メンデルスゾーン(1809-1847)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

メンデルスゾーン:八重奏曲(弦楽合奏版)メータ&イスラエル・フィル、ベートーヴェン:セリオーソ(弦楽合奏版) ドホナーニ&ウィーン・フィル

メンデルスゾーン(1809-1847)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4800813
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Australia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


待望のCD化!
メータ&イスラエル・フィルのメンデルスゾーン八重奏曲

デッカ最初期のデジタル録音で、若き日のメータがイスラエル・フィルの弦楽セクションをぐいぐいドライヴした快演として当時話題になった名録音がようやくCD化されます。この時代のイスラエル・フィルの弦楽セクションの素晴らしさは、メータとのマーラーの交響曲第1番やドヴォルザークの交響曲第7番、ベルリオーズの『イタリアのハロルド』などでも聴くことができますが、やはり丸ごと弦だけというこの作品の弦の魅力にはかないません。
 メンデルスゾーンが少年時代に書き上げたこの八重奏曲は、あふれる楽想、美しい旋律がたまらなく魅力的な作品。オリジナルな演奏形態は字義通り弦楽のための八重奏ですが、作品の内包する可能性が大きいこともあってか、作曲者自身が後に編曲した弦楽合奏で聴くとさらに味わいを増すように思えます。もちろん、軽い部分は八重奏編成の透明感に譲りますが、旋律や和声の表情がキーになる部分では、シンフォニックな雰囲気すらたたえたこの演奏の迫力ある美しさには絶大な魅力が備わっていると感じられます。
 なお、発売当時はLPに八重奏曲1曲しか入っていませんでしたが、当CDでは、ドホナーニ&ウィーン・フィルによるベートーヴェン『セリオーソ』のマーラー編曲版での演奏が組み合わされているのもポイントです。
 この演奏は元々ブラームスのピアノ四重奏曲第1番のシェーンベルク編曲版と組み合わされて発売されていましたが、10年ほど前に廃盤になったきりでしたので、今回の復活はやはり嬉しいところです。ウィーン・フィルのしっとりした弦楽が、ベートーヴェンの『セリオーソ』を親しみやすく聴かせてくれる素晴らしい演奏です。

【収録情報】
メンデルスゾーン:
・弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20(作曲者編曲による弦楽合奏版)
 イスラエル・フィルハーモニー
 ズービン・メータ(指揮)
 
 録音:1979年7月(ステレオ)
 Recording location: Frederic R. Mann Auditorium, Tel Aviv, Israel
 Recording producer: Ray Minshull
 Recording engineers: James Lock, Michael Mailes

ベートーヴェン:
・弦楽四重奏曲第11番ヘ短調OP.95『セリオーソ』(マーラー編曲による弦楽合奏版)
 ウィーン・フィルハーモニー
 クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)

 録音:1995年3月(デジタル)
 Recording location: Konzerthaus, Vienna, Austria
 Recording producer: Michael Woolcock
 Recording engineer: John Pellowe

収録曲   

  • 01. MENDELSSOHN: Octet, Op. 20: I Allegro moderato, ma con fuoco 14’42
  • 02. II Andante 8’12
  • 03. III Scherzo 4’51
  • 04. IV Presto 6’27
  • 05. BEETHOVEN: String Quartet No. 11, Op. 95: I Allegro con brio 4’30
  • 06. II Allegretto ma non troppo 6’44
  • 07. III Allegro assai vivace ma serioso 4’51
  • 08. IV Larghetto espressivo . Allegretto agitato 5’20

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
室内楽曲の弦楽合奏版の二曲をカップリング...

投稿日:2020/05/10 (日)

室内楽曲の弦楽合奏版の二曲をカップリングしたCDだ。 個人的に、メンデルスゾーンのオクテットはオリジナルの室内楽バージョンは何度も聴いてきたが、メータとイスラエルフィルのメンバーによるこの弦楽合奏版は、これとまた違う感動を与えてくれた。IPO弦セクションのメンバーの演奏は、この曲に対する共感が漲っていていて、とても伸び伸びと弾いている。それでいて、しっかりと音楽がドライブされていて、指揮者とオケの長年の信頼関係がとてもよくわかる。音楽の瑞々しさ、しなやかさと高揚感を何と表現すれば良いのだろう。実に感動的な演奏である。幸せな気分になれた。 一方、ドホナーニの「セリオーソ」は、第一楽章の冒頭からウィーンフィルの重厚な響きに圧倒される。マッシブで彫りの深い音楽だ。第二楽章は緻密で各声部の動きが明晰。流石はドホナーニ。第三楽章、第四楽章ともに引き締まった音楽。指揮者の手腕とオケのアンサンブル能力の凄さを見せつけられる。全くもって非の打ちどころがない、正に超一流の為せる技だ。この録音の本来のカップリング曲はブラームスのピアノ四重奏第一番のオケ版(シェーンベルク編曲版)らしい。そちらも聴いてみたいものだ。 どちらの演奏も素晴らしい。ただし、間違っても両者を比較したり、優劣をつけてはいけないと思う。16歳のメンデルスゾーン と、40歳のベートーヴェン。それぞれの良さが全く異なるからだ。できれば、一曲ずつ別の機会に聴いた方が幸せだ。

かんたあびれ さん | 神奈川県 | 不明

0
★
★
★
★
★
セリオーソ以下についてはニャンコ先生と同...

投稿日:2009/07/27 (月)

セリオーソ以下についてはニャンコ先生と同意見。しかし、メンデルスゾーンはこの弦楽合奏の方が好みです。

顕 さん | 岐阜県 | 不明

1
★
★
★
★
☆
メンデルスゾーンはやはり八重奏で聴いたほ...

投稿日:2009/07/19 (日)

メンデルスゾーンはやはり八重奏で聴いたほうが感動するし興奮もする。イスラエルフィルの健闘は讃えたい。掘り出しものはセリオーソのほうだ。四重奏だと耳に食いついてきてよほどの気構えがないと聴けない曲を、力強くも美しい作品として聴かせる。ウィーンフィルはバーンスタイン指揮の2曲があるのだから、中期以降だけでも合奏版の全集を完成したら面白いのではないか。

ニャンコ先生 さん | 栃木県 | 不明

2

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

メンデルスゾーン(1809-1847)

ドイツ・ロマン派の大作曲家、メンデルスゾーンの生涯は38年という短いものでした。現在のイメージでは、メンデルスゾーンは作曲家ですが、当時は指揮者・ピアニスト・オルガニストとしても非常に多忙だったようで、これに自ら設立した音楽院の運営や、同時代作品や過去作品の紹介といった数多くの仕事が加わり、さらには

プロフィール詳細へ

メンデルスゾーン(1809-1847)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品

HMV&BOOKS onlineレコメンド