メンデルスゾーン(1809-1847)
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メンデルスゾーン(1809-1847) レビュー一覧 2ページ目

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  • 哲人サヴァールとて、万能の神ではない。原典版、改訂...

    投稿日:2023/09/25

    哲人サヴァールとて、万能の神ではない。原典版、改訂版の差異への興味よりも、サヴァールがロマン派に軸足を移し、どう言う演奏をするのかが楽しみだった。私なりの結論は「ちょっと残念」である。 なぜ残念か、メンデルスゾーンの6/8拍子快速楽章は、単純なリズムの上に彼らしい伸びやかな旋律が乗る、というパターンが多いが、これが意外に演奏が難しいと思う。旋律、リズムともにしっかり工夫しないと「もっさり」した演奏になる。サヴァールのこの演奏、いつもの通り、各声部が明確で、そのクリアさが「イタリア」の陽光を思わせる。しかしながら、リズムが重い。旋律線もごくごく普通。例えば、ムーティあたりを聴けば、その違いがすぐわかる。これはもちろんサヴァールの責任だが、もう一人責任があると思える奏者がいた。ティンパニの(推測でしかないけど)ペドロ・エステヴェンである。ペドロさん、ベートーヴェンの時同様、ガッツリ鳴らしてくるが、よくよく聴けば、微妙に遅い。これは録音のせいかもしれないが、聞けば聴くほど微妙にズレている。このコンビのモーツァルト後期交響曲集でティンパニがズレている という批評(確か好録音探究氏だった)を読んだが、今になってそれがわかった。これがこの曲に必要な推進力を削いでいる。 第一楽章のことだけ述べたが、終楽章も重さを感じる。名曲ゆえに名盤も多いこの曲、サヴァールが過去の名盤を抜き去って・・と言う期待があったのだが、サヴァールであっても全て良いとは限らない。それはそうだ、そもそもがメンデルスゾーンなんて、我々ファンから見れば、サヴァールの異種格闘技みたいなものである。逆に言えば、こう言う演奏で良かった。こういう曲でも他に比して素晴らしかったら、それこそサヴァールは「万能の神」になってしまうところだったから。

    てつ さん

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  • 一回目に聴いた時は星3ぐらいでやや不満、2回目も同...

    投稿日:2023/09/25

    一回目に聴いた時は星3ぐらいでやや不満、2回目も同様で変わらず、3回目はアンプとスピーカーの位置を変え少し工夫したところ、弦も管も浮き上がりかなり向上し星4にアップ。3番の第一楽章は私には少々うるさく響くが、2,3,4楽章はさして不満なし。トスカニーニの(イタリア)が良いのはリズムの切れとティンパニーの打ち込みが素晴らしく成果を上げているからだろうと思うが、その点ではアーノンクールはやや不満ながらも星4が妥当だろう。

    robin さん

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  • メンデルスゾーンともなると、響きの薄さが気になるか...

    投稿日:2023/09/21

    メンデルスゾーンともなると、響きの薄さが気になるかなと思いましたが、サヴァールは力業ではなく、柔らかい、透明な響きを生かし、「素材の良さ」で勝負しているように感じました。管楽器の古雅な響きはなかなか魅力的です。ベートーヴェンなどでは強打が目立ったティンパニも、ここでは少しおとなしめです。 ただ、全体でみると現代のオーケストラの演奏で慣れているだけに、盛り上がるところなどで第一ヴァイオリンが弱く、少し違和感を感じたのも事実です。曲の持つ生命感や躍動感をもう少し感じさせて欲しいとも思いましたが、モーツァルト「レクイエム」でも感じたように、最近のサヴァールは、どこか達観したような趣を志向しているのではとも思いました。 2つの版を演奏しているのは貴重な試みだとは感じますが、一聴して、明らかに初版の方が出来が良く(改訂版を聞くと、メンデルスゾーンの意図はわかりますが、どうもまとまりが悪い、つぎはぎ感がある?)、これなら「スコットランド」を収録してほしかったと思いました。まあ、次に録音するのかも知れませんが。

    kadoshin さん

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  • 5番(宗教改革)の演奏は悪くはないがSKDとの演奏に...

    投稿日:2023/09/20

    5番(宗教改革)の演奏は悪くはないがSKDとの演奏に比べるとやや落ちる。SKDとの演奏は音色は水みずしくニュアンスは豊かでテンポも妥当で名演と評して良いものだ。デイヴィスを聴くならスターツカペレのほうを勧める。4番はトスカニーニの名演に超える演奏に未だ出会わない。

    robin さん

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  • LPデヴュのウィーンフィルとのベートーヴェンの7,8...

    投稿日:2023/09/18

    LPデヴュのウィーンフィルとのベートーヴェンの7,8番は若さばかりで、この指揮者の底の浅さを露見した演奏だったが、そのころに比べるとオケの扱いは格段に進歩しているのは当たり前だが、メインのこの5番でも響きは充実しているもののロマンの深い響きはイマイチ聴こえてこない。特に終楽章のコラールのロマンあふれる旋律の歌わせ方は私には不満で、パレ―・デトロイトやデイヴィス・SKDのような感動は得られなかった。アバッド、凡庸な指揮者などとは評したくないが、本質はなかなか変わらないものか、などと思ったりする。

    robin さん

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  • 私の持っているのは2枚組なので、これも2枚組なので...

    投稿日:2023/09/18

    私の持っているのは2枚組なので、これも2枚組なのではと思う。一聴するとそれなりに響きも充実し演奏もなかなかと思わせるが、それ以上のものは何もなく聴いているうちに物足りなさを覚える。アバッドという指揮者にはかなり前から諦めている私にはインパクトのないごく普通の指揮者の一人にすぎないし、このメンデルスゾーンも聴いた限りではそのような普通の演奏であった。好き嫌いは別にして、4番や5番はまだマゼールのほうがインパクトがあるようだ。

    robin さん

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  • ここ最近モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト...

    投稿日:2023/09/16

    ここ最近モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト等と来て なんとメンデルスゾーンまで来ましたか。 サヴァール氏がメンデルスゾーンでどんな演奏を繰り広げるか気にはなってましたが 蓋を開けてみたら演奏は文句なしです。 テンポも良くぐいぐい曲が進行する感じ。 異なる版を収録とのことですが、何度か聴くうちに違いがわかってくるかな? あと曲のイメージはベートーヴェンの堅苦しい感じと違い、 なんとなく華やかなヨーロッパ(曲のタイトルがイタリアだからイタリア?)の街並みを散策している気分になります。 当方クラシック素人なので技術的な事はコメントできませんが。。 ティンパニ強調は健在。 ブックレットのレコーディング風景もサヴァール氏も笑顔の写真がいつもより多いのが印象的。 すみません気難しいイメージだと勝手に思ってました。 来日公演まであと1ヶ月ちょっとなので生で観られるのが本当に楽しみです。

    やっくん さん

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  • LLだから米盤だ。米盤は英盤より低く評価されがちだが...

    投稿日:2023/08/18

    LLだから米盤だ。米盤は英盤より低く評価されがちだが聴いてみるとほとんど音に違いがないのが多い。日本盤ならキングのMLが音が締まって艶があり今では入手不可能か。再販のMZになると音がやや薄くなり艶も失われている。MLで聴いたバリリのモーツァルトのソナタの音の素晴らしいこと。CDでは100%再現不可能な音色である。LLの米盤できくこのメンデルスゾーンは本当に素晴らしく、CDでは聴けないニュアンスと香りを聴くことができる名演である。LLで聴いたベイヌム・ACOのブラ1の艶のある演奏の素晴らしさやボべスコの10インチのフォーレなど、LLには忘れがたいLPが多くある。

    robin さん

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  • デュトワは本当にいい指揮者だと思う。音楽が柔らかく...

    投稿日:2023/08/17

    デュトワは本当にいい指揮者だと思う。音楽が柔らかくニュアンス豊かで聴いていて嫌になることはない。このメンデルスゾーンが今は廃盤か?真夏の夜が全曲でないのが実に残念である。序曲も含め柔らかい響きで淡いロマンを漂わせる。シューリヒトの演奏と甲乙つけがたい名演だと思う。N饗を去って久しいがもっと振ってほしいと願う。廃盤になっているハイドンのCD復活を望むし、彼のモーツァルトの交響曲などぜひ録音してほしいし、ベートーヴェンの田園なども、と思う

    robin さん

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  • ドイツのレーベルであるピルツから出たウィーン・マス...

    投稿日:2023/06/13

    ドイツのレーベルであるピルツから出たウィーン・マスターズ・シリーズの2枚組CD。 同社は買い付けた音源に本当の演奏者に加えて、架空の演奏者のクレジットを表記して売り捌いた事で知られるが、後に様々なレーベルに流れていった。 この2枚組シリーズは1990年代初期に発売されたもの。 本CDはビゼーとメンデルスゾーンの作品を集めたものとなっている。 一枚目の最初の曲は、メンデルスゾーン 『真夏の夜の夢』から抜粋。 アレキサンダー・フォン・ピタミック指揮、南ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団演奏とありますが、これは前記の通り架空の演奏家の名前で本当の演奏者は不明です。 オケも緩くあまり良い演奏とは言えない演奏です。 次はビゼーの『子供の遊び』で、オトマール・マーガ指揮、ニュルンベルク交響楽団演奏。 こちらは実在の演奏者で、マーガはチェコ出身の指揮者です。 遊びというタイトルではありますが、演奏は意外な程真面目。 但し、これはこれで良い演奏。 次はビゼーの『交響曲第1番』で、アルフレッド・ショルツ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏とありますが、これも架空(オケは実在するが、実際には演奏してない) とは言え演奏は纏まりがあり、3楽章は勢いもあり、演奏自体は良いと思います。 2枚目はメンデルスゾーンの『交響曲第4番』『交響曲第5番』が収録、アルフレッド・ショルツ指揮、ロンドン交響楽団の演奏とクレジットされていますが、もちろん架空。 両方とも色んなところが惜しいですが、それほど悪い演奏ではありません。 DDD表記ではありますが、聴いた感じデジタル録音というのはないかと思います。 録音年代も恐らく1960年代から1970年代ぐらいでしょう(例えばマーガがニュルンベルク交響楽団の指揮者をしていたのは1968~1970年までなので) CDは特殊なケースで破損すると同じものは手に入りませんが、通常の二枚組プラケースで代用可能です。

    レインボー さん

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ありがとうございました

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