・めでたし元后

Disc5
・この主の証聖者は
・主を畏るる者はさいわいなり第1番
・われ主に感謝せん第1番
・めでたし元后
・もろもろの国よ、主を讃めたたえよ第2番
・かくて蘇えり給いて
・主を畏るる者はさいわいなり
・めでたし元后
・われ主に感謝せん
・主、わが主にのたまう

Disc6
・おお、戴きイエズスよ
・おお、いと麗わしき
・この日を感謝せん
・われ、喜びにみてり
・しもべらよ、讃めたたえよ第1番
・聖母の嘆き
・かくて十字架にかけられ
・いざ殉教者らを讃めうたえ第2番
・もろもろの国よ、主を讃めうたえ第3番
・主に向いてうたえ第2番
・エルサレムよ、主よ讃めたたえよ
・神が調えうた宴を見よ
・われは野原の花
・われは信ず

 ヴァリー・シュテンプリ(ソプラノ)
 イヴォンヌ・ペラン(ソプラノ)
 マガリ・シュヴァルツ(アルト)
 クローディーヌ・ペラン(アルト)
 ピエール=アンドレ・ブラセール(テノール)
 オリヴィエ・デュフール(テノール)
 エリック・タピー(テノール)
 ヴァンサン・ジロー(バリトン)
 フィリップ・フッッテンロッハー(バリトン)
 フランソワ・ループ(バス)
 オスカー・ラッガー(バス)
 ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
 ミシェル・コルボ(指揮)

 録音時期:1967〜1969年
 録音方式:ステレオ(セッション)

ユーザーレビュー

総合評価

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4.5

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30年前、CD6枚組を18000円で購入しました。...

投稿日:2016/09/18 (日)

30年前、CD6枚組を18000円で購入しました。自分には追憶の選集です。 録音自体は1960年代終わりから1970年代始めのものなので既に半世紀近くの時が過ぎています。この宗教曲集を含むモンテヴェルディの一連の作品集はコルボの出世作でしょう。その当時、モンテヴェルディの大規模な作品集を若い指揮者に託して出すのは冒険的要素もあったのではないかと思う。 事実、発売当時の日本のコルボが演奏した歌劇オルフェオについてのレビューを読んだことがあるが、それはそれは否定的なレヴューであった。”こんな古びた作品で価値のあるのかないものを分からないものを演奏して出すのは止めたらどうだ”、みたいなことが書かれてありました。 それが今もモンテヴェルディ演奏のアーカイフとして生命を保っているのだから、その当時のEratoレーベルの慧眼に感謝します。 たしかミシェル ガルサンというプロデューサーが企画したのだったのではなかったか? 一方でフランス古典オルガンの大規模な作品集を出す企画をガルサンに提示する人がいたそうだが、さしものガルサンもこの企画には乗らなかった。その企画は後年カリオペレーベルで実現された。 こんな企画が成立した1960-70年代の音楽業界はまさに古き良き時代だったんですね

NOMO さん | Osaka | 不明

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HMVレビューにある『敬虔な美しさだけで...

投稿日:2011/09/17 (土)

HMVレビューにある『敬虔な美しさだけでなく、ときに劇的な効果や転調の面白さなども盛り込んだ作風は変化に富む多彩なもの』という一文を読んで、『小生がなんとなく感じていたのに、言葉にできなかったことはこれだ』と思いました。 倫理も宗教も小生にはほぼ無縁です。しかし、この曲は娯楽性も合わせ持っている曲であると思います。小生はそこに魅かれてモンテヴェルディやバッハの宗教曲を聴いています。 小生がモンテヴェルディの代表作『聖母マリアの夕べの祈り』の中毒患者になってからおよそ1年を経過し、このCDを入手して小生のモンテヴェルディ熱は更に高まる一方です。 敬虔な信者から見れば、小生は『面白さ』だけ求める物見遊山的で、不謹慎な好事家です(たぶん)。しかし、宗教曲という看板や、『倫理的宗教的な森』という堅苦しいタイトルだけ見て、こんなにも豊かな音楽を遠ざけるのはもったいないです。

食券乱用 さん | 神奈川県 | 不明

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