パリに学び、メシアンの音楽に心を奪われた実力派ピアニスト
宮崎明香の新たな魅力が香り立つ、メシアン ピアノ・ソロ作品全曲録音プロジェクト第3弾
深い愛着、いつくしみを感じると自身が語るメシアン初の出版作品『8つの前奏曲』、『鳥のカタログ』に匹敵する大作『ニワムシクイ』。前後期作品を通して一貫した独自の書法が生み出す響きは、荘厳な音楽空間を創り出し音の迷宮へと誘います。メシアンが8歳で作曲した未出版作『シャロットの貴婦人』の初稿版は世界初録音。
パリに学び、メシアンの音楽に心を奪われた実力派ピアニスト 宮崎明香の新たな魅力が香り立つ!(販売元情報)
【収録情報】
メシアン:
● 8つの前奏曲 (1928/29)(37:24)
1. 鳩
2. 悲しみの風景のなかの恍惚の歌
3. 軽快な数
4. 過ぎ去った時
5. 夢のなかのかすかな音
6. 苦悩の鐘と告別の涙
7. 静かな嘆き
8. 風に映る影
● ニワムシクイ (1970)(32:52)
● シャロットの貴婦人 (1917)(初稿版 未補筆版)(3:45) 世界初録音
宮崎明香(ピアノ)
録音時期:2019年6月25-27日
録音場所:三重県総合文化センター 大ホール
録音方式:ステレオ(DXD Recoriding/セッション)
【宮崎明香(みやざき はるか ピアノ)】
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を卒業後渡仏し、パリ国立地方音楽院に入学。在学中よりピティナピアノコンペティション特級全国大会入選、メドック・アキテーヌ国際コンクール第2位、フェルディ・リリ国際コンクール現代曲特別賞、現代音楽演奏コンクール「競楽\」入選など、国内外のコンクールに多数入賞。同音楽院を1等賞で卒業する。審査員満場一致の特別賞を得て、同音楽院研究科を首席で卒業後、さらにジュネーヴ音楽院をコンサートディプロマを得て卒業。パリ日仏文化センターにおける定期的なリサイタルなど、フランスを中心にスイス、スペイン等欧州各国で演奏活動を展開。
NHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン・フランス音楽の光彩 講師ミシェル・ベロフ」や湘南ケーブルテレビ等に出演。パリ国立地方音楽院オーケストラ、東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラと共演。
ピアノを山田朋子、竹内啓子、ジャン=マリー・コテ、パスカル・ドゥヴァイヨンの各氏に師事。ジャック・ルヴィエ、ジャン=マルク・ルイサダ両氏にも定期的に指導を受け研鑽を積む。
2011年、10年間に渡るパリでの生活から東京へ拠点を移し、王子ホール、浜離宮朝日ホールにてリサイタルを開催、各誌で好評を博す。
ソロはもとより室内楽、新しいスタイルのピアニスト集団「パリ5人組」での活動、現代アンサンブルとしてAsean-Chinaフェスティバルに招かれるなど国内外で精力的に活動しながら、コンクール審査や、マスタークラス講師、東京成徳短期大学、桐朋学園大学付属子供のための音楽教室講師として後進の指導にも力を注いでいる。(販売元情報)