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- マーラー(1860-1911)
- マーラー:交響曲 第5番
- 【Europe 盤, CD】 Sym.5: Rattle / Bpo (Limited Edition With Special Booklet & Interview Cd)
基本情報
商品説明
2002年9月、フィルハーモニーザールにおけるデジタル録音(ライヴ)。
ラトルは今回、マーラーの第5交響曲をとりあげるにあたり、音楽学者で国際グスタフ・マーラー協会副会長でもあるラインホルト・クビーク教授の手になるクリティカル・エディションを用いるとのこと。
このエディションでの第1楽章《葬送行進曲》は、マーラー最晩年の1910〜1911年冬、ニューヨーク・フィルでの演奏会のために準備した楽譜をベースにしており、さらに、1905〜1907年の演奏会に使用された楽譜や、ピアノロールまで考慮するという徹底ぶり。
いわく「窓を掃除することで、眺める対象は変わりはしないが、視界がクリアーになるために、眺めそのものは確実に良くなる」ということで、ダイナミクスやアーティキュレーションなどの細かな校訂中心に、実に800箇所に及ぶ変更が加えられているとのこと。
中には、第3楽章で「独奏ホルン奏者は、コンサートマスターの前に立って演奏する」などという指定もあり、マーラー好きにはきっと嬉しい驚きになることでしょう。
いろいろな意味で期待の集まる演奏と言えるでしょう。
写真集&インタビューCD付き。
その他のバージョン
収録曲
ディスク 1
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01. Symphony No.5
ディスク 2
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01. Bernstein - Overture Candide
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02. Dvorak - Slavian Dances
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03. Brahms - Hungarian Dances
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04. Mussorgsky - Bilder Einer Ausstellung
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05. Satie - Gymnopedie Nr.3
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06. Ravel - Mutter Gans-der Feengarten
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07. Elgar - Pomp & Circumstance-march No.4
ユーザーレビュー
投稿日:2012/06/23 (土)
2ch SACDでの試聴です。バーンスタインに代表されるコテコテのマーラーとは一線を画した、よく言えば垢抜けた、悪く言えば、薄口の、しかし21世紀初頭の名演です。私はバーンスタインで勉強したくちなので、薄口のマーラーは好きではなかったのですが、とにかく、ここまでオケがうまければ脱帽です!オケが一体になって嘆き悦び歌うのではなく、オケの各パートの腕利きの奏者がそれぞれに自分の歌を歌います。そこが、多声的になっていくマーラーの交響曲にぴったりで、分裂して壊れていく音楽、マーラーの精神、そして聴いている私たち自身にぴったりの演奏ではないでしょうか?
かくとしらじ さん | 愛知県 | 不明
投稿日:2011/10/31 (月)
私見、ラトルのマーラーは本来の作曲家の私小説的な苦悩や心情の吐露をスルーして、音のドラマとして解釈していく。カラヤンやレヴァイン以降のマーラー演奏の流れの延長線上に勿論あるのだが、これはこれで素晴しい一つの世界を構築している。ただし、そこには古典としての理解や解析はあっても、共感や同一化はないわけで、そこが大きな違いだろう。通勤電車などで深刻な重たい気分にならず楽しく聴けるマーラーの一つだ。しかし、ベルリンフィルのレベルの高さは相変わらず感心するのだが、自主性を重んじた響きよりも、カラヤン時代の統一感のある響きに惹かれるのはなぜだろうか。例えば、第3楽章のホルンだと、心なしかシュテファン・ドールより、カラヤン盤のゲルト・ザイフェルトの方が巧く聴こえるのだが。
eroicka さん | 不明 | 不明
投稿日:2011/09/23 (金)
EMIがフルトヴェングラーの一連の歴史的な名演やアルゲリッチの名演のSACD化を相次いで行っているのは、今年のクラシック音楽界における大きな快挙の一つであると言えるが、EMIはついにラトルの一連の録音のSACD化を開始することになったのは実に素晴らしいことであると言える。SACD化を行うにあたって選ばれた演奏については首をかしげざるを得ないものも含まれてはいるが、ネット配信によってパッケージメディアの権威が大きく揺らいでいる中でのEMIのこのような果敢なSACD化への取組は、SACDの生みの親でありながら近年では消極的な姿勢に終始しているソニー・クラシカルの体たらくを考えると、高く評価したいと考える。本盤におさめられたマーラーの交響曲第5番は、ラトルがベルリン・フィルの芸術監督就任を記念して行ったコンサートのライヴ録音である。私は、本演奏について、ラトルの他の演奏のレビューを投稿する際に芳しくない評価を記し続けてきたが、今般のSACD盤を聴いてもその印象はさほど変わらなかったと言わざるを得ない。そうなった理由はいくつかあるが、やはりラトルの気負いによるところが大きいのではないだろうか。ベルリン・フィルの芸術監督という、フルトヴェングラーやカラヤンと言った歴史的な大指揮者が累代に渡ってつとめてきた最高峰の地位についたラトルにしてみれば、肩に力が入るのは当然であるとは言えるが、それにしてはラトルの意欲だけが空回りしているような気がしてならないのだ。ベルリン・フィルの猛者たちも、新芸術監督である若きラトルの指揮に必死でついていこうとしているようにも思われるが、ラトルとの息が今一つ合っていないように思われる。そうした指揮者とオーケストラとの微妙なズレが、本演奏にいささか根源的な力強さを欠いていたり、はたまた内容の濃さを欠いていたりすることに繋がっているのだと考えられるところだ。もちろん、ベルリン・フィルの芸術監督に就任したばかりの若きラトルに過大なものを要求すること自体が酷であるとも言える。ラトルは現在、マーラーイヤーを記念してマーラーチクルスを開始しており、本年2月に発売された交響曲第2番など圧倒的な名演を成し遂げているところである。したがって、現在の円熟のラトルが、ベルリン・フィルを指揮して交響曲第5番を再録音すれば、おそらくは本演奏を凌駕する圧倒的な名演を期待できるのではないかと考えられるところであり、今後はそれを大いに期待したいと考える。それにしても、本SACD盤の音質はとてつもなく鮮明なものだ。本盤については、既にHQCD盤が発売されているが全く問題にならない。あらためて、SACD盤の潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、本盤の評価については、ラトルの演奏に対しては★2つであるが、SACDによる高音質化を考慮して★3つの評価とさせていただくこととしたい。
つよしくん さん | 東京都 | 不明
人物・団体紹介
マーラー(1860-1911)
1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の
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作成者:にっく・じゃがさん