CD

交響曲第1番『巨人』 テンシュテット&シカゴ交響楽団(ライヴ)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE13107
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

テンシュテット&シカゴ響/マーラー:交響曲第1番『巨人』 1990年ライヴ

テンシュテット晩年の劇的かつ雄大な解釈とシカゴ交響楽団のずば抜けたサウンドが噛み合った素晴らしい『巨人』。巧さゆえにときに無機質になりがちなシカゴ響ですが、ここではテンシュテットがじっくりと遅めのテンポで細部にまで濃やかな表現を求めたせいか、全編にわたってまさに音楽が充満しているという感じです。もちろん強烈な金管部隊も大活躍で、終楽章コーダなど凄まじい迫力。演奏後のブラヴォーにも納得の名演です。

【収録情報】
・マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
 シカゴ交響楽団
 クラウス・テンシュテット指揮
 録音時期:1990年5月、6月
 録音場所:オーケストラホール、シカゴ
 録音方式:デジタル(ライヴ)

内容詳細

90年、シカゴ響に客演したときのライヴ。晩年の、ガンに冒された体から絞り出すような音楽の生々しさ。第1楽章の遅いテンポで描くピアニシモの凄さ。第3楽章の深いうめき声と諦め、フィナーレの壮絶なまでの燃焼。とても平静では聴いていられない。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ボックスにあった1枚で、このボックスに納...

投稿日:2013/08/31 (土)

ボックスにあった1枚で、このボックスに納められているベートーヴェン、ブラームスやドヴォルザークなどは真面目すぎて面白くない演奏が多かったのだが、このマーラーはよかった。ワーグナーと並び存在感を示したが、やはりワルターに比肩できるほどではなかったのも確か。さて、次に聴くブルックナーはどうかだ。あまり好きではない指揮者だが、不思議と関心は続く。

古渡 弁蔵 さん | 北海道 | 不明

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マーラーは晩年、精神分析の権威、フロイトのもとを...

投稿日:2013/08/01 (木)

マーラーは晩年、精神分析の権威、フロイトのもとを訪れ「崇高な旋律が思い浮かんでも、卑俗な旋律に掻き消される」悩みを打ち明けている。このことを、第3楽章の説明に当て嵌めてみるがよい。私は第3楽章を聴く度に、葬礼の前をチンドン屋が横切る様を思い浮かべるのだが、要は、そういうアンビバレンスな精神状態が既に青年期からあったということなのである。幼少期より相次ぐ身内の死に直面し、生涯に渡ってその恐怖と闘い続けたマーラー。であるならば、畏れおののき苦悩したのちに希望を見出だすさまを、如何にして表現するかが問われているように思えてならない。昨今、マーラー演奏は緻密なオーケストレーションの再現に重きが置かれている。勿論、それはそれで一つの見解である。今まで灰色だった音響が色彩豊かに再現される辺り、新しい発見の連続に驚かされることが多々ある。しかし一方、その手の演奏がマーラーの精神にまで肉薄しているかと問われれば、答えはNOだ。余りに客観的過ぎて、生身の人間マーラーが見えて来ないのだ。そこへいくとテンシュテットは凄い。切れば血が出るほどの真剣白羽、全身全霊の演奏である。特に終楽章の起伏の激しさには言葉を失う。地獄の底へ突き落とされ、のたうちまわり、慰めを見出だし、一条の光明を信じ、やがて運命に打ち勝つ。そんな壮絶なドラマがここにはある。癌に冒され、一度は死の淵を見たテンシュテットだからこそ成し得た、一世一代の大名演といえよう。

遊悠音詩人 さん | 埼玉県 | 不明

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 テンシュテットがシカゴ交響楽団に客演し...

投稿日:2012/11/12 (月)

 テンシュテットがシカゴ交響楽団に客演した時の演奏。1990年5、6月、シカゴ、オーケストラ・ホールでライブ録音。  病気療養復帰後のテンシュテットは、それまでのロンドン・フィルとのセッション録音が比べ物にならない程熱っぽく、密度が濃く、スケール大きなマーラー像を造形していくが、ここでは圧倒的技術とパワーを誇るシカゴ響と組んで空前絶後の《巨人》を創造してみせた。ショルティ指揮下では幾分無機質的になりがちだったオケに、テンシュテットは遅めのテンポ設計で細部に至るまで濃厚な表現を施し、全篇これ息もつけぬ異様な緊張感が漲っている。  第1楽章は、ゆったりと始まる。62小節から音楽が息づき始めても、決して急がず、悠揚たるスケールの大きな音空間を維持する。弦の骨太の深い響きが印象的で、たっぷりフェルマータをかけて旋律を唄う様に魅了される。テンシュテットは随所随所で独自のアゴーギクを効かせ、オケに丁々発止と真剣勝負を仕掛けていく緊張感がたまらない。337小節から徐々にクレッシェンドしていき、357小節から358小節に入る直前に一瞬止めて、358小節冒頭ffで音を爆発させる箇所は、何度聞いても鳥肌が立つ。  第2楽章冒頭、低弦の凄い迫力。男性的的で武骨な逞しさを作り出そうとするテンシュテットとシカゴ響は、正に理想的組合せ!175小節からのトリオは悠然と進め、285小節からのテンポ・プリモも殆どアッチェルランドをかけず、メリハリがついた重厚な響きのまま鮮やかに締め括る。  第3楽章、38小節からの憂いを帯びた――東欧の土着的民謡のような――旋律が、強い哀感を呼び起こす。さらに、85小節からの「さすらう若人の歌」の切ない唄い方が、絶品。金管楽器が、曲想に合せ演奏スタイルをがらりと変えて見せる柔軟性に唸る。  終楽章は終始かなり遅めのテンポをとるが、アンサンブルは一糸乱れず、正に「巨人」の歩む様さながらである(これ位遅いテンポでfffを要求されると、通常なら金管楽器は息が上がってしまうが、微塵もそれを感じさせないシカゴ響は怪物的!)。165小節までは嵐に巻き込まれたように、聴き手は音の洪水に翻弄される。嵐が一旦収まった後、166小節からの甘美な旋律は、生の憧憬と回顧の念が入り混じったようで、胸を締め付けられる。テンシュテットがテンポを揺らして細かく表情付けをし、泣けと如くにコブシをつけてくるのが堪らない。  この後は、オケが全開となってクライマックスへと突き進んでいくが、まず375小節を頂点とする爆発力が凄い。一旦爆発が沈静した後も、悠揚たる巨人の歩みに変わりはなく、428小節から第1楽章の再現部を挿んで、その後はテンションが全く落ちない状態でクライマックスが持続する。とりわけ、639小節からのtpの炸裂、そしてそれを上回るhrの音量と厚みは天に届けとばかりに咆哮し、何度聞いても筆者はここで昇天状態になる。  客席からのノイズも拾ってしまう程、録音は生々しく鮮明。加えて低音域がしっかり録られているので、スケール感と重量感が合わさって圧倒的迫力を生み出している。マーラーの交響曲第1番は斯くも気宇壮大で、斯くも深く熱い情念を内に滾らせ、聞き手を否応なく感動の渦に巻き込む素晴らしい音楽なのだと、テンシュテットのこの録音を聴く度に無上の喜びに浸る。そして、曲が終わった瞬間、観客と共に拍手している自分が居る。  テンシュテット&シカゴ響の一期一会が成し遂げた、最高最上にして最強無比の第1番。これを聴かずして何を聴く。

FAB4 さん | 福井県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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