ミヒャエル・エンデ

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エンデのメモ箱 岩波現代文庫

ミヒャエル・エンデ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784006022228
ISBN 10 : 4006022220
フォーマット
出版社
発行年月
2013年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;15

内容詳細

着想を書きとめたメモや創作ノート、詩や短い芝居、辛口の文明批評、児童文学に関する日本での講演、生い立ちを綴ったエッセー、さらにはインタビューや手紙。百十数の短編から、エンデの多彩な面が万華鏡のように浮かび上がる、ファン必読の書。物語作家でもあり思想家でもあった著者の創作の秘密が、いま明らかになる。

目次 : よくある幽霊ばなし/ ニーゼルプリームとナーゼルキュス/ 愛読者への四十四の問い/ 私と鏡―メルヒェン/ 木の言語/ 発明しない者への讃歌/ これもまた根拠です/ アンルラ/ クエスト/ 魔法の時計〔ほか〕

【著者紹介】
ミヒャエル・エンデ : 1929‐95年。南ドイツ・ガルミッシュ生まれ。小説家

田村都志夫 : 1952年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぱなま(さなぎ) さん

    ものを考える時、近くのものに焦点を合わせずに遠い目をして眺めるように考えるほうが心地よいと思うことがあります。説明する、ということに惹かれ、躍起になりすぎている感のあった近ごろ、芸術がそれそのものであるというのを愉しむという原点をまた思い出しました。論理はまた禁じられた境界を超える自己統制の技術でもあって、その美しさにも魅力されるのは逆説的ではあるのですが。

  • テツ さん

    エンデが遺したメモの数々。創作や日常生活を取り巻く数々の物事についての思考を読めるのはファンには嬉しい。『モモ』をはじめとした彼の創り出した物語たちが、ああいうカタチとして完成した理由がよくわかった気がする。当然のことなんだけれどエンデは彼の作品を彷彿させるような人間だったんだろう。小手先のテクニックや薄っぺらい社会に阿りこねくりまわして完成したのではなく、自分の内側からそのまま取り出したような彼の物語たちを読み直したくなりました。

  • 井月 奎(いづき けい) さん

    エンデの発言や散文、掌編物語などの集めたもので、創作過程や考え方などが書かれていてすこぶる興味深いです。そして「すごいなあ」と思うのが文章がとても平たくて、わかりやすい(これは哲学界の巨人、ショウペンハウエルもそうです)。難しいことを易しい文章にすることの難しさは、これは並の力量と努力でできることではありません。読者へ伝えたい、一人でも多く気持ちを読んでもらいたい。という血を吐くような思いからの創作なのでしょう。そしてそれが文体からはまったく感じることができない。文筆家、芸術家としての矜持なのでしょう。

  • 小瑠璃 さん

    この本に載っているのは、エンデが残したメモのごく一部だそうなので、全部のメモに埋もれたらさぞ楽しいだろうと思います。ごく短い小説、詩や戯曲、関心のある事柄についての思想や思索など、盛りだくさんの内容。「永遠に幼きものについて」で語られるようなエンデの世界観が大好き。一番印象に残ったのは、「愛読者への四十四の問い」でした。『むずかしいこと、それとも楽なこと、行うのにむずかしいのはどちらだと思いますか?』

  • ゆうじぃ さん

    とても印象的なお話がありました。「考えさせられる答え」のインディオの強力の話です。荷を担いで歩くのに、早く進みすぎて魂が追いつかないので、じっと止まって魂を待つという。身体と魂とのバランスというか、調和とでもいうものを考えにいれていることが素晴らしい。現代の便利さのでの、なにか、違和感のようなものが、その心と体のバランスの崩れに当てはまるような気がする。

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ミヒャエル・エンデ

1929年、ドイツ南部の町ガルミッシュで生まれる。父はシュルレアリスム画家のエドガー・エンデ。ミュンヘンの演劇学校を卒業したのち、戯曲や詩、小説を創作するほか、映画評論の執筆を手がける。1960年に『ジム・ボタンの機関車大旅行』を発表し、ドイツ児童文学賞を受賞。時代をこえて愛される作品を数多く生み出

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