メンデルスゾーン(1809-1847)
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メンデルスゾーン(1809-1847) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

1080件
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  •  サンプラーで試聴。良い演奏と良いリマスターであっ...

    投稿日:2012/03/13

     サンプラーで試聴。良い演奏と良いリマスターであったので予約注文をした。本盤は楽しみである。クレンペラーが行うヴァイオリン両翼配置の効果は、特にメンデルスゾーンで著しい。それにしても日本盤SACDに比べて格段の安さである。録音年代を考えれば妥当ともいえるが・・・・・・  日本盤の価格設定が高すぎる。ESOTERICのようにジャケット装丁までこだわった訳でもなく、単に高くしても売れるだろうという『もうけごころ』であり、株式会社EMIミュージックジャパンの反省を促したい。オランダ・ペンタトーンレーベルの良心的な姿勢をぜひ見習って欲しい。

    C.G.A さん |60代

    44
  • 昨年末、この歴史的名盤の待望のSACD盤が発売されたた...

    投稿日:2012/10/13

    昨年末、この歴史的名盤の待望のSACD盤が発売されたたことは嬉しかった。音質改善は特筆すべきものだが、最近のEMI国内盤に共通の簡単で読み応えのない解説にはがっかりした。聴けば誰でもわかる音質改善に解説の半分近くを費やしているのもおかしい。(解説書のお粗末さはこのシリーズ共通)しばらくして本家EMI盤がでたが、値段は激安、音は国内盤より上、全く素晴らしい。更に国内盤発売から1年経たずにシングルレイヤーで発売とは本当に愛好家を舐めた発売だ。(更に良い音で愛聴版を聴けることは有難いことではあるが。)どうか本家EMIがSACD盤シリーズの続編を多く発売してくれますように。(評価は演奏星5、企画は怒り星無し)

    トロ さん

    12
  • メンデルスゾーンのオーケストラ作品は交響曲第5番「...

    投稿日:2009/08/02

    メンデルスゾーンのオーケストラ作品は交響曲第5番「宗教改革」を除けば全てに異稿の存在が有り、愛好家の悩みの種になっている。シャイーは初稿の録音が多いが、ここでの「スコッチ」は改訂版。ピアノ協奏曲はトッドの完成版が2種(2楽章版と3楽章版。3楽章版は作曲者の草稿に由来しない)あり、これは3種目の完成版。フィンガルは作曲者自身が2つの稿を残し、夫々に修正版が存在するので計4版存在し、ここでは初版を使用している。メンデルスゾーンの作品には異稿が多く、改訂版が必ずしも「改正」になってはいない処に特徴があるので、それを理解した上でこのCDを購入されれば、この盤の価値がどれほど貴重であるかがお分かり頂けると思います。

    まさやん さん

    10
  • 聴き始めてすぐ、あれ?何だか音がいつになく軽い…?...

    投稿日:2012/09/13

    聴き始めてすぐ、あれ?何だか音がいつになく軽い…?てかオケ全体が軽い???と思ったらブックレットにわざわざ437Hz調弦と書いてありました。そこで少し違和感があったのですが… ・ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64 有名なコンチェルトの方。10年くらい前のアリーナの演奏をネットで拾って、大事に大事に聴いてきたのですが、調弦やオケが変わるとすごく雰囲気が変わります。 ロマン派の作品が古楽っぽい響き…と率直に感じたのは、「ピリオド・アプローチ」のせいだったらしい。 でも初めの違和感は決して嫌な感じとかしっくりこないわけじゃなくて、聴き慣れない響きに戸惑っただけ。聴いているうちにだんだん「ああ、これも全然アリだな。やっぱり彼女の音だし」と思えてくるからホント、すごいなアリーナの音って。 以前の音源はアリーナらしからぬ、というかまだ若い感じの気負い?みたいな少し粗い音が諸所混じっていて、いえ私はそれすらも愛でていたのですけど(爆)、ピリオド奏法のせい&10年の時を経て研ぎ澄まされた今のメンコンを聴いたら、1本の針が真っ白な薄い木綿のハンカチーフに美しい刺繍を縫ってゆくような感じの世界が広がってきました。古楽っぽい響きなんだけれども決して古楽ではない、とっても奥ゆかしい色彩感があるような?それでいて時折ちらりほらりと、大胆で豊かな詩情が見え隠れするような? メンコンはヴァイオリンソロの出だしからして、ロングトーンでぐいぐいと高音域へ上ってゆく旋律がロマンティックで、私の過去に聴いたいくつかの演奏でも情感たっぷりなソロと、オケもそこを盛り上げてゆく感じが多かったと思いますが、こういうアプローチも出来る曲なんだな〜と改めて気づかされました。 ・序曲《フィンガルの洞窟》Op.26 少し切ないような、でも自然の織り成す様々な風の匂いがする旋律。フィンガルの洞窟が海食洞だと知らずに聴いても、海の匂いがするから不思議です。 ・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 クラシックには疎い私、今回初めて知ったのですが(汗)聴いてみたらどこかで聴いたことあるような…?なんとなくメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲に似てる…かも?とにかく演奏される機会が少ない曲であることには違いないようです。今回のCDみたいなALLメンデルスゾーンプログラムで、コンチェルト2本収録というのも、メンデルスゾーンBOXとかじゃない限り珍しいような気もしますけれど、一枚のCDでメンデルスゾーンの作曲の変遷に触れるというのもオツだな、と思いました。 ホ短調とは構成からしてかなり雰囲気の違う曲で、ちょっと長めの、性急に刻む弦楽オケの前奏から、ソロヴァイオリンが歌い始めます。 出だしの雰囲気は前述の四重奏曲より、ハイドンとかモーツァルトの方が似てるかも。ロマン派の曲というより古典派寄り? この弦楽オケと独奏ヴァイオリンの旋律の対比、対話に青いロマンが漂ってきて、徐々に「ああ…なんかこういう雰囲気、いいな…」としみじみじっくりと思いました。ホ短調のメンコンより、弦楽だけの編成なせいか、アリーナのヴァイオリンも歌っている気がしますし、旋律的にもソロヴァイオリンが映えます。もちろんアリーナの音がすばらしいのですが、何よりオケもソロヴァイオリンも、旋律の良さが伝わってくる演奏。 メンデルスゾーンって若い頃こんな曲書いたんだ?後期の作品と雰囲気が違うけれど、何があってこうなったんだろう…ってちょっと作曲家の横顔を覗いて見たくなる感じ。アリーナのヴァイオリンを聴くと、時々曲自体の背景も知りたくなってくるのですが、今回はこの曲がまさにそのツボに触れてきました。 若くして才能あふれる人の、華々しい曲じゃなくてちょっと懊悩が垣間見られる旋律。青春の悩み?私にはとっくに失われた時代だけど(泣) 第一楽章の切羽詰った感じから、第二楽章の切なく美しいメロディーラインに入ると、アリーナの音の優しさや語りかけるような真摯さが胸に染み入ってきました。 はぁぁ…またアリーナの音の深遠に迷い込んでしまった…もう抜けられない抜けたくない…(爆) 今回のCDは、メンデルスゾーンの曲の新たな一面に気づかされた、そんな一枚でした。

    さが さん |30代

    9
  • 今までもトスカニーニの演奏の凄さは実感していたの...

    投稿日:2017/07/11

    今までもトスカニーニの演奏の凄さは実感していたのですが、このSACDの音の迫力には度肝を抜かれました。とても1950年代の録音とは思えない音で聴かされたトスカニーニのこの演奏は、既出のCDで聴く演奏を遥かに凌駕する、メンデルスゾーンとは思えない重厚感で迫ってくる迫力満点の凄い演奏でした。生演奏を聴いたら、こんな感じだったのかなと、只々トスカニーニの偉大さを再認識させられた1枚でした。フルトヴェングラーの演奏もこんな音で聴いてみたいという思いが脳裏をかすめました。

    RCS さん |50代

    8
  • こういう演奏になるのは、最近のこのコンビの傾向から...

    投稿日:2013/06/17

    こういう演奏になるのは、最近のこのコンビの傾向からして覚悟しておくべきだったのだろうが、ブリュッヘンもオーケストラも老いてしまった。各楽章とも前回録音に比べて大幅にテンポが遅くなり、完全な老境様式の演奏。尖鋭さという点ではトーマス・ファイの録音が極め尽くしてしまったので、別の道を探る余地があるのではないかとも思ったが、クレンペラーのような深沈たる味わいには至らなかった。加えて録音がホールトーン重視の録り方なので、金管やティンパニも全体の響きに埋もれてしまって、平板という印象は否めない。ベートーヴェンならともかく、メンデルスゾーンでこれは辛い。かつては大好きな指揮者だっただけに、いたく失望。

    村井 翔 さん |50代

    8
  • これは知る人ぞ知る名演の代表格であると言える。マゼ...

    投稿日:2012/08/26

    これは知る人ぞ知る名演の代表格であると言える。マゼールは、現在では高齢であることもあり、かつてのように聴き手を驚かすような演奏を行うことはすっかりと影を潜めつつあるが、1960年代から1970年代の前半にかけては、当時としては切れ味鋭い先鋭的な解釈を示すことが多かったと言える。楽曲によっては、いささかやり過ぎの感も否めず、そうした演奏に関してはあざとささえ感じさせるきらいもあったが、ツボにはまった時には、とてつもない超名演を成し遂げることもあった。1970年代も後半になると、そうしたマゼールの鬼才とも言うべき性格が薄れ、やや面白みのない演奏に終始するようになってしまうのであるが、それでもベルリン・フィルの芸術監督を目指して意欲的な演奏を行っていた1980年代後半には、とてもマゼールとは思えないような円熟の名演を繰り広げる(例えば、ブルックナーの交響曲第7番)など、これまでの事績を考えると、マゼールこそは、やはり現代を代表する大指揮者の一人と言えるのであろう。本盤におさめられたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番。マゼールがいまだ鬼才としての才能を発揮していた1974年に、ロシアのヴァイオリニストであるコーガンと組んでスタジオ録音を行ったものであるが、当時のマゼールにはおよそ想定し難いような選曲であるが、これが実に素晴らしい演奏なのだ。聴き手を驚かすような超個性的な演奏の数々を成し遂げていたこの当時のマゼールとは思えないような、徹底して自我をおさえたロマンティックの極みとも言えるような円熟の指揮ぶりであり、マゼールという指揮者がいかに潜在能力の高い指揮者であるのかが伺えるところだ。おそらく、この演奏を指揮者を伏して聴いた場合、マゼールであると答えられる聴き手は殆どいないのではないだろうか。両曲ともに美しいメロディ満載の協奏曲であるが、それらの名旋律の数々を、コーガンとともに徹底して歌い抜いているが、それでいて格調の高さを失うことなく、どこをとっても高踏的な美を失うことがない。正に、両曲演奏の理想像の具現化とも言えるところだ。コーガンのヴァイオリン演奏も、鉄壁のテクニックをベースにしつつ、内容の豊かさを失うことがない申し分のないものであり、マゼールの円熟の指揮ぶりと相まって、珠玉の名演奏と評しても過言ではあるまい。いずれにしても、本演奏は、両曲の理想的な名演として高く評価したいと考える。そして、今般、かかる名演がBlu-spec-CD化がなされたということは、本演奏の価値を再認識させるという意味においても大きな意義があると言える。いずれにしても、コーガン、そしてマゼール&ベルリン放送交響楽団による素晴らしい名演をBlu-spec-CDで味わうことができるのを大いに喜びたい。

    つよしくん さん |40代

    8
  • ブルックナーのところで、書いたものと同じことを書か...

    投稿日:2012/04/30

    ブルックナーのところで、書いたものと同じことを書かせていただきたい。このシリーズの音源の素晴らしさは、もはや語るに及ばないし、音も良く、値段もよく、装丁もよく、三拍子揃ったと言いたいが、別場所で他の方も述べておられるように、収納の問題で、傷がつきやすい。出し入れするだけで、CDが傷だらけになる。それどころか、私が買ったものは、最初から周縁部に欠損があった。恐らく生産過程の最後のCDを入れる部分で、起こった問題であろう。「安いので我慢してください」というわけには当然行かない。ですので、このシリーズを買い求める場合、最初から傷がある可能性が極めて高く、まず、ケースからCDを慎重に取り出し、傷がないかどうかを確認した上で、酷ければ返品交換等の要求をすることも有りうるだろう。もちろん、どうするかは個人の自由だけれど。傷がなかったにせよ、出し入れで傷がつく可能性があるので、市販の不織布等に入れて保護し、しかる後ケースに入れれば、ダメージを最小限に防げる。そういう事が、気になる方は、値段が5倍しようが6倍しようが、国内産のSACDを買い求めることをお勧めする。腐ったとはいえ、「ものつくり立国日本」の国内プレスであれば、少なくともその点は安心できる。掲載されますように。

    七海耀 さん

    8
  • ベルリンの壁が崩壊する時代の転換点で ユダヤ人であ...

    投稿日:2017/06/29

    ベルリンの壁が崩壊する時代の転換点で ユダヤ人であるからとナチスから演奏機会を奪われたメンデルスゾーンの音楽をこつこつと録音するオーケストラがあった 戦後プラハから戻ったドイツ人で組織されたバンベルクSOの感慨は一入だったろう 漸く戦後が終わったのだ ここにはメンデルスゾーンが書いたオーケストラ曲のほとんどが揃っている さらにオーケストラ付きの合唱曲と歌曲が添えられた メンデルスゾーン好きには堪らない一巻なのだ 一世一代の大仕事をした指揮者フロールは今マレーシアにいる マレーシアPOの隆盛が噂されている アジアに音楽の灯を点す貢献は時の過ぎゆくに伴い讃えられるだろう ”真夏の夜の夢”から始まって五つの交響曲へ充実した演奏が展開される ひけらかしたり煽り立てたりする素振りもなく豊かな人間の情感と深い知性に支えられた落ち着いた語りかけは万人の心に届く音楽となった 品の良い演奏はクリアで美しい ヴァイオリン協奏曲のソロは我らが竹澤恭子だ フェアリーの繊細さと軽やかさは彼女のヴァイオリンの色だ 細くしなやかな糸が紡がれていく様は飛翔としか言いようがない まさに花を添えた ずっと手元に置いておきたい全集である   

    風信子 さん

    7
  • 個人的にはこれらの演奏のベストは、イタリアはアバド...

    投稿日:2012/05/23

    個人的にはこれらの演奏のベストは、イタリアはアバド(’67年)盤が圧倒的、宗教改革はカラヤン盤とアバド盤が双璧 だと思っている。事実他のどの演奏を聴いても、その気持ちはほとんど揺らいだ記憶がない。 だがこのたびマゼールの演奏(特に「イタリア」)を聴いて 初めて「揺らぐかもしれない」と思った。 1960年〜1961年の録音だから、おそらくLPやCDを見かけてはいても(マゼールがあまり好きではない)僕が意識しなかっただけだろう。でもなんだかフリッチャイの《悲愴》が突如カタログに現れた時のような衝撃だった。 大体においてマゼールの演奏は、聴覚心理にそぐわないデフォルメが多くて、聴いていてまったく感動出来ないのが普通だ。しかしメンデルスゾーンに関しては、多少の「溌剌感」は損なっているものの、旋律に充分な「歌」があり、作曲者の味を損なうことなく、総てが正しいベクトルを向いているような印象の演奏になっている。 そして録音年代のせいだろうか、なんとなく懐かしい響きも感じる。

    ヒューブーン さん

    7

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