CD

交響曲第9番 オットー・クレンペラー&エルサレム交響楽団(1970年ステレオ・ライヴ)(2CD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TBRCD0101
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


クレンペラー最後のマーラー9番! 92分を超えるライヴ!
奇跡のステレオ録音。古典配置(ヴァイオリン両翼・低弦左)!


「クレンペラーこそ完璧なユダヤ文化とドイツ文化のフュージョンであった」〜ダニエル・バレンボイム

1967年2月、最晩年のクレンペラーは、長年のカトリック信仰を捨ててユダヤ教に回帰します。同時にマーラーの最高傑作にして白鳥の歌である交響曲第9番をニュー・フィルハーモニア管とスタジオ録音。以降クレンペラーは異常なまでにこの『第九』に執着し演奏を各地で繰り返します。エルサレムにはクレンペラーの妹マリアンネが住んでいましたが重い病に侵されており、1966年にそれを見舞うためにエルサレム訪問。1967年、1970年、1971年にも同地を訪れ、エルサレム交響楽団を指揮して感動的な演奏を展開しました。イスラエル・フィルとは衝突があったためにエルサレム交響楽団との共演となりました。奇跡的にそれらの録音が優秀なステレオ録音で遺されておりました。僥倖と言う他ありません。
 クレンペラー最後の『マラ9』演奏となったのが当演奏。この訪問時にクレンペラーはイスラエル国籍を申請から12時間で受理され、喜ぶ姿が当時の新聞に遺っております。オーケストラの実力はいっぱいいっぱいですが、献身的な名演として海賊盤で広く知られていたもので、ヒスノイズが目立ちました。当盤は正規音源からの復刻故に極上の音質で、ヘビーで深遠なクレンペラー最晩年の境地が手に取るように分かります。
 第1楽章の中間部などはほとんど現代音楽に踏み込んだ過激な内容です。第2ヴァイオリンが大活躍で、というより強調されております。中間の第2楽章、第3楽章の巨象の歩みと脳髄に鉄柱を打ち込むかのようなリズムの厳しさには驚かされます。そして究極の第4楽章アダージョ。この世との告別どころか、宇宙との別離そして同化のような巨大な名演!
 何とあのノーマン・レブレヒトが、インタビューに答える形でこの記念碑的演奏について解説。ファン垂涎の内容となっております。
 当時のイスラエル放送交響楽団にガドナ交響楽団(ユース・オーケストラ、兵役前の10代の奏者ばかり!)が加わった合同演奏ですが、現在の呼称であるエルサレム交響楽団名義での発売となります。(販売元情報)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第9番ニ長調
(I. 30:09/ II. 19:12/ III. 16:14/ IV. 25:39)

 エルサレム交響楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1970年8月4日
 録音場所:ビンヤネイハウーマ、コンサートホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)


総合評価

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オケの水準が上がった今では少々オケの演奏...

投稿日:2021/03/20 (土)

オケの水準が上がった今では少々オケの演奏水準が気になりはします。当然ですが、ヒストリカル演奏好き用ですね。

murr さん | 東京都 | 不明

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本当に僥倖 よくぞこんな演奏が残っていま...

投稿日:2021/03/07 (日)

本当に僥倖 よくぞこんな演奏が残っていました 演奏に拙さはありますが そんなのは全然気にならないほどに引きずり込まれます

Schonefeld さん | 奈良県 | 不明

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オーケストラははっきり言ってヘタであるが...

投稿日:2021/03/03 (水)

オーケストラははっきり言ってヘタであるが、パワー感が無いためトッティでうるさくはならない良さはある。ユダヤ系のオーケストラはイスラエルフィルを始め、音が柔らかくモサついた音になり勝ちなよう。しかし、指揮者のコントロールのせいか、バラつき勝ちなオーケストラでも要所は押さえられている。しばらくかなり遅い運びでローカル色全開だが、4楽章から突然速くなり、ザッハリヒ度が上がる予想外の展開に。

海尾水 さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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