SACD 輸入盤

交響曲第6番『悲劇的』 アバド&ベルリン・フィル

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4775684
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

アバド&ベルリン・フィル
マーラー:交響曲第6番『悲劇的』

2004年6月、ベルリン、フィルハーモニー大ホールでのライヴ録音。1999年9月の第9番、1999年10月の第3番、2001年5月の第7番に続く第4弾。
 近年のアバドがベルリン・フィルとおこなっているマーラー演奏は、無用な神経質さを廃し、よく歌う太い流れで一貫しているのが特徴で、そうした傾向はこの第6番の場合でも変わりありません。
 ここでのバランスのとれた構築性は、ベルリン・フィルの逞しく力感みなぎる、まさに凄絶といって良い響き具合もあって強い説得力を伴っており、ともすると感情過多になりがちなこの作品のアプローチとしては、非常にシンフォニックな優れたものといえるのではないでしょうか。
 なお、最近の国際マーラー協会の見解にしたがってか、アバドはここで第2楽章にアンダンテを、第3楽章にスケルツォをもってくるという楽章順序としています。ちなみに、以前のシカゴ響との録音(1979-80年)と、ウィーン響とのライヴ盤(1967年)では、楽章演奏順は、通常のスケルツォ→アンダンテとなっていました。

・マーラー:交響曲第6番『悲劇的』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

 2004年6月、ベルリン、フィルハーモニー大ホール

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony no 6 in A minor "Tragic"
  • 02. Symphony no 6 in A minor "Tragic"

ディスク   2

  • 01. Symphony no 6 in A minor "Tragic"
  • 02. Symphony no 6 in A minor "Tragic"

総合評価

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滑らかで流麗な演奏と録音です。

投稿日:2013/11/15 (金)

滑らかで流麗な演奏と録音です。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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ジャケットがかっこいい。マーラーは曲が長...

投稿日:2011/10/13 (木)

ジャケットがかっこいい。マーラーは曲が長いのに一枚で収まっているのがいい。途中でCDを変えなくててよいのでBGM的に聞けます。全部集中して聞くのは大変です。流して聞いてると所々にとってもきれいなメロディーや迫力ある場面にでくわします。へんてこりんな場面もあります。で、だんだんマーラーが好きになります。第2楽章(アンダンテ)をリピートして聞くのが好きです。このCDはダイナミックレンジが広いので小さい音にボリュームを合わせておくと盛り上がった時に大音響になってしまいます。でも小さい音の場面にくっきりと珍しい楽器の音が聞き取れるのでおもしろいです。机の両端にスピーカーをおいて内ぶりにするニアフィールドで聞くと低いボリュームでもOKです。ハンマーが近づいてきたら椅子を後ろに下げましょう。演奏は素晴らしいです。リスニングルームでおっきなスピーカーで聞いてみたいです。

51さい さん | 北海道 | 不明

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本盤におさめられたマーラーの交響曲第6番...

投稿日:2011/08/21 (日)

本盤におさめられたマーラーの交響曲第6番は、DVD作品を除けば、アバドによる3度目の録音ということになる。最初のものは、ウィーン交響楽団とのライヴ録音(1967年)であり、デビューしたばかりの若きアバドならではの渾身の大熱演であった。これに対して、2度目のものはシカゴ交響楽団とのスタジオ録音(1979〜1980年)であり、これはある意味ではアバドが最も輝いていた時期の演奏。持ち味である歌心溢れる豊かな歌謡性と強靭な気迫や生命力が融合した稀有の名演に仕上がっていたと言える。これに対して、本演奏は2004年のライヴ録音。これまでの2度にわたる演奏とは一線を画する円熟の名演に仕上がっていると言える。本演奏の最大の優位点は、演奏全体を支配する奥行きの深さである。アバドはベルリン・フィルの芸術監督を退任する少し前の2000年に大病を患うことになった。そして、アバドはその大病を見事に克服するのであるが、死と隣り合わせの苛烈な体験を経たことによって、アバドの芸風には、それまでの演奏にはなかった凄みと底知れぬ彫の深さが加わったと言えるのではないだろうか。ベルリン・フィルの芸術監督に就任して以降は、借りてきた猫のように大人しい演奏に終始していただけに、その変貌ぶりには驚くべきものがあったとも言える。したがって、本演奏には、これまでの2度にわたる演奏には存在しなかった楽曲の心眼に鋭く切り込んでいくような彫の深さが存在しているというのはある意味では当然であり、正にアバドによる円熟の名演と評価するのにいささかも躊躇するものではない。もっとも、トゥッティに向けて畳み掛けていくような気迫や強靭な迫力という意味においては、シカゴ交響楽団との2度目の録音と比較するといささか見劣りするとも言えなくもないが、むしろ、このように決して喚いたり叫んだりしない、そして奥行きの深い演奏の中にも持ち前の豊かな歌謡性をより一層際立たせたいい意味での剛柔バランスのとれた演奏こそが、アバドが目指す究極のマーラー演奏の理想像とも言えるのかもしれない。なお、アバドは、これまでの2度にわたる録音とは異なり、国際マーラー協会の見解に従って、第2楽章と第3楽章を入れ替えるバージョンで演奏しているが、これはいかにも新しいもの好きのアバドならではの解釈であると言える。ベルリン・フィルも、このような深みと凄みを増したアバドによる確かな統率の下、持ち得る実力を十二分に発揮した最高のパフォーマンスを示していると評価したい。録音については、数年前に発売されていたマルチチャンネル付きのSACDがベストの高音質である。当該SACD盤は現在でも入手可であり、可能であれば、当該SACD盤の入手をおすすめしたい。なお、最近では、シカゴ交響楽団とのスタジオ録音がSHM−CD化されるなど高音質化の動きがあるところであり、本盤についても可能であれば現在流行りのシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望んでおきたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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