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交響曲第5番、アデス:アサイラ ラトル指揮ベルリン・フィル(DVD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOBW93048
組み枚数
:
1
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
限定盤

商品説明

マーラー:交響曲第5番、アデス:アサイラ
サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2002年9月、フィルハーモニーにおけるラトルのベルリン・フィル音楽監督正式就任を記念したコンサートを収録したDVD。
 特別なコンサートのライヴ収録ということはもちろんですが、なんといっても凄いのがラトルの表現力豊かな指揮ぶりと、それに完璧に呼応するベルリン・フィルの機能の高さ。
 パワフルなトゥッティはもちろんのこと、ラトルが随所で見せるユニークな細部の指示にも見事に対応しており、さすがは世界最高水準のオーケストラという感慨を抱かせる場面が多数存在します。
 特に第2楽章と第3楽章は見せ場の連続で、リニアPCMステレオ音声でも、その印象には圧倒的なものがありました。いかにもベルリン・フィルらしい分厚い低域、マッシヴな力感がたまらなく魅力的なのです。
 こうした音の特徴は、CDではなぜかスポイルされてしまい、かなりこじんまりとしたものになっていたため、EMIの音質をめぐって賛否両論の状態が続いていましたが、DVDと同時に比較してしまうとその優劣はあまりにも明白。
 しかも、DVDではきわめて高画質に収録された映像により、たとえば第3楽章で、「コンサートマスターの横で吹く」名手ドールのホルン吹奏にも絶大なインパクトが備わっています。

 ラトルは今回、マーラーの第5交響曲をとりあげるにあたり、音楽学者で国際グスタフ・マーラー協会副会長でもあるラインホルト・クビーク教授の手になるクリティカル・エディションを用いているとのこと。
 このエディションでの第1楽章《葬送行進曲》は、マーラー最晩年の1910〜1911年冬、ニューヨーク・フィルでの演奏会のために準備した楽譜をベースにしており、さらに、1905〜1907年の演奏会に使用された楽譜や、ピアノロールまで考慮するという徹底ぶり。
 いわく「窓を掃除することで、眺める対象は変わりはしないが、視界がクリアーになるために、眺めそのものは確実に良くなる」ということで、ダイナミクスやアーティキュレーションなどの細かな校訂中心に、実に800箇所に及ぶ変更が加えられているとのこと(もちろん、ラトルはどんなヴァージョンを使う場合も、最終的には自分の判断で採択ポイントを決めているので、上記の件に関しても、すべての改変をそのまま生かすというようなことはありえないとは思いますが)。

収録曲   

アデス:アサイラ

  • 01. アサイラ @
  • 02. アサイラ A
  • 03. アサイラ B エクスタシオ
  • 04. アサイラ C

マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

  • 05. 交響曲第5番 第1楽章
  • 06. 交響曲第5番 第2楽章
  • 07. 交響曲第5番 第3楽章
  • 08. 交響曲第5番 第4楽章
  • 09. 交響曲第5番 第5楽章

サイモン・ラトル スペシャル・インタビュー(ニコラス・ケニヨン)

  • 10. スペシャル・インタビュー W ニコラス・ケニヨン

総合評価

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あれだけテンポを動かしながらも、ベルリン...

投稿日:2009/12/22 (火)

あれだけテンポを動かしながらも、ベルリン・フィルはまったく乱れることのない絶妙のアンサンブル。しかも、金管の煌めきも木管の美しさも弦の厚みもすべて見事だ。たしかにこれだけのオーケストラをもって初めてなしえる演奏だろう。ただし、ここでのラトルのマーラーは随分と古典的に聴こえる。それは、彼にとってはマーラーはもはやクラシカルな範疇に属するということでもあるだろう。それは同時に収録されたアデスとの対比でも明らかだ。ある意味ではマーラー演奏の一つの到達点がここに開示されているのだろう。なお、画質、音質ともに言うことなし。

烏 さん | 広島県 | 不明

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アデスが素晴らしい。気にいってしまった。...

投稿日:2007/06/09 (土)

アデスが素晴らしい。気にいってしまった。アデスは現代のブリテンと言われているようだが納得。それにしても音質も映像も驚くようなハイクォリティーだ。マーラーも相当に良いと思う。特別なことをしているとは思えないけど何か異様な独特な個性的な肌触りがする。

ナトリウム さん | 東海道 | 不明

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勝手ながら、付け足しで再レヴューさせても...

投稿日:2007/06/03 (日)

勝手ながら、付け足しで再レヴューさせてもらいます。この商品は片面2層収録のため、「マラ5」第1楽章と第2楽章の間で切り替わります。画面は指揮者ラトルの大写しの映像なので、鑑賞上特に問題は無いと思います。

七福神 さん | 埼玉県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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