ミハイル ブルガーコフ

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犬の心臓 KAWADEルネサンス

ミハイル ブルガーコフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309205878
ISBN 10 : 4309205879
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
追加情報
:
223p 19cm(B6)

内容詳細

吹雪の夜、病院の匂いを身にまとった優雅な紳士と出くわした野良犬は、満ち足りた生活を送ることになるが…。奇怪な想像力が炸裂するアンチユートピア小説、復刊。

【著者紹介】
ミハイル・A.ブルガーコフ : 1891‐1940。ウクライナ生まれ。キエフ大学医学部卒業後、開業医を経て文筆活動を始める。その後モスクワに出ていくつかの短篇や長篇『白衛軍』を発表。しかし、1924年に『犬の心臓』を発表するが作品集『悪魔物語』とともに発禁処分となる。26年モスクワ芸術座で上演された戯曲『トゥルビン家の日々』で成功を収めるが、不遇の時代は続き、『巨匠とマルガリータ』『モリエールの生涯』『劇場』といった長篇の執筆に没頭。40年失意のうちにこの世を去る

水野忠夫 : 1937年、中国吉林市生まれ。早稲田大学文学部露文科卒業。早稲田大学名誉教授。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    本屋で『悪魔物語、運命の卵』という煌びやかで悪夢的なSFが印象的だったブルガーコフのこの作品を見つけた時の衝撃は忘れはしまい・・・。思考する犬が決して善人とは言えない人間の脳下垂体と精嚢を移植されたらどうなるのでしょう?だんだん、人間もどきになってくる犬の姿がグロテスク且つシュール。だからこそ、ちゃんと人間の生活をしているけど人間でも犬でもない彼に慄く人間や創造主の恐怖が滑稽にも引き立ちます。原始的な恐怖で鳥肌が立つ笑いが止まらない怪作。

  • あっちゃん さん

    犬の視点から始まる話!人間の脳の一部を移植され犬人間に!時代が古いので、多少読みづらいけど、シニカルに描かれた悲喜劇?舞台でやれば面白いかも、というくらいの長さが適度でよい!

  • ふじみどり さん

    若返りの生体実験のため犯罪者の脳下垂体と精嚢を移植された哀れなのら犬が言葉を話しだし、勝手気ままに暴れだす。挙げ句には隣人に唆され共産主義を主張するようにまでなる。空腹でさまよっているところを手なずけられやってきた小さな存在が手に余る怪物へと変貌していくこの物語は革命直後のソ連政治警察に原稿を押収された逸話をもつ。ラストの「自由とは」の叫びをよそに「犬の幸せ」を胸いっぱいに眠るシャリクのシーンがたまらない。

  • 長谷川透 さん

    純真無垢、ただ無邪気な犬に小悪党(人間)の脳下垂体と精嚢を移植する――残虐な動物実験の末に犬は人間の言葉をしゃべりだし、次第に人間化していき、終いには一応人間だからと名前と戸籍まで用意されてしまうのである。犬人間の容姿など色々と想像してしまうとグロテスクなのだが、コミカルな箇所も多い。一見したところブラックユーモアに富んだSF小説仕立てのこの小説であるが、ボリシェビキ社会主義体制批判、風刺を包むオブラートでしかなく、実際のところ本当に人体実験をしていたかもしれぬこの国においては全く笑えないユーモアだ。

  • 三柴ゆよし さん

    無邪気な犬ころに下等な人間の脳下垂体と精嚢を移植することで生み出された新人類(犬人間)の品性はやはり下劣なものでしたというあたりに当時のソヴィエト社会に対する痛烈な皮肉がこめられており、含んだ毒の強さは『巨匠とマルガリータ』にも匹敵するかもしれない。とはいえSFとしては「左様ですか」というレベルなので、SF読みの人が手を出すと肩透かしを食うかもしれない。個人的には、寒さに凍える野良犬の唸り声にはじまり、演劇的なエピローグにより幕を閉じるポリフォニックな語り口に魅了され、おもしろく読んだ。

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ミハイル ブルガーコフ

1891‐1940。ウクライナのキエフで生まれる。キエフ大学医学部を卒業、開業医となるが、ロシア革命の動乱のなか、モスクワで文学活動を開始。1925年、長篇『白衛軍』を雑誌発表、短篇集『悪魔物語』を刊行するが、反革命的との批判を受け、戯曲『トゥルビン家の日々』(1926初演)の成功で劇作に活路を求め

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