僕の狂ったフェミ彼女

ミン・ジヒョン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784781620633
ISBN 10 : 4781620639
フォーマット
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
加藤慧 ,  
追加情報
:
335p;19

内容詳細

「世の中が私をフェミニストにするんだよ」主人公「僕」の視点で描かれる、フェミニストの彼女の姿。そこには、今をいきる私たちの「現実」が詰まっている―。韓国でドラマ化・映画化決定の衝撃作。

【著者紹介】
ミン・ジヒョン : 1986年生まれ。西江(ソガン)大学校で国文学と新聞放送学、日本学を学ぶ。2008年に日本に交換留学した際には東北大学の学友会映画部De Palmaに所属し、自主映画『あんにょん、サヨナラ』を制作した。韓国芸術総合学校の映像院映画科大学院で劇映画シナリオを専攻。2015年に『朝鮮公務員呉希吉(オヒギル)伝』で「大韓民国ストーリー公募大展」優秀賞を受賞し、2019年にはテレビドラマ『レバレッジ―最高の詐欺師たち―』の脚本を執筆。映画とドラマの現場で脚本家を務めながら、「韓国映画性平等センター」に所属し、性暴力予防教育講師としても活動中

加藤慧 : 1986年生まれ。東北大学工学部卒、同大学院博士課程科目修了退学。2013年に漢陽(ハニャン)大学校大学院に交換留学し韓国建築史を学ぶ。オンラインでレッスンを行うほか、宮城学院女子大学、東北学院大学で韓国・朝鮮語の授業を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちびbookworm さん

    フェミニズムをテーマにした、韓国のラブコメ風小説。さすがドラマ・映画作家だけあって、スラスラと読める。だが、ストレスフルな恋愛小説なので、(男女ともに)覚悟した方がいい。◆韓国ほど、過激なフェミニズム運動や社会事件(「フェミサイド(女性嫌悪殺人)」=アンチフェミとの対立)なども日本にはないだろうとはいえ、問題提起されてる根っこのところはほぼ同じだ。◆恋愛時のふとした言動、育児、家事、結婚観や職場の役割etcまだまだ日本は「途上」だと思うので、この本は周りを見渡し、省みて、考えるきっかけになると思う。

  • sayuri さん

    四年ぶりに再会した彼女はメガルになって僕の前に現れた。(メガルとはフェミニストを一括りにして揶揄する呼称)本作は全編を通して「僕」ことキム・スンジュンの視点で描かれる。なんの疑問も持たず、いわゆる普通に交際し結婚したい僕と、非婚主義者でフェミニストの彼女は事あるごとにぶつかってしまう。彼女の言動は時に過激で極端に見えるけれど、言っている事は核心を衝いている。男も女も互いを認め尊重し合い、皆が自分らしく伸びやかに生きられる社会が実現して欲しいと思う。「少なくとも私は変わるはず」彼女の力強い声に希望を感じる。

  • ☆よいこ さん

    韓国恋愛小説。キム・スンジュンは1年間のアメリカ留学を彼女に反対されたが、それでも渡米すると決めた。彼女は激怒し一方的に別れを告げ去っていった。数年経ち、スンジュンは会社勤めは順調で友人も豊富、そろそろいい人を見つけて結婚しろと両親から圧を受ける。だけど4年前に別れた彼女のことが忘れられない。偶然再会した彼女は、ごりごりのフェミニストになっていた▽お互いに好きなのは間違いないのに絶対に埋まらない溝「こんなに良い彼氏の僕が〜」p279。奴隷制にもあった「私は良い所有者だ」的意識は無くならない。2022.3刊

  • 茜 さん

    えーと。。。この本に描かれている韓国人男性達って、今の韓国でもこういう人が多いワケ?やたらと適齢期の結婚に拘っていたり、女性はこうであるべきだとか、まるで戦前の日本かまたはそれ以前の時代のあまりにも古い固定観念に縛られ過ぎてて、はっきり言うと嫌悪感しかないんですど。。。私が想像していたより韓国って女性蔑視が酷いんだね。元彼のキム・スンジュンも何だか頼りなくてナヨナヨしてて気持ち悪いし。。。私だったらキム・スンジュンみたいなタイプは即さよーならーだけどね。と、言うのもダメかな?w

  • たまきら さん

    「世の中が私をフェミニストにするんだよ」という多分、彼女の人生全てを総括したのであろう血を吐くような言葉に主人公男子が言うのは「わあ、やべ!」…わきまえない元カノに振り回されつつもまた恋人同士になろうとする彼も、ひどいセクハラを受けながらも仕事に専念する彼女も、痛くて、すごくリアル。こうしてまた一人、聡明なアジア人女性が社会のシステムからはじき出される。すごくリアル。笑いながらも辛かった。

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人物・団体紹介

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ミン・ジヒョン

小説家、ドラマ脚本家。西江大学校で国語国文学を、韓国芸術総合学校大学院で劇映画シナリオを学び、2015年「大韓民国ストーリー公募展」で優秀賞を受賞した。2019年テレビドラマ『レバレッジ 最高の詐欺師たち』の脚本を執筆。同年に発表したフェミニズム恋愛小説『僕の狂ったフェミ彼女』は2022年に邦訳され

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